お米の詐欺サイトに注意…チェックリストや相談窓口
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国民生活センターには4月ごろから、米の価格高騰に便乗した詐欺サイトに関する相談が複数寄せられているという。たとえば、20歳代の男性は、インターネット検索でヒットしたサイトで、国産米で1個あたり4,250円が割引価格で1,275円と記載された米10キロを2個購入し、クレジットカード決済した。注文完了メールが届かないため不安に思い、インターネットの口コミを探したところ、詐欺サイトと判明した。
また、50歳代の男性は、お米の通販サイトを見つけ、クレジットカード決済をしたが、確認メールが来なかった。不審に思い、キャンセルしようとしたがメールも電話も繋がらず、住所は無関係の店のものだったという。
お米の詐欺サイトを見分けるポイントは、「価格が通常より不自然に安い」「事業者の連絡先が明確に表記されていない」「検索すると無関係の事業者情報などの嘘の情報が記載されている」「問い合わせ電話番号が通じない」の4つ。
ネット注文の前には、必ず「会社概要」や「お問い合わせ」「特定商取引法に基づく表記」のページをよく確認し、事業者の名称、住所、電話番号などの連絡先をインターネット検索で調べるなどして、不審な表示がないかチェックする方法が有効だとしている。
万が一、トラブルに遭ってしまった場合には、クレジットカード会社への連絡とともに、最寄りの消費生活センターや、海外事業者とのオンライントラブル相談窓口「越境消費者センター(Cross-border Consumer center Japan:CCJ)」などに相談するよう呼び掛けている。消費者ホットライン「188(いやや!)」では、全国共通の3桁の電話番号で最寄りの消費生活センターなどを案内している。
《川端珠紀》