「理想の女性だと思ったのに」結婚したとたんモラハラ気質になった妻。義母とタッグを組んだ妻から支配を受ける日々に、僕は | NewsCafe

「理想の女性だと思ったのに」結婚したとたんモラハラ気質になった妻。義母とタッグを組んだ妻から支配を受ける日々に、僕は

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「理想の女性だと思ったのに」結婚したとたんモラハラ気質になった妻。義母とタッグを組んだ妻から支配を受ける日々に、僕は
「理想の女性だと思ったのに」結婚したとたんモラハラ気質になった妻。義母とタッグを組んだ妻から支配を受ける日々に、僕は 全 1 枚 拡大写真

夫婦問題・モラハラカウンセラーの麻野祐香です。

モラハラと聞くと、夫側の加害が注目されがちですが、実際には妻からのモラハラに苦しむ男性も少なくありません。

「愛しているからこそ、どんな無理難題にも応えたかった。けれど、それが自分を追い詰めることになるなんて」

今回は、妻からのモラハラに悩んだTさんのケースをご紹介します。

※本人が特定されないように設定を変えてあります
   ※写真はイメージです

婚活パーティーで出会った彼女は、理想の女性だった

都内のIT企業に勤める30代後半のTさんは、穏やかで真面目な性格の男性。3年前、婚活パーティーで出会った女性と結婚しました。

彼女は物腰柔らかく、口数は少なめ。Tさんの意見を優先してくれる優しい彼女と一緒にいると、心がほっと落ち着くような感覚がありました。

仕事で疲れているときには「無理しないでね」とやさしい言葉をかけてくれ、Tさんが何かを提案すれば、いつも「それはいいね」と受け入れてくれる。Tさんは、「この人となら、穏やかで安らぎのある家庭が築ける」と確信していたのです。

ところが、その“控えめなやさしさ”は、結婚を機に、姿を変えていきました。

妻は自分の母と共謀して、私を追いやっていった

結婚から1年が経ち、妻の妊娠がわかったとき、Tさんは心の底から嬉しくなり、「これまで以上に妻を大切にしていこう」と心に誓いました。

しかし、その喜びと同時に、生活は大きく動き始めます。

ある晩、妻が言いました。

「お母さんとも話して決めたんだけど……」

そう前置きして切り出したのは、出産後の住まいについての話でした。

「私の実家の敷地に家を建てて、お母さんに手伝ってもらえたら、安心して育児ができると思うの」

妻の実家は、新幹線で片道90分。Tさんの勤務先は都内で、毎日の通勤には3時間以上かかります。それは現実的にかなり厳しい提案でした。それでもTさんは、「妻が安心して出産・育児できるなら」と自分を納得させ、家のローンも組み、妻の実家の庭の一角に新居を建てることに同意しました。

家が完成するころには、妻のお腹も大きくなり、義母は毎日のように訪れては、家事や育児についての話をしてました。いつの間にか、Tさんの知らないところで妻と義母の間で、すべてが決められていったのです。間取り、家具の配置、子どもが生まれたあとの幼稚園まで。

Tさんが「自分にも相談してほしい」と言っても、妻は「もう決めたから」と取り合いませんでした。さらに、TさんがNOを伝えると、妻は大声で泣き出すのです。すると母屋から義母が駆けつけ、Tさんが責められ、最終的には妻の意見が通る。そんな構図が日常になっていきました。

出産が近づくにつれ、妻の気もさらに立ってきたのか、Tさんが頼まれたことをしても、必ず文句を言うように。「本当に気が利かない」「私は妊娠中で動けないのに、使えない人」と、Tさんを責める言葉が増えていきました。

妻は自分の怒りを、「あなたのため」「赤ちゃんのため」と正当化しながら、Tさんに対して強い口調を使うようになっていきました。Tさんは「出産前で気持ちが不安定なんだろう」と自分に言い聞かせ、言い返すことはしませんでした。

けれど、それが妻による支配の始まりだったとは、このときのTさんには、まだ気づくことができなかったのです。

産後の豹変。妻と義母のタッグ

出産後、妻は“里帰り”を終えて新居に戻ってきました。もっとも、その新居は実家から歩いてわずか20歩の距離です。義母は毎日のように我が家に出入りし、ときには泊まっていくこともありました。

「お母さんがいないと無理」

Tさんが仕事から帰るころには、食事も掃除もすべてが義母によって済まされていることが増えていきました。Tさんは家のことをしてくれる義母に感謝しながらも、どこかで「自分の居場所が少しずつなくなっていく」ような気持ちを感じ始めていました。

それでも、子どもが生まれたばかりの今、妻も不安だろうし、これで家庭がうまく回るなら少しくらいは……そう思って、笑顔で受け入れていたのです。

そんなTさんの優しさを、妻は逆手にとるようになっていきました。ある日、言葉がまだたどたどしい長男の前で、妻は笑いながら言いました。

「パパってほんと頼りないよね」

「すぐオロオロするからさ、見ててイライラしちゃう」

Tさんが「子どもの前で僕の悪口を言うのはやめてほしい」と訴えても、妻は「冗談もわからないのね」と笑って済ませるばかりでした。

ある晩、リビングのソファで妻がうたた寝していました。Tさんはそっと毛布をかけ、「寒くなるから寝室で寝たら?」と声をかけます。その瞬間、妻は怒鳴りました。

「ほっといて! うるさい! 出て行ってよ!」

ただ気遣っただけの言葉に対して、まるで“攻撃された”かのような激しい反応でした。この一件を境に、Tさんの中に疑問が芽生えはじめました。

「今の僕は、誰のために、何をしているのだろう?」

毎日、新幹線通勤をしてこの家に住んでいるのも、家のローンを払っているのも、すべては妻と子どものためだと思ってきた。ローン額が予定より高くなったのも、妻の希望どおりの間取りやキッチンにしたからだった。それなのに……。

朝5時半に起きて出勤の準備をしているとき、妻はまだ寝ている。夜遅く帰宅すれば、「遅いから夕食はない。自分の分は自分で作って」と冷たく言われる。

愛する妻と子どものために尽くしてきたはずなのに、それが間違いだったのかもしれない……そう思うと、Tさんの胸に浮かぶのは、後悔ばかりでした。

なぜ、家が建ち、子どもが生まれたあとに、妻の態度が急変したのか?

Tさんの妻は、もともと相手をコントロールしようとする性質、つまり、モラハラ傾向を持っていたと考えられます。しかし、結婚前や妊娠初期といった“自分の立場が不安定な時期”には、それを決して表に出しません。

あくまで「優しくて控えめな女性」として振る舞い、相手に安心感を与えるのです。

モラハラ気質のある人は、自分の望む条件……たとえば「家」「子ども」「実母からのサポート」などが揃うまでは、相手に合わせて“いい人”を演じます。そして、自分の基盤が整った途端に、その仮面を外し、本来の支配的な姿を現します。

その頃にはすでに、夫への関心や愛情は薄れていることも多く、「この人は、生活費を運んでくるだけの存在」としか見ていないことさえあるのです。だからこそ、子どもの前でも平気で夫を見下したり、無視したりできてしまう。

つまり……妻は“変わった”のではなく、もともとあった支配性が、「環境が整ったこと」でむき出しになったのです。モラハラ加害者には、男女問わず“最初はとても優しい”という共通点があります。それは、相手の心をつかむための演技であり、最終的に「自分が支配する関係」を築くための計算でもあるのです。

本編では、出産を機に態度が急変した妻と、その背後にある“支配の構造”についてお伝えしました。

▶▶「子どもが悲しそうに言ったんです…」ようやく気づいた、“これはモラハラだった”という現実

では、夫・Tさんが自分の状況に気づき、抜け出す決意をするまでの道のりをお届けします。


《OTONA SALONE》

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