「奪い愛、真夏」でドラマ初出演・谷原七音、兄的存在・GENERATIONS白濱亜嵐に「心を預けています」人間関係に悩んだ学生時代…自分を認められるようになった出来事とは?【「奪い愛、真夏」インタビュー前編】
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【写真】ジェネ白濱亜嵐は兄的存在だと語った俳優
◆松本まりか主演「奪い愛、真夏」
さまざまな登場人物たちが愛を奪い合う、激しくも切ない“ドロキュン”恋愛ドラマで衝撃を与えた『奪い愛』シリーズ最新作。結婚を約束した恋人と不倫の末に別れた真夏(松本)が、元カレにそっくりな既婚者の御曹司社長・時夢(安田顕)と出会い、禁断の“奪い愛”に身を投じていく。
今作でドラマ初出演となった谷原は、2024年に開催された「第37回ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」をきっかけに芸能界デビューしたばかり。劇中では、時夢の妻で画家の空知未来(高橋メアリージュン)のアシスタントで、感性が鋭い美大生の氷室輝を演じる。真夏に好意を寄せる日熊元也(白濱亜嵐)の紹介で真夏のデッサンを描くなど、物語の展開にも大きく関わっており、重要な役どころとして新境地を見せる。
◆谷原七音、ドラマ初出演で家族からの反応明かす
― 『奪い愛、真夏』でドラマに初めて出演されるということで、どのように出演決定を知りましたか?
谷原:マネージャーさんから聞きました。台本をもらう前に7月クールのドラマに出演させていただくということだけを先に知って、後日『奪い愛、真夏』という作品だと分かりました。高校生のときに『奪い愛、夏』を観ていたので「あの“奪い愛”シリーズに出させていただけるなんて!」という喜びや嬉しさと、ドロドロした刺激的な内容の中で「どのような役になるんだろう」という気持ちがありました。
― 出演決定は1番最初にどなたへ報告しましたか?
谷原:実際に(放送が)始まるとなって、母に報告したのが1番早かったと思います。
― ご家族の反応はいかがでしたか?
谷原:僕の仕事を見守ってくれているので「おめでとう」と言ってくれました。
◆谷原七音、1番緊張したのは初日
― 『奪い愛』シリーズは個性的な演技や強烈なキャラクターが光る作品ですが、プレッシャーはありましたか?
谷原:プレッシャーはあまり感じなかったです。感じられるほどの経験もなかったですし、いただいた役に真摯に向き合うことだけに集中していました。
― 氷室輝を演じる上で難しかったことや苦労したことを教えてください。
谷原:デッサンのシーンです。撮影に入る2~3週間くらい前に絵画指導をしていただいたのですが、実際の美大生は、描くということが自分の生活の一部になっていると思うので、描きながら喋る動作を自然に見せることが難しかったです。絵は上手くないのですが、家でも練習ができるようにイーゼルとキャンバスボードと木炭を買って、描きながら台詞を覚えたり、話したり、日々の生活の一部として過ごす意識をしていました。
― 特に緊張したシーンはありますか?
谷原:現場でお芝居をするのが初めての経験だったので、やっぱり初日が1番緊張しました。クランクインの日からいろいろなシーンを撮っていて、知らないことだらけの中でたくさんのシーンを撮影するということ自体が難しかったのですが、その日にご一緒させていただいた(松本)まりかさん、(高橋)メアリー(ジュン)さん、(白濱)亜嵐さんなどの共演者の皆さんもスタッフの皆さんもとても優しく教えてくださり力をいただきながら頑張りました。
◆谷原七音、白濱亜嵐からの嬉しかった言葉
― 共演者の方からの印象に残っているアドバイスや言葉を教えてください。
谷原:本当にたくさんあります!まりかさんもメアリーさんも亜嵐さんもすごくお芝居を褒めてくださったんです。初めてカメラの前に立ってお芝居をしたので不安なところもあったのですが「しっかり相手に届いているし、自信を持っていい」と言っていただけて、「これからもっともっと頑張りたい」というモチベーションに繋がりました。
― 特に高橋さん、白濱さんと同じシーンが多いと思いますが、お2人の第一印象はいかがでしたか?
谷原:メアリーさんはお話する度に思うことなのですがとても優しくて温かい方で、初めてお会いしたときにもそのように感じました。(高橋が演じる)未来さんというキャラクターは少し怖い部分もあったので、それに引っ張られて「怖い人なのかな?」というフィルターを勝手にかけてしまっていたのですが、全くそのようなことはなかったです。
亜嵐さんはかっこいいです!同性から見てもとてもかっこいい亜嵐さんに「イケメンだな」と言ってもらえたのが、本当に嬉しかったです。メイクが終わって鏡で確認しているときに「目がキュルキュルしているよ。20歳?」と話しかけてくれて。僕が緊張していたので、それを感じ取ってほぐそうとしてくれた部分もあったと思いますが、そういう姿も、とてもかっこいいと思いました。
― 関わっていく中でお2人の印象は変わりましたか?
谷原:あまり変わっていないかもしれないです。メアリーさんはいろいろな感情に飲み込まれていく役を演じられていますが、お芝居での姿とは打って変わって現場では優しく接してくださいます。亜嵐さんも「なにが好きなの?」「どうして芸能界に入ったの?」など、日常的なこともたくさん話してくれて、お2人ともとても愛情深い方です。
― 白濱さんとは共演者の中で年齢が近い方ですが、撮影の合間などは他にどのようなお話をされますか?
谷原:亜嵐さんはグループ活動もされていらっしゃるので「お忙しい中でたくさんの台詞をどのように覚えているんですか?」と質問しました。話を聞かせていただいてすごく勉強になりましたし、体力もとてもあって、パワフルだと思いました。仕事のことについて聞いたのはこれが初めてだったのですが、普段から日常的なこともたくさんお話してくれて、まるでお兄ちゃんのような感じで心を預けています。
◆谷原七音の悲しみを乗り越えた方法
― 氷室輝は一瞬で恋心を見抜いた鋭い感性の持ち主ですが、谷原さん自身も共通する部分はありますか?
谷原:どちらかと言うと感受性はある方だと思います。子どもの頃はそういう部分を全開にしていて、そうすることで自分の感情も高ぶることになるので、あまり人間関係が上手くいかなかった時期もありました。
中学生、高校生…と、大人になって社会に出るにつれて、協調性や周りの顔を伺うようになって「言わない方がいいかな」と言葉を考えるようになると思うのですが、言いたいことが言えないというのが僕はすごく窮屈に感じてしまっていました。でも最近「ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」のオーディションが終わって、共演者の方やマネージャーさん、ファンの方々など、いろいろな方に愛情をいただいて「別にこのままでいいんだな」「顔色を伺って言葉を言わないようにする必要はないんだな」と思えるようになりました。「仲間がいるから大丈夫」と感じてから、自分の感受性みたいなものは、子どもの頃のように表に出せるようになりました。
― これまでの人生で壁にぶつかったこともあったと思います。そのときに「悲しみを乗り越えた方法」を教えてください。
谷原:1人じゃないと知ることです。家族、部活やバイトの先輩、仲間、マネージャーさん、俳優の仲間などがいてくれます。多分この記事を読んでくださる方も日頃、仕事でも私生活でも大変なことや辛いことがたくさんあったり「なんであんなこと言うんだろう」と感じたりすることもあると思います。僕はそういうとき「仲間がいるから!一緒に頑張っている人がいるし、分かってくれる人がいるから大丈夫」と思っていつも過ごしています。
★後編では同じ事務所に所属する水沢林太郎、野村康太への想いや、夢を叶える秘訣について聞いた。
(modelpress編集部)
◆谷原七音(たにはら・ななと)プロフィール
2003年12月19日生まれ、東京都出身。「第37回ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」にて、応募総数1万3465人の中から「フォトジェニック賞」に輝く。2025年は「TGC」にてランウェイデビューを果たした。ドラマ『奪い愛、真夏』で映像デビューし、活躍の幅を広げている。10月には水沢林太郎、野村康太とともに開催するファンミーティング「With the fans 2025」が控えている。
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