【大学受験2026】河合塾、入試難易予想ランキング表6月版…方式別ランク
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「入試難易予想ランキング表」は、河合塾が予想する各大学の入試難易度（ボーダーライン）を、学部学科ランクと方式別ランクの2パターンでまとめたもの。学部系統別・大学所在地区別に掲載している。ボーダーラインとは、合否の可能性が50％で分かれるラインを意味する。この記事では、一般選抜が実施される日程・方式別に予想した入試難易度の方式別ランクから、ボーダーラインをみていく。
大学入学共通テストを利用する日程・方式については、ボーダーラインをボーダー得点（率）として設定しており、前年度の共通テスト本試験をもとに算出している。国公立大2次試験や私立大一般方式の独自試験は、全統模試における偏差値帯（ボーダー偏差値）で設定。また、共通テストと大学独自の学科試験の両方を課す日程・方式は、共通テスト得点（率）および偏差値帯の2つの入試難易度を掲載している。
国公立大学について、共通テストの得点率（前期日程）をボーダーラインでみていくと、文・人文学系は、東京（文科三類）と京都（文-人文／教育-教育科学・文系／教育-教育科学・理系）が87％で最難関。社会・国際学系は、横浜市立（国際教養-国際教養・B方式）が87％。法・政治学系は、東京（文科一類）が89％。経済・経営・商学系は、東京（文科二類）と京都（経済-経済経営・理系）が88％。
教育（教員養成課程）では、金沢（文系一括）が79％、東日本では東京学芸（教育-中等-社会）が77％で最難関。教育（総合科学課程）では広島（教育-科学-社会認識教育学）77％が最難関、ついで大阪教育（教育-グローバル教育-国際協働英語）と、東日本の東京学芸（教育-教育-カウンセリング）74％が続く。
理学系、工学系、農学系は東京（理科一類）が90％、医・歯・薬・保健学系では、東京（理科三類）が93％で最難関。生活科学系は、お茶の水女子（生活科学-食物栄養）が79％、芸術・スポーツ科学系は、東京芸術（美術-芸術）が89％。総合・環境・情報・人間学系は、京都（総合人間-総合人間・文系）が89％で最難関。ついで京都（総合人間-総合人間・理系）が88％、東日本では一橋（ソーシャル-ソーシャル・データサイエンス）87％がもっとも高かった。
私立大学について、偏差値をボーダーラインでみていくと、文・人文学系は、早稲田（国際教養-国際教養・テ併用）が70.0。社会・国際学系は、早稲田（国際教養-国際教養・テ併用／社会科学-社会科学・テ併用総合／社会科学-社会科学・テ併用数学）と、関西学院（国際-国際・全学部1科目）が70.0。法・政治学系は、慶應義塾（法-法律）と国際基督教（教養-アーツサイエンス・人文／教養-アーツサイエンス・日英）、明治（政治経済-政治・全学部）、早稲田（法-一般／政治経済-政治・テ併用／政治経済-国際政経・テ併用）が67.5、経済・経営・商学系は、早稲田（政治経済-経済・テ併用）が70.0で最難関。
理学系は、国際基督教（教養-アーツサイエンス・人文／教養-アーツサイエンス・日英）と早稲田（基幹理工-学系3／先進理工-物理／先進理工-生命医科学）が67.5。工学系は、早稲田（基幹理工-学系3／先進理工-生命医科学）が67.5。農学系は、日本（生物資源-獣医・N1期）と日本獣医生命科学（獣医-獣医・IB）、明治（農-農・全学部3／農-農・全学部英／農-農芸化学・全学部3／農-農芸化学・全学部英／農-生命科学・全学部3／農-生命科学・全学部英／農-食料環境・全学部英）、麻布（獣医-獣医・I期E）が62.5でそれぞれ最難関。
医・歯・薬・保健学系は、慶應義塾（医-医／医-医・栃木県地域枠）が72.5。生活科学系は、日本女子（食科学-栄養・個別2／食科学-栄養・個別3／食科学-栄養・英語外部）が60.0。芸術・スポーツ科学系は、青山学院（文-比較芸術・全学部）と立教（現代心理-映像身体）が60.0。総合・環境・情報・人間学系は、慶應義塾（総合政策-総合政策／環境情報-環境情報）70.0が最難関となっている。
掲載しているボーダーラインは、2025年6月現在の予想。前年度入試の結果と今年度の全統模試の志望動向を参考にしたもので、今後の模試の志望動向などにより変更となる可能性がある。
「入試難易予想ランキング表」方式別ランク表は、河合塾Kei-Netで見ることができる。
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《木村 薫》
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