未来館「ツカレからの脱出～疲れとやすみのサイエンス」7/16-9/15

　日本科学未来館は2025年7月16日から9月15日の期間、特別企画「ツカレからの脱出～疲れとやすみのサイエンス」を開催する。疲労のメカニズムを知り、自分にあった回復のヒントを見つける体験型イベント。参加費は無料。

　同企画は、研究開発の「いま」を見せるシリーズ「Mirai can NOW（ミライキャンナウ）」の第10弾として開催する。会場では初めに、「疲労」と「疲労感」がどのように発生するのか、そのメカニズムや測定方法を詳しく解説。疲れを感じたときの体の状態を学ぶことができる。

　展示の後半は、自分にあった休み方を探る体験ゾーン。都会でも本物の自然空間にいるような感覚を味わえる「デジタル森林浴　uralaa（うらら）」では、大型マルチスクリーンや音響、香りなどを駆使し、屋内で自然に包まれる体験を再現する。この体験では、実際に森林浴をしたときと近い水準の生理・心理的な改善効果が得られるという。

　睡眠状態やストレス値、心拍数などの生体データを記録し、それぞれにあった最適な睡眠環境を提供する「ZZZN SLEEP APPAREL SYSTEM」では、音楽や照明、睡眠環境や体調に応じたモード変更により場所を問わず、眠りたい時に眠ることができる新しい「分眠 / 仮眠体験」を体験できるとしている。

　さらに、独特な動きと音により、自然と深呼吸を促すデバイス「深呼吸誘発デバイス　シンコキュウ」、しっぽのついたクッション型セラピーロボット「Qoobo（クーボ）」などが体験できるほか、休養に関するさまざまな展示が予定されている。

◆特別企画「ツカレからの脱出～疲れとやすみのサイエンス」
会期：2025年7月16日（水）～9月15日（月・祝）
※9月2日（火）、9月9日（火）は休館
会場：日本科学未来館 1階シンボルゾーン
参加費：無料