35歳から東大受験を始めて、3回受験して文科ニ類で合格しました。
さんきゅう倉田です。現在3年生です。
▶「たった1年で」東大に合格!?
「たった1年で、東大に受かった」おじさんの話
1年くらい前に、1年間勉強して東大に受かったおじさんのインタビュー記事を読んだ。
仕事との兼ね合いや勉強を始めたばかりの頃の取り組み方が書かれていたが、ぼくやぼくの同級生は嘘があると思っている。
0から勉強を始めて1年では受からないからだ。
仕事で教育に携わっているとか、元々東大卒であるとか、それ以前に一部の科目を継続して勉強していたなら可能性があるが、
下地がないところから始めて1年で受かることはない。
筑駒や開成、桜蔭の生徒だって落ちることがあるのだ。簡単か難しいかは人それぞれだが、そんなに短期間で習得できない。
岡田康志くらいの天才だったら1年でも受かるだろうが、それほどの天才は大学受験で第一志望に進学し、社会で十分に才能を開花させているので40歳を超えて東大を受けない。
おじさんを責めているわけではないが、世の中の受験生やその両親には、1年で受かったというおじさんが存在すると思って油断しないでほしいのだ。
▶「3年で」合格する勉強法を教えます
「3年で東大に合格する」勉強の方法は、圧倒的な…
一方で、0から勉強して3年で受かることは可能である。成功の要件を一般化するとすれば、圧倒的な勉強量と質である。
さらに、個人的な方法論を共有したい。
まず、勉強が嫌いだと受験勉強などできない。ぼくはコロナ禍もあって、他人と会わず、勉強ばかりしていた。芸人としての仕事も一時的に減ってしまった。
そのような状況で毎日勉強だけ続けなければならなかったので、嫌いだと逃げてしまう。
だから、一つひとつの科目を好きになるように努力した。
日本史だったら、「奈良や平安の時代から先例って重視されたんだな。現代でも『前例がない』って断る人がいるのは、日本の伝統的な考え方が染み付いているんだな」とか、この古文単語は漫画で見たことあるなとか、楽しい部分を探すのだ。
人間関係と同じだ。他人の嫌なところばかりを見ていたら、その人を嫌いになってしまう。良いところを見るようにして、好きになったほうがいい。
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