体操着に肌着NGなど…小中学生の79%が校則に違和感
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この調査では、小中学生を中心に1,749人から回答を得た。アンケート実施期間は、2025年4月1日~4月28日。
学校におかしいと思う決まりや校則があるかを尋ねたところ、小学生77.3%と中学生81.7%、全体の79.1%が「ある」と回答した。どのような決まり化聞いたところ、小学生では「文房具について」、中学生では「髪の毛について」もっとも多くあげられた。
髪の毛に関する決まりでは、小学生では「髪を染めることの禁止」がトップで、中学生では「肩に髪がついたら結ぶ」がもっとも多く、僅差で「ゴムの色の指定」が2位となった。
服装に関しては、小中学生ともに「靴下の色や長さの指定」がもっとも多くあげられた。下着については、小学生の80%が「体操着の下に肌着を着てはいけない」ことをおかしいと思っており、中学生では「色の指定」が84.8%でもっとも多かった。
持ち物に関する決まりでは、「キーホルダーの制限」が最多で、ついで「ケータイ・スマホの制限」があげられた。文房具については、「匂いのある文房具の制限」や「キャラクターの文房具の禁止」が上位にランクインした。
校則を守らない場合のペナルティーとしては、「生徒指導を受ける」や「親に連絡される」が多く、禁止されているものを持ってきた場合は没収されたり捨てられたりしたという子供もいた。反省文を書かされるなどのペナルティーもあるという声があった。
校則が原因で困った経験としては、「人前で下着をチェックされて恥ずかしい思いをした」や「スマホが使えず家族に必要な連絡が取れなかった」という声があった。没収されたものを捨てられたという人も多いようだ。また、先生によって校則違反への対応が違うことに不満を抱いている子供もいた。
《吹野准》
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