GLICCインターナショナルオンラインスクール10月開校
子育て・教育
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GIOSのスローガンは「Think in English, Live your culture」。英語で考え、世界と対話しつつ、自らの文化的背景を誇りとして生きる姿勢を表現している。多くの学校教育では知識や技能の習得が重視されがちだが、AIやグローバル化が進展する現代社会においてもっとも必要とされるのは、「問いを立て、クリティカルに考え、他者と議論し、新しい視点を生み出す力」である。GIOSは、その力を育てるためにPhilosophy in English(英語哲学)をカリキュラムの中心に据える。
GIOSのカリキュラムは、"Philosophy in English"、"Mathematics in English"、"Cultural Intelligence & Future Technology"の三本柱で構成されている。Philosophy in Englishでは、英語で思考を深める哲学的探究を行い、Critical & Creative Thinkingの育成を目指す。Mathematics in Englishでは、日本型の体系的な基礎力と西洋型の創造的問題解決を両立させ、証明・推論の厳密さとオープンエンド課題を組み合わせる。Cultural Intelligence & Future Technologyでは、日本文化の知恵を理解・表現し、AIを含む最新テクノロジーを批判的かつ創造的に活用する。
GIOSの授業はすべてInquiry-based Learning(探究型学習)を基盤とし、問いを立て、リサーチし、考え、まとめ、発表するプロセスを繰り返す中で、生徒は「問い続ける力」を獲得する。また、評価はルーブリック型で行い、英語運用力、思考力(批判的・創造的)、探究姿勢の3軸で成長を可視化し、成績だけでなく学びの質的変化を保護者・生徒と共有する。対象は、中学1年生(G7)~高校3年生(G12)。
GIOSは英語を指導言語とするEMI(English Medium Instruction)を基本とするが、日本語教育と自国文化の理解も重要な柱と考える。アイデンティティ形成として母語としての日本語を深め、日本文化を理解することや、トランスランゲージングとして日本語と英語を自在に行き来し、思考を柔軟にすることを重視する。また、学習支援として複雑な概念を日本語で補強し、理解を安定化させる。
GIOSの卒業生は、国際機関で文化外交や協力プロジェクトに参加したり、企業で国際的チームの橋渡し役を務めたり、研究で日本文化を世界的課題と結びつけたり、起業・NPOで文化とテクノロジーを融合した活動を展開したりすることが期待される。GIOSは、国内外の進学サポートだけでなく、未来社会で生き抜くための学習スキルを提供していく。
開校に先立ち、8月31日に開校説明会をオンラインで実施する。時間は、午前9時から10時30分までと、午後6時30分から8時までの2回。
《吹野准》