法政大学「戦後80年を振り返る」5-8月
子育て・教育
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法政大学は、戦時中に「学徒出陣」で多くの学生を戦場へ送り出した歴史をもつ。この出来事は大学の歴史の中で深い傷跡として記憶されている。戦後、法政大学は「自由と進歩」の学風のもと、「戦争・平和・反核」というテーマに真摯に取り組んできた。敗戦で荒廃した社会に教育を届けるため、通信教育部の設置や「学徒出陣」の調査事業などを実施してきた。
同展示では、法政大学が戦争とどのように向き合ってきたのかを考える機会を提供する。展示内容には、戦時下の法政大学のようすや、焼け跡から学びの機会を提供するための通信教育部の開設、原爆被害を世に伝えるための法政大学出版局「ヒロシマ」の出版、わだつみ会と法政大学の関係、非核大学宣言と「法政平和大学」の取組み、阿利莫二総長の戦争体験、法政大学史委員会による「法政大学と出陣学徒」事業、学徒出陣経験者の証言などが含まれる。
実物資料展示としては、軍事教練の記録が残る卒業アルバム、「法政大学通信教育部報」、「法政平和大学」の講義録、戦没学生の遺族へ渡せなかった卒業証書などが展示される予定である。
また、2025年9月には、本展示内容の規模を拡大した「特別展示」の開催も予定されている。展示の詳細や会場の案内については、HOSEIミュージアムのWebサイトで確認できる。
◆法政大学と戦後80年―戦争と向き合い、平和を求める―
日時:2025年5月16日(金)~8月30日(土)10:00~17:00(最終入場16:30)
休館日:日曜日、月曜日、祝祭日
会場:HOSEIミュージアム ミュージアム・コア(東京都千代田区九段北3-3-5 法政大学九段北校舎1階)
参加費:無料
申込方法:不要
《風巻塔子》
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