ひろゆき氏が「教科書に載せた方が良い」と言った、英語難民の作った学習本
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本書は、著者のマーク氏がXに投稿していた英単語やフレーズをピクトグラムで図解した内容を1冊にまとめたもの。Xでは1年で98万いいね!を集めるなど人気を博していた。特に時制の違いを解説したピクトグラムは、実業家のひろゆき氏に「これ、英語の教科書に載せた方が良い」とリポストされ、大きな反響を呼んだ。
近年、イラストで解説する英語学習本は数多く出版されているが、1冊まるまるピクトグラムで解説する本は珍しく、これまでにない英語本として多くの人に受け入れられている。ピクトグラムはイラストよりも情報量が少ないため、小学生でも"見てわかる"というわかりやすさが、本書の最大の特徴となっている。
本書の購買層は男性1:女性2で、ボリュームゾーンは40~50代。SNSやAmazonレビューでは「学生の頃この本に出会えてたら、間違いなく英語を好きになってた」「子供と一緒に学べるから嬉しい」「学生時代に覚えるのに苦労した時制も、この本の解説ですんなり理解することができました」などの感想が寄せられている。書店からも「シュールだけどクセになる面白さ」「これなら、やる気も続きそう」といった声があがっている。
著者のマーク氏は、もともと英語が苦手でTOEICのスコアも280点という"英語難民"だったが、中学英語から学び直したところ英語学習の面白さに目覚め、TOEICで940点を取るまでに成長。Xでのピクトグラムを使った英語解説が話題となり、現在はフォロワー6.6万人を抱えるオンライン英語コーチとして活動している。
近年、英語学習本のヒットが目立っており、Amazonランキングでは100位中に英語本が15冊前後ランクインするほど英語本のニーズが高まっている。1ジャンルの本が15%を占めるのは、他のジャンルには見られない異例の状況だ。
《中野坂理恵》
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