矢吹奈子、坂本昌行と稽古中の"行動一致"「ちょうど同じこと考えてて…」初歌合わせで見せた抜群コンビネーション【「ブラック・ジャック」インタビュー後編】
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【写真】矢吹奈子、雰囲気ガラリなピノコビジュアル
◆ミュージカル「ブラック・ジャック」
1973年に「週刊少年チャンピオン」で連載開始し、50年以上を経ても根強い人気を誇る本作。「命の価値」「再生」をテーマに、生演奏でのミュージカル作品として、栗山民也氏の演出で、6月28日・IMM THEATER(東京)を皮切りに全国6都市で上演する。
矢吹が演じるのは、双子の姉の腹の中で18年間生き続けていた畸形嚢腫(きけいのうしゅ)でブラック・ジャックに摘出され人の姿となった女の子・ピノコ。おかっぱ頭と4つのリボンがトレードマークの愛らしい外見や「アッチョンブリケ」といった独自の言葉を話す姿が、癒しを与える存在として長く愛されてきた。
◆矢吹奈子、坂本昌行とは「息がぴったり」
― 共演者の方とのエピソードを教えてください。
矢吹:皆さん本当に迫力がすごくて、稽古場なのに本番を見ている感覚になります。清さん(今井清隆)が稽古前に発声をされているんですけど、「あ~」って言っているだけでもすごい響いて、こそこそ話とか絶対できないと思うくらいダイナミックで、こんな風になりたいと思いながら見ていました。また、歌詞に入っている部分がセリフに変更になって練習していた時に大空ゆうひさんから「こういう感じでポーズをとったらいいんじゃない?」とアドバイスをいただきました!
― 共演シーンの多い坂本さんの印象はいかがですか?
矢吹:私が出ていないシーンで、ブラック・ジャックが3曲続けて歌唱する場面があり、毎回感動します。ブラック・ジャックの気持ちがぐっと込められていることもあって、響きます。
― 一緒に演じてみていかがでしたか。
矢吹:歌は最初に合わせた時から、息がぴったり合っている感覚がありました。歌唱指導の方からは、「グループをやっていた2人だからなのか、お互いを探り合いながらやっている感じがしてよかった」と言っていただきました!この間は、通しで稽古している時に「確認したいから坂本さんのところへ行こう」と思って、コップを持って坂本さんの方に行ったら、ちょうど同じこと考えていたみたいでばったり会いました!
― ナイスコンビネーションですね!ほかに印象的な出来事はありますか?
矢吹:坂本さんと一緒にやる楽曲で踊る部分があるのですが、役柄に合わせて全てを坂本さん任せにしている部分があります。タイミングなど不安な部分もありますが、この曲に関しては私が早くついちゃったとしても、坂本さんが引っ張ってくれたらハマるようになっているので、とても安心します(笑)。
― 先日、お誕生日を迎えたとのことですが、現場でのオフショットも素敵でした。
矢吹:そうなんです!ちょうど誕生日で、皆さんにバンドの生演奏と生歌でお祝いしていただいて。本当にきれいな歌声で感動しました。
◆矢吹奈子の「夢を叶える秘訣」
― 今回、ミュージカル出演という新たな夢を叶えた矢吹さんの「夢を叶える秘訣」を教えてください。以前のインタビューでは、「毎日目標に向かって何かすること」とお話されていました。
矢吹:これまでと変わらず、自分の夢や目標を声に出して、有言実行することは大切だと思います!
― 現在の夢はありますか?
矢吹:今年はミュージカルにも挑戦させていただくので、「いろんなことに挑戦したい」というのが今の気持ちです。24歳になって最初に挑戦するのがこのミュージカルなので、まずは無事にやり遂げることが、今の1番の目標です。
◆矢吹奈子「生きていることって当たり前じゃない」伝えたいこととは
― 今回の作品を通じて伝えたいことがありましたら教えてください。
矢吹:「生死」が題材になっているので、ブラック・ジャック先生のおかげで生きているという背景があるからこそ、ピノコは生きていることがありがたいと思っているし、“生きる楽しさ”を持っている子なので、そういった気持ちを今回ブラック・ジャックの患者となる真理子さん(大空ゆうひ)にも伝えていますし、見ている方も改めて「生きていることって当たり前じゃないんだな」と感じると思います。作品を通じて生きている楽しさを伝えていきたいです。
― 最後に舞台を楽しみにしているお客さんにメッセージをお願いします。
矢吹:私にとっては初めてのミュージカルなので、開幕まで本当にドキドキしています。でも、いざ始まったらセリフを意識するというより、ピノコとして生きられるように頑張りたいなと思います。観に来てくださる方にとっても、この作品が「生きること」について改めて考える時間になったらうれしいです。何かひとつでも心に残るものを持ち帰っていただけたらと思います。
― 素敵なお話ありがとうございました!
(modelpress編集部)
◆矢吹奈子(やぶき・なこ)プロフィール
2001年6月18日生まれ、東京都出身。2013年にHKT48の3期生として加入。2018年に韓国のオーディション番組「PRODUCE48」に出演し、グローバルガールズグループ・IZ*ONEとして、2021年4月まで活動。HKT48への復帰を経て、2023年4月にグループを卒業した。俳優としても活躍しており、東海テレビ・フジテレビ系「顔だけ先生」(2021年)、ABCテレビ系ドラマ「18歳、新妻、不倫します。」(2023年)、TBS系ドラマ「恋愛のすゝめ」(2023年)、ABCテレビ・テレビ朝日系ドラマ「素晴らしき哉、先生!」(2024年)、TBS系日曜劇場「御上先生」(2025年)、映画「君がトクベツ」(2025年)などに出演。俳優業のほか、バラエティ番組やラジオパーソナリティとしても幅広く活躍中だ。
◆ミュージカル「ブラック・ジャック」公演概要
<東京公演>
期間:2025年6月28日(土)~7月13日(日)
会場:IMM THEATER
<新潟公演>
期間:2025年7月18日(金)
会場:新潟テルサ
<名古屋公演>
期間:2025年7月21日(月・祝)
会場:COMTEC PORTBASE
<浜松公演>
期間:2025年7月23日(水)
会場:アクトシティ浜松 大ホール
<札幌公演>
期間:2025年7月26日(土)
会場:カナモトホール(札幌市民ホール)
<兵庫公演>
期間:2025年7月31日(木)〜8月2日(土)
会場:兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホール
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《モデルプレス》