清水尋也、小芝風花と「お互いアイデアを出しながら」和気あいあいの撮影裏話 内科医・鹿山の演技を「難しい」と感じた理由【「19番目のカルテ」インタビュー前編】 | NewsCafe

清水尋也、小芝風花と「お互いアイデアを出しながら」和気あいあいの撮影裏話 内科医・鹿山の演技を「難しい」と感じた理由【「19番目のカルテ」インタビュー前編】

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清水尋也「19番目のカルテ」(C)TBSスパークル/TBS(撮影:加藤春日)
清水尋也「19番目のカルテ」(C)TBSスパークル/TBS(撮影:加藤春日) 全 1 枚 拡大写真
【モデルプレス=2025/08/10】TBS系日曜劇場「19番目のカルテ」(毎週日曜よる9時~)にて、3年目の内科専攻医・鹿山慶太を演じる俳優・清水尋也(しみず・ひろや/26)にインタビュー。前編では、共演している女優・小芝風花と交わした会話、今作の印象や注目してほしいポイントについて語ってもらった。

【写真】「19番目のカルテ」清水尋也&松本潤の対峙シーン

◆松本潤主演「19番目のカルテ」

本作は、富士屋カツヒトによる連載漫画「19番目のカルテ 徳重晃の問診」(ゼノンコミックス/コアミックス)を原作に、「コウノドリ」シリーズ(同局系)の坪田文氏が脚本を手掛ける。病気を診るだけでなく、心や生活背景をもとに患者にとっての最善を見つけ出し、生き方そのものに手を差し伸べる19番目の新領域・総合診療医を描く新しいヒューマン医療エンターテインメントだ。

清水は、松本潤演じる徳重晃と同じ病院で働く内科専攻医・鹿山を熱演。「考えても答えが出ないことを考えるのは無駄」と達観しており、同期の滝野(小芝風花)の実直さに呆れる姿を見せる。

◆清水尋也、今作の印象とは?「温度を感じるお話」

― まず、今作への印象を教えてください。

清水:医療を題材にしたドラマに出演することが初めてで、期待と緊張をいろいろ感じました。ヒューマンドラマのような部分やエンターテイメント的な要素もあって。もちろん、病気を題材にしているのでシリアスな側面も尊重しつつ、でも、ときにはクスッとできたり、心温まる瞬間がある作品です。さまざまな方に、スッと馴染めるようなドラマだと思いました。医療従事者の方の現状や総合診療科の存在に、自然と興味を持つことができるような、温度を感じるお話だな、というのが最初の印象です。

― 清水さんが演じる鹿山慶太はどんな人物ですか?

清水:鹿山は、小芝さん演じる滝野みずきと同期で新米の内科医なんですが、滝野のまっすぐな性格や情熱的でパッションのある前向きな向き合い方とはまた違って、すごく現実を見ていたり、自分の中でいろいろなことの折り合いをつけて賢く生きていっているような人間なんです。

でも、話を追うごとに気持ちの変化が見えてきたり、徳重先生が病院に来てくれたことで気づきを得たり、学んだり、成長していく役ですね。最初は「なんだこいつ生意気な」「ひねくれているな」みたいな印象を抱く方も、もしかしたらいらっしゃるかもしれないです。

◆清水尋也、総合診療医に感じた凄さ

― ちなみに、総合診療医はご存知でしたか?

清水:お恥ずかしながら、今回読ませていただいて初めて知りました。

― この作品に触れてみて、総合診療医について今はどう感じられているか教えてください。

清水:監修のために来てくださっている総合診療医の方にお話を聞かせていただいたんですが、「患者さんにどれだけ向き合えるか」に、非常に重点を置いていらっしゃって。僕が演じる鹿山は、診察のときは基本的にずっとパソコンに向かってカルテを打ちこんでいるので、患者さんに対して体をしっかり向けることはそんなに多くないキャラクターなんです。

でも、総合診療医は、カルテは看護師さんにとってもらって、患者さんと向き合って診察する。ちゃんと患者さんの目や仕草、話し方を見て、心理学も応用して診察をしていくと聞いて「そんなことまで考えるアプローチの仕方が医療の世界にもあるんだな」と新鮮に感じましたし、勉強になりました。実際に、そこから一切予想していなかった病気が判明したりするので、多くの人の命を救うきっかけに繋がっていく、発展性のある分野だと思います。今回を機に知ることができてよかったと思いますし、もっともっと理解が深まればいいなと思います。

◆清水尋也、同期演じる小芝風花と築いた関係性

― 同期である滝野と鹿山の関係性がバディのようで素敵だなと感じました。滝野を演じられた小芝さんとは、撮影中お話されることはありましたか?

清水:僕の方が2つくらい歳が下なんですが、共演者の方の中では近い世代ということで現場でもお話させていただく機会は多いです。空き時間にメイクしながら「このシーンどうしましょうね」「このセリフ、もうちょっとこうしたらやりやすいですかね」とか、お互いアイデアを出しながら、少しずつお芝居を一緒に作っていって「いいシーンになればいいよね」という相談をさせてもらっています。

― 撮影の合間も和やかな雰囲気だったんですね。演技の相談のほかには、どんなお話をされていましたか?

清水:小芝さんとのシーンが結構多いので、合間の時間にくだらないことを喋っています(笑)。小芝さん、すっごく笑う方なんですよね。僕がポロッと言ったしょうもないことにもすかさず笑ってくれたりするので、こっちも楽しくなっちゃう。セットの角っこに、筋トレができるスペースがあるので平手先生(本多力)と3人で懸垂をしたり。和気あいあいと楽しくやらせてもらっています。

― すごく楽しそうな現場ですね!

清水:スタッフさんも含めて温かい方ばかりで、毎日楽しく順調にやらせていただいています。

◆清水尋也が考える「鹿山慶太」

― 監督やプロデューサーとは演技プランについてご相談したことはありましたか?

清水:最初の衣装合わせで監督やプロデューサーさんとお話させてもらって、僕自身「結構難しいな」と今でもずっと模索している部分もあって…「どういう方向性で鹿山を演じていけばいいか」というご相談をしました。4話で鹿山の人間性がより深く掘り下げられるので、そこまでに鹿山の要素やエッセンスをどこまで出した方がいいのか。追い追い見えてくる鹿山の人間性も考えた上で、お互いに意見を出し合いながら「こういうふうに見せたいです」とお話させていただいています。

― 何か「こういうふうに演じてほしい」などリクエストもあったのでしょうか?

清水:最初は、「もっと軽くていいです」と言われたのを覚えています。「軽い」って単純に人として軽いというだけではなくて、4話で人間性が分かることを大前提にした上でですけど、そういったお話もさせてもらっていましたね。

― 鹿山を演じることが「難しい」とおっしゃっていましたが、どういった部分で「難しい」と感じられたのでしょうか?

清水:鹿山は、過去のあるできごとによって医療や仕事、患者さん、自分に対しての向き合い方が大きく変わったキャラクターなんです。自分の理想に対しての諦めだったり、そこからの折り合いのつけ方、「だったらこういう風に生きていこう」みたいな部分のプロセスが「どこまで序盤の鹿山から感じられるのか」「その部分をお芝居の外の方に出していくのか」という塩梅が難しかったです。

鹿山は真面目で、怖がりで臆病だと僕は思う。だからこそ、自分の外に1枚別の自分の皮を被って気丈に振る舞ったり、うまいこと合わせていろいろなことを交わしていったりができる人間なんだと思います。本当に器用な人間じゃなくて、自分という人間の殻を守るためにそれができてしまう人間みたいな。このニュアンスを自分の気持ち的には持てていても、それが画に出ていなかったら意味ないと思うし、ときには画に出てはいけないところもあるし…。現場では常に、OKが出た後のモニターを見ながら「どこまで自分の中で塩梅を決めていくか」というところは大切にしています。

◆清水尋也、今作のキーワードは「寄り添い」

― 今作の1番の魅力や注目してほしいポイントを教えてください。

清水:僕は「寄り添い」というのがキーワードだと感じています。徳重先生の患者さんに対しての「寄り添い」はもちろん、病気そのものだけではなく、病気を取り巻く患者さん本人の環境だったり、生活だったり、本人だけじゃなくて、周りの人たちにも少なからず気持ちの変化や生活への影響が生まれていると思います。

医師、患者だけじゃなくて、病気になっている本人、その家族や恋人たちの間での寄り添いだったり、思いやりだったり…もちろん、ときには衝突することも含めて、その「寄り添い」が医師と患者だけの話ではないという部分を徳重先生は訴えているのかなと感じました。1話だけでもそれをすごく感じましたし、沢山感想を送ってくださった方も多かったので、そこが伝わっていけばいいかなと思っています。

★後編では、医師を演じるにあたって意識した役作りや松本に感銘を受けた場面について語ってもらった。

(modelpress編集部)

◆清水尋也(しみず・ひろや)プロフィール

1999年6月9日生まれ。東京都出身。主な出演作品に映画「渇き。」(2014年)、「ソロモンの偽証 前篇・事件/後篇・裁判」(2015年)、「ちはやふる 上の句・下の句/結び」(2016、2018年)、「東京リベンジャーズ』シリーズ」(2021、2023年)「さがす」等。近年では、Netflixシリーズ「幽☆遊☆白書」(2023年)、映画「リボルバー・リリー」(2023年)、「オアシス」(2024年)、2024年放送のTBS系ドラマ「Eye Love You」、「海に眠るダイヤモンド」などの話題作で存在感を放っている。「第11回TAMA映画賞 最優秀新進男優賞」を受賞。

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