海外医学部進学の理由は…費用から進路まで卒業生100人調査
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「海外医学部進学者」に関する実態調査は、海外医学部を卒業した経験がある人、または、子供に海外医学部を卒業させた親を対象に実施した。調査人数は100名。調査期間は、2025年7月16日~7月22日。
日本国内の医学部受験は難易度や倍率が高く、学費の負担も大きいことから、海外医学部への進学が注目されている。特に、英語で学べるヨーロッパの国立大学は、まだ広く知られていないという。
調査の結果、進学先の国別トップはアメリカで36.0%、ついでオーストラリアや韓国が続いた。
進学理由としては、「英語で医学を学べる環境に魅力を感じた」が40.0%で最多であった。メリットとしては、「語学力が向上したこと」が37.0%、「医療英語を扱えるようになったこと」が35.0%、「グローバルなキャリアへの可能性が広がったこと」が34.0%であった。
一方、デメリットとしては、「費用面での負担」が39.0%でもっとも多く、ついで「現地の文化・生活に適応するのが難しかったこと」が32.0%、「授業についていくのが大変だったこと」が30.0%であった。卒業後の進路としては、「日本国内で医師として働いている」が37.0%で最多であった。
海外医学部を卒業して働くことで感じるメリットとしては、「国際的な研究・発表の機会を得やすいこと」が37.0%、「キャリアの選択肢が広がること」が36.0%、「国際的なコミュニケーションが円滑になること」が35.0%であった。これらの結果から、海外医学部を卒業して働くことには多くのメリットがあることが明らかになった。
MED ITALYが運営する「イタリア医学部予備校」は、イタリアの医学部への留学をサポートする予備校。イタリアの医学部への留学は、年間約30万円の学費で学べることから注目を集めている。同予備校は、イタリア国公立大学医学部共通試験「IMAT」に特化した授業と受験対策を提供しており、出願手続きから留学後の生活サポートまでトータルで支援している。
《吹野准》
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