MCの藤本美貴と横澤夏子がママの本音を語り合い、育児や家事、夫に対する日頃のストレスを発散する“ママ特化型バラエティ”『夫が寝たあとに』（テレビ朝日系）。2人の飾らないトークが好評を博しており、6月22日にはスペシャル版も放送されるなど、人気番組として注目を集めている。そこで本記事では、同番組の内容を紹介しながら、多くの視聴者から支持される理由を考察したい。
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2023年に放送がスタートした『夫が寝たあとに』は、共に3児の母である藤本と横澤がMCを務める、“全てのママに寄り添う”をコンセプトにしたママ応援バラエティ。深夜に夫が寝静まった後という設定のもと、ダイニングを模したセットで2人がトークを繰り広げるといった内容で、子育てや家事に対する赤裸々な発言が、「共感しかない」「面白すぎるし勉強になる」と視聴者から好評を博しているほか、民放公式テレビ配信サービス『TVer』のバラエティランキングでもたびたび1位を獲得。主婦層を中心に高い人気を集めている。
そんな同番組の魅力と言えば、やはり普段から子育てに奮闘している藤本と横澤によるリアルな育児トークの数々だろう。今年4月には赤ちゃんの母乳育児に関する特集が行われ、藤本が、「（子供によって）口の開け方も違うし、飲み癖も違うし。全然口に入らないじゃん！みたいなさ」と、3人の子供を育てる中で母乳を飲ませることに苦労した経験を明かしたほか、横澤と“生まれたばかりの頃は子供の性格が掴めない”という子育てあるあるトークで盛り上がる場面も。5月には藤本と横澤が実際に作った子供用の弁当を披露する企画も行われ、こうした共感度の高い内容が、1日の家事や育児を終えて一息ついた母親たちの癒しとなっているのではないだろうか。
また、同番組には男性ゲストが登場することもあり、6月22日に放送されたスペシャル版では、現在第5子妊娠中の辻希美の夫・杉浦太陽と、1歳の男の子を育てる霜降り明星・せいやが出演し、父親目線の育児トークを展開。杉浦は“妻を後回しにしないことが鉄則、妻に頼られる存在でないといけない”と家庭での自身の役割について語り、せいやは子供とお風呂に入った後オムツを履かせるのに苦労する新米パパとしての奮闘を振り返るなど、それぞれが父親としてのリアルな日常を明かした。父親側の悩みや努力にもスポットが当たった内容に、SNSでは、「共感する事いっぱいだったし頑張れーって気持ちに」「うちの旦那にも聞かせたい！」などの好意的な反応も多く見受けられ、ママ・パパ双方の立場から子育てを考える良いきっかけの回となったようだ。
スペシャル版も好評を博し、人気番組としてますます知名度を上げている『夫が寝たあとに』。実際に育児や家事に奮闘している藤本と横澤がそのリアルな姿を赤裸々に発信することが、同じ苦労を抱えた主婦層からの高い支持に繋がっているのではないだろうか。進化を続ける番組の今後の展開にも、ぜひ注目していきたい。
