“デビュー34年”スピッツ、楽曲が初の映画化「楓」から生まれたラブストーリー公開決定 | NewsCafe

“デビュー34年”スピッツ、楽曲が初の映画化「楓」から生まれたラブストーリー公開決定

芸能 モデルプレス/ent/movie
「楓」ビジュアル(C)2025 映画「楓」製作委員会
「楓」ビジュアル(C)2025 映画「楓」製作委員会 全 1 枚 拡大写真
【モデルプレス=2025/07/17】バンド・スピッツによる楽曲「楓(かえで)」を原案に、行定勲監督・高橋泉(※「高」は正式には「はしごだか」)脚本のもと映画化決定。ラブストーリー映画「楓」として、12月19日に全国公開されることがわかった。

【写真】人気アーティスト、楽曲が初の映画化決定

◆スピッツ、デビュー34年で楽曲が初の映画化

これまで数々の名曲を生み出し、時代を超えて愛される国民的バンド・スピッツの楽曲がデビュー34年にして、初の映画化。スピッツと言えば、近年、ドラマ「silent」での劇中歌起用や劇場版「名探偵コナン 黒鉄の魚影(サブマリン)」の主題歌でも話題となり、若い世代からも注目されている。

今回映画化されるのは、98年にリリースされた8thアルバム「フェイクファー」の収録曲で、同年にアルバムからシングルカットされた「楓」。「さよなら 君の声を抱いて歩いていく」この印象的なサビの歌詞を聞けば、大切な人との別れや忘れられない想いに共感し、励まされた人も多い。スピッツのボーカルで作詞・作曲も担当する草野マサムネが綴る切なくもいとおしい歌詞と唯一無二のその歌声が生んだこの曲は、松任谷由実、上白石萌歌、Crystal Kay、Uruなど数えきれないほど多くのアーティストにカバーされ、27年が経った現在も幅広い年代に愛され、今なお我々に寄り添う名曲として歌い継がれている。

世代を超えて愛される「楓」は、大切な人との別れと、その思い出を胸に前に進もうとする、美しくもはかない、そして切なくも希望を感じる歌だ。その心を揺さぶるメロディと、様々な解釈をもたらす歌詞は、多くの人の心を掴んで離さない。本作を企画した井手プロデューサーもその1人で、「スピッツの『楓』は、決して色褪せることなく、多くの人に長く愛され続けている名曲です。私にとっても、人生を通して聴き続けてきた曲といっても過言ではありません。年を重ね、別れを経験するたびに、いつも自分を未来へと導いてくれました」と、この曲に対して特別な想いを抱く。

◆行定勲監督×高橋泉脚本

「楓」の花言葉でもある、“大切な思い出”や“美しい変化”、そして“遠慮”がキーワードとなる本作。物語の主人公は、人生のなかで大切な人を失った2人の男女。誰もが自分の物語として共感できる、出逢いと別れ、愛と悲しみ、胸に刻まれた忘れられない過去とそれでも続いていく現在。移り変わる時間とともにそれでも前へ進もうとする2人の姿を美しい季節の移り変わりを通して描き、今を生きる私たちに希望を与える。

監督を務めるのは「世界の中心で、愛をさけぶ」「ナラタージュ」「劇場」の行定氏。100万人が涙を流し「生涯の1本」とも言われる名作・“セカチュー”から約20年。再び時代を代表するラブストーリーに挑む。行定氏自身も、「『世界の中心で、愛をさけぶ』は、失った人を心に、再び歩き出すことを決意したラストだった。それから20年後に、スピッツの名曲にインスパイアされた再生の物語に携わるという巡り合わせに胸を熱くしている」と、本作に懸ける想いを語っている。

脚本は「ソラニン」「東京リベンジャーズ」の高橋氏。長く愛される楽曲原案のオリジナルストーリーということで、高いハードルはあったが、色褪せないメロディと歌詞が紡ぐはかなく美しい「楓」の世界観を、見事に物語として作り上げる。

◆映画化「楓」ニュージーランドで撮影・ビジュアル公開

解禁された映像とビジュアルに映る壮大な青い空が広がる景色は、ニュージーランドで撮影されたもの。緑豊かな山々、湖、星空など、自然の美しさが魅力のニュージーランドでのロケーションが、本作を彩る。

さらに、赤く色づいた「楓」の葉と、夕暮れの日の光が差し込むニュージーランドの空も、物語の始まりを予感させる。映像では、車のラジオから流れる音楽や路地裏の階段、学校の屋上、といった日常の風景も映し出される。これから始まる登場人物たちの日常や、大切な思い出、未来への歩みとともに描かれる、壮大なラブストーリーを思わせる。(modelpress編集部)

◆行定勲監督コメント

この映画は喪失から立ち直れない人々を描く物語です。人間の美しさだけでなく愚かさや身勝手さが露呈するのが恋愛だ。だから、ひとりでは生きていけない弱さや狡さがそこに介在する。楓の花言葉には、「調和」「美しい変化」「大切な思い出」「遠慮」とあります。私は「遠慮」をこの物語の核にして恋愛を描きたいと思いました。人の為に自分の気持ちを遠慮させて相手のことを想う男。その想いに気付きながらも、失くした最愛の人のことを想い続ける女。20年前に「世界の中心で、愛をさけぶ」を作った。あの映画は失った人を心に、再び歩き出すことを決意したラストだった。それから20年後に、スピッツの名曲にインスパイアされた再生の物語に携わるという巡り合わせに胸を熱くしている。

◆井手陽子プロデューサーコメント

スピッツの「楓」は、決して色褪せることなく、多くの人に長く愛され続けている名曲です。私にとっても、人生を通して聴き続けてきた曲といっても過言ではありません。年を重ね、別れを経験するたびに、いつも自分を未来へと導いてくれました。 “楓”の花言葉には、「調和」「美しい変化」「大切な思い出」「遠慮」の意味があります。人生には、多くの別れがあり、喪失は誰もが経験するでしょう。その悲しみは、すぐに癒えることはない。それでも、季節は変わらず巡っていく。流れる時間の中で、様々な感情が複雑に交差する。忘れられない、忘れたくない想い。新たに生まれる想い。純粋すぎるがゆえ、ときに残酷な想いを抱え、人はどう生きていくのか。大切な思い出を胸に、美しく変化する男女の想いを描けたらと思いました。「楓」から生まれたこの映画が、誰かの人生に寄り添い、未来への希望となることを願います。

【Not Sponsored 記事】

《モデルプレス》

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