【高校受験2026】佐賀県立高の学科等改編、唐津青翔「eスポーツ学科」新設ほか
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唐津青翔高校の「eスポーツ学科」は20人を募集予定。佐賀県教育委員会によると、eスポーツを学ぶことができる学科の設置は、全日制公立高校で日本初だという。
唐津青翔高校は、2005年度に東松浦高校と唐津北高校(いずれも普通科)が統合してできた学校。2011年度には、生徒の興味・関心や多彩な進路希望に対応するため、「普通科」から「総合学科」に改編。豊かな自然環境を生かした交流機会の創出などを目的として、2023年度より地元・玄海町の協力を得ながら全国募集に取り組んでいる。
「eスポーツ学科」は、eスポーツの学びにより、プロゲーマーのみならず、ストリーマー、ゲームクリエイター、イベント運営など、デジタル技術を通じ、社会に新たな価値を生み出す実践的な人材の育成を目的とする。さらに、生徒の将来的な進路希望や系列ごとの目的を鑑み、現在の5系列(韓国文化系列/美術・デザイン系列/情報ビジネス系列/環境系列/生活福祉系列)を3系列(韓国文化系列/自然環境系列/生活福祉系列)に再編する。カリキュラムの見直しを行うことで、デジタル技術や地域資源などを活用した実践的・体験的な学びの提供を目指すという。
また、神埼高校は、普通科に「普通科こども教育進学コース」40人程度を新設する。1年次は共通のカリキュラムにより授業を行い、2年次からコースを選択する。
「こども教育進学コース」は幼稚園、保育園から大学までを有する神埼市の地の利を生かして、教育に関わるさまざまな立場の人々との交流や実践的な体験を行うことで、教育に携わる意欲に溢れた人材の育成を目的として設置。教育県佐賀を支える人材の育成を目指す、県内唯一の学校としての役割を担うほか、地元の高等教育機関との連携を図り、子供の教育・支援に関する専門的学問内容の基礎を学ぶことにより深い人間理解を目指し、将来の進路選択の一助とする。また新コースでの学びや経験を生かし、学校推薦型選抜や総合型選抜など多様な受験方法を利用した進路実現を目指すという。
《中川和佳》
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