【大学受験】年内入試入学率53.4%、「進路選択に納得」9割越
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高校生の進路選択に関する調査(進学センサス2025)は、高校生の進路選択プロセス(行動・意識)の現状を把握するために2025年3月1日~4月1日、インターネットで実施。調査対象は、2025年3月に高校を卒業した全国の男女22万9,999人。
調査によると、第1志望校への進学者は68.5%で、2022年の前回調査からほぼ横ばい。「年内入試」(総合型・学校推薦型選抜)合格での進学者は53.4%と過半数にのぼり、「年明け入試」(一般選抜・共通テスト利用入試)を9.2ポイント上回った。自身の進路選択に納得しているかを尋ねた設問では、合計で87.2%が「そう思う」と回答。特に「年内入試」利用者では91.9%が納得していると回答した。
一方、1人あたりの出願校数は減少が続き、2022年から0.3校減。興味関心校数も1.02件減少し、資料請求は平均0.68校となった。オープンキャンパス参加率は、コロナ禍の影響が残っていた「高校1年」時点では、2019年・2022年より低めだったが、「高校2年」では65.5%、「高校3年」では73.5%が参加。参加校数も3.71件と、ほぼ2019年の水準に戻った。4月から進学する大学のオープンキャンパス参加時の入学意向を見ると、「いくつかの候補の1つだった」が2回連続で増加傾向となった。
進学先検討時の重視項目は、1位(前回1位)が「学びたい学部・学科・コースがあること(67.3%)」。2位(前回4位)「自分の興味や可能性が広げられること(31.5%)」、3位(前回2位)「教育方針・カリキュラムが魅力的であること(28.6%)」。
進路選択について満足している点は、1位「自分の興味や得意分野にあった進路を選んだ(72.8%)」、2位「将来のキャリアや目標に繋がる進路を選んだ(41.2%)」、3位「自分にあった入試・出願方法を選んだ(28.6%)」。一方、検討時には「将来やりたいことがわからない」「自分の興味や適性がわからない」が性別や入試方法に関わらず3割前後と多かった。
《川端珠紀》
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