さんきゅう倉田です。
日本大学の附属高校から日本大学理工学部建築学科へ進学し、東京国税局に入って内部事務や法人税の税務調査をやって、2年と1ヶ月で退職し、NSCを経て芸人になりました。芸歴16年。
勉強が好きだ。
知的好奇心を満たしたいという欲求が常に自分を包んでいる。
自分には子供の頃から知的好奇心があっただろうか。
思い返すと、決してそんなことはなく凡庸な児童・生徒であった。
しかし、東大に入る学生たちは、概ね子供の頃から賢い。
彼らがどのような子供だったのか、いつ自分が賢いと気づいたのか。ぼくの興味は尽きない。
だから、「子供の頃、いつ自分が賢いって気づいた?」と聞いている。
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▶私立中に進学してからの成績は?
テストで点が取れなかった男。駒場東邦中学校に進学
中学に入ってから学内テストがあった。そこでは10位。
3年間でそこから順位を伸ばした。
また運動部に入り、週に4回活動した。部活は高二の秋まで続け、勉強と両立させた。
中学一年から模試をたくさん受けていた。高一で初めて理三A判定を取ると、合格が見えてくる。
しかし、駒場東邦高校では常に3番手だった。1位と2位はBにとっても、学校のみんなにとってもカリスマだ。3位でも十分すごい。
駒場東邦は理系が強く、上位は全員理系。文系の1位は総合では15位だった。
▶東大受験日に待ち受けた壁
東大受験当日の様子。高熱でも東大理三に合格した
Bは受験の2日前から風邪で体調を著しく崩してしまった。
前日は勉強ができないほどだった。当日も高熱を抱えながら問題を解き、合格した。
大学でも運動部に入っている。頻繁に怪我をしているがいつも元気そうだ。不調に強い心と身体を持っているのかもしれない。
普段の様子からは分からないが、Bは著しく賢い。世間が思うようなステレオタイプ的な東大生像には当てはまらないので、彼が東大生だと推測する人はいないだろう。
しかし、共通テストの数学の問題を30分ほどで解いてしまう。
そういう話を聞くと、やはり「理三だな」と思う。
40歳のぼくも20歳の彼から日々学んでいる。
■編集部より
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