「髪は顔の額」というように顔の印象を大きく左右するパーツです。なかには「髪はほぼ顔」という人もいます。
言い換えれば、若々しさを保つためには髪を老けさせないこと！
年だからと諦める必要はありません。ちゃんとケアをすれば老化スピードを遅らせることもできるし、健康的な髪に見せることもできるんです。
夏は湿気と紫外線により、肌だけでなく髪も一気に老けると言われていますから、今からのケアが必須！
そこで、美容編集・ライター歴25年の私が「老け髪」を回避するために使っているアイテムとケアのコツを紹介します。
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▶「頭皮の臭い」、大丈夫！？
もしかしてくさい!? 気になる頭皮の汗、臭い問題はクール系スプレーでリフレッシュ
〈左〉デミ コスメティクスのサマーバー クラッシュ ミント リフレッシャー クール10 〈右〉エステシモのセルサート リウェイク シャワー
ゆらぎ世代ということもあり、夏だけでなく通年、汗問題から逃れることはできません。
特に頭皮は髪の毛が密集しているので蒸れやすく、不快感が続きます。紫外線対策で帽子をかぶっているとさらにむれむれ。頭皮がかゆくなるし、もわっとしたイヤな臭いも気になります。
夏は帰宅したらすぐにシャワーを浴びますが、日中の不快感を一刻も早くなんとかしたいというときはスプレー式の頭皮用トリートメントを活用。
洗ったようにはいきませんが、ベタつきをおさえ、保湿成分で頭皮を整えてくれるので清潔感を保つことができます。スプレーしたときにひんやりするのも◎。
昨年から使っているのがエステシモのセルサート リウェクシャワー。爽快感のある炭酸スプレーなので、シャキッとします。スプレーした後、頭皮をこするようにしてなじませると汗でペタンとした髪も復活。
人と会う前にさっと髪の手直しができ、臭いもオフできるのでこの夏もバッグの中に入れておきたいマストアイテム。高さ14センチのコンパクトサイズだから、小さいバッグにも入りますよ。
セルサート リウェイクシャワーは、能登の震災の際に被災地に届けられ、長期間髪を洗えずにいた方たちに喜ばれたそうです。被災したときにまず必要なのは食べるもの、住む場所ですが、体を清潔に保つことも大切。この話を聞いたときから、私も防災バッグのなかに頭皮用スプレーも入れるようにしました。
酷暑を乗り切るために注目しているのが、デミ コスメティクスのサマーバー クラッシュミントリフレッシャークール10。
4月に発売されたばかりなので、お試しとして使ってみたところスプレーした瞬間に超ひんやり！ シュワシュワッとするので、とっても気持ちいいんです。頭皮だけでなく全身に使えて、肌のベタつきもサラサラに。
かなり強めのクール感なので、真夏日、猛暑日に外出するときに携帯したいと思っています。野外フェスに行く時も欠かせないアイテムになりそう。
▶悲愴感は「生え際の白髪」のせい
密着性の高いクレイの特性を生かしたホーム用白髪染め。短い毛や生え際もしっかり染まって色あせしにくい
ヘンケルのサイオス クレイクリーム
「老け髪」に見せるのは、なんといっても白髪。私も40歳手前からちらほら現れ、50歳を過ぎて、どんどん増えているように感じます。前髪あたりに密集しているため、2~3週間もすると目立つのが悩み。
紫外線が強くなってきている今、色あせしやすくなっているので通常よりも早く根元が気になり出しています。
「光老化」といわれますが、紫外線は肌や髪の老化をすすめるだけでなく、カラーにも影響を与え退色をすすめる原因に。日傘や帽子、UVスプレーで紫外線対策を忘れずにしましょう。
同時に、白髪をしっかりと染めることが大切！
とはいえサロンに行く時間がなかなかとれず、ついつい間隔があいてしまいます。しかも雨の日や酷暑のなかサロンに行くのはちょっと億劫になりますよね。でも、白髪は放っておけない！ そんなときはホーム用カラーの出番です。
カラートリートメントや泡タイプなど色々と試してきましたが、染まりが甘いと感じることも。
サロン染めとのつなぎですから、それでもいいかと思いつつ、せっかく手間をかけるならしっかり染まってほしいという思いも。
取材でセルフカラーをしている人に話を聞くと「うまく染まらない」「すぐに色が落ちてしまう」という悩みが多くあがります。
白髪染めは、気になる根元からたっぷりとカラー剤を塗ることがポイントになるのですが、セルフカラーの主流であるクリームや泡はテクスチャーがやわらかいため、髪をつたって流れてしまいがち。染めたい部分にカラー剤が留まってくれないのが問題点でした。
その問題を解決してくれるのが、サイオスのクレイクリーム。ピタッと密着してくれる天然クレイを使った白髪染めです。一時期、肌でもクレイパックが流行りましたが、あの密着性を生かしたもの。
これまでのクリームよりもかためでもったりしているテクスチャーなので、塗って時間がたっても流れていくことがありませんし、生え際や分け目の短い髪もおさえ込んでくれます。サロンでカラーをしたときにラップで頭をくるみますが、クレイクリームの表面が乾くとより密着度が高まりラップをしているようになるのも特徴。
そのおかげでカラー剤の浸透がよくなり、髪の芯まで深く染まるんです。しっかりと染まるから色持ちもよく、1カ月たってもつややかな色のまま。良質なオイルも入っているため、カラーした後に髪がパサつく心配もなし！
私は根元の数センチだけ染めたいのですが、クレイクリームはかためのテクスチャーなので液だれせず染めたいところをピンポイントで狙えるのがお気に入り。かためといってもオイル成分が入っているので、塗りにくいことはありません。染めたい部分とサロンで染めた髪との境目もうまくぼかすことができますよ。
▶美容ライターや白髪のスペシャリストが絶賛する「白髪染め」はコチラ
▶白髪染めの「色もち」アップに！
白髪染め後のケアも怠らない。髪を強化し色持ちをよくする洗い流さないトリートメントを取り入れて
ヘンケルのファイバープレックス ボンド ミルク
髪を染める過程でキューティクルを広げているため、染めた後の髪はダメージを受けやすくなっています。
髪をゴシゴシ洗う、タオルでガシガシ拭く、高温のアイロンをあてるなど摩擦や熱は特にダメージが大きく、髪が傷むだけでなく色落ちの原因に。色素が定着する約1週間はいつも以上に髪への負担を少なくすることを意識しています。
せっかくきれいに染めた髪ですから、長く楽しみたいですよね。そのためには、カラーに特化した髪を保護するアウトバストリートメントもぜひ使ってほしいもの。
私が最近使い始めたのは、ファイバープレックス ボンドミルクです。
ブリーチ毛のために開発されたファイバープレックス。ブリーチをしていなくてもヘアカラーをしてパサつきやごわつきが気になる人にもおすすめと聞き、取り入れるように。
3年前にオイルが登場しましたが、私の髪質だとオイルは重く仕上がってしまうので、この春新発売となったミルクタイプをセレクト。みずみずしいミルクでするっとなじみます。
独自の毛髪強化システム「ファイバーボンドテクノロジー」が、ドライヤーやアイロンなど毎日のルーティンの中でダメージを補修し、髪の強度を高めてくれるからなめらかな質感に。1カ月半に1回、サロンでトリートメントをしていますが、加齢のせいか髪がパサついて広がりやすくなっていたので、するんとまとまるのがうれしい！ 日中の湿気によるぼわっとした広がりも気になりません。
ハイトーンカラーを楽しむために誕生したシリーズだけあって、使い始めてからカラー後の髪のコンディションがよくなりました。染めてから色落ちが気になる間隔も長くなったよう。
髪質は遺伝によるものが大きいのですが、コツコツとお手入れすることが健やかな髪を育みます。湿気や紫外線で頭皮環境がゆらいでしまうこれからの季節は、特に力を入れてケアをしたいもの。便利なアイテムを味方につけて、老け髪を回避しましょう！
