知られざる生態に迫る「毒の館へようこそ」アクア・トト ぎふ企画展
子育て・教育
リセマム/教育イベント/小学生

展示される生物には、外敵に襲われると体表から毒液を噴き出すファイヤーサラマンダーや、皮膚から乳状の毒液を出すジュウジメドクアマガエル、牙から神経毒を注入するアメリカドクトカゲなどが含まれる。これらの陸生の毒生物は、漫画形式でその特性が紹介されている。
また、海にすむ毒生物としては、刺胞毒が強いアカクラゲや、背ビレに毒棘があるハオコゼ、体内に毒を蓄積するアオブダイなどが展示されている。
さらに、身近な毒生物として、農作業中にかまれる事例があるニホンマムシや、口の奥に毒牙を持つヤマカガシ、海外からの輸入品に混入して日本に侵入したと考えられるセアカゴケグモの標本も展示されている。これにより、日常生活に潜む毒生物の危険性についても学ぶことができる。
この企画展は、館内1階の特別企画展示スペースで行われており、入館料のみで観覧できる。展示は28種約120点(うち、標本10種15点)におよび、多様な毒生物の世界を体験できる。
◆企画展「毒の館へようこそ~博士と学ぶ毒生物~」
日程:2025年7月19日(土)~12月7日(日)
会場:世界淡水魚園水族館アクア・トトぎふ館内1階 特別企画展示スペース(岐阜県各務原市川島笠田町1453)
参加費:入館料のみ
《吹野准》