ドラマ「40までに」話題の庄司浩平「無理かも」就職も考えた時期に出会った転機の作品とは 2nd写真集制作裏話も【インタビューVol.4】
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【写真】庄司浩平「かわいい」ギャップ詰め込んだショット
◆ドラマ「40までに」で注目集める庄司浩平って?
庄司は2019年10月、男劇団青山表参道Xに加入後、2020年5月にテレビ朝日系『魔進戦隊キラメイジャー』キラメイシルバー/クリスタリア宝路役として俳優デビュー。「Yohji Yamamoto POUR HOMME 22-23AW COLLECTION」(2022)でパリコレデビュー、テレビ朝日系『君とゆきて咲く〜新選組青春録〜』(2024)レギュラー出演などを経て、テレビ朝日系『仮面ライダーガヴ』仮面ライダーヴラム/ラキア・アマルガ役として2度目の戦隊モノで活躍。『40までにしたい10のこと』で、風間俊介演じる40歳目前の上司・十条雀の「やりたいことリスト」をともに叶えていく10個下の部下・慶司を演じ、いまドラマファンを大いにときめかせている。
10月28日に発売される2nd写真集は文学を愛する庄司本人が書き下ろした、14の文章をもとに制作サイドと練り上げ撮影テーマを設定した、物語形式の写真集。撮り下ろした写真と共に庄司が書き下ろした文章も組み合わさり、まるで純文学作品のようなエモーショナルな1つの物語が繰り広げられる1冊となっている。
◆庄司浩平、文才も発揮する2nd写真集に込めた思い
― 今回の2nd写真集は『仮面ライダーガヴ』からファンになった方、ドラマ『40までにしたい10のこと』で庄司さんが気になったという方など幅広い層がご覧になると思うのですが、この写真集で庄司さんが見せたい新たな一面はありますか?
庄司:新たな一面というよりも、「本として面白いなと思ってほしい」という思いがあります。僕は4年前に1st写真集(『知らず知らずのうちにここにいて、』)をデビューして1年くらいで出させていただいたのですが、まだ芸能という仕事をよくわかっていないフレッシュな状態でした。個人的な意見ですが、日頃写真集を見ても見返すことが少ないなと感じていて、少しもったいないとも思ったんです。写真集2冊目を出版させていただくというのはなかなかないありがたい機会なのに、せっかく購入していただいても、パラパラパラと見て「面白かった」ってポンと本棚にしまわれて次開くのがいつか分からない、もう2度と開かない可能性もあると思ったらちょっと悔しい。なので「読み物として面白くしたい」というのがこの写真集のコンセプトとしてありました。
― 今おっしゃっていたように「読み物として面白くしたい」という経緯から、書き下ろしの文章とそれに合わせた写真が並ぶという形になったのだと納得しました。庄司さんはnoteで短編小説を書いていらっしゃるなど元々文章を書くことがお好きなのだと思いますが、今回の構成はどのように作り上げていったのでしょうか?
庄司:読み物だし、僕が好きだから少し文学っぽいところを入れてみようというところで、色々皆で意見を出し合った結果「人が1回に読める総量は2行分の50何文字と決まっている」という話を聞いて、僕がその文字数でいくつか短い文章を作って、カメラマンさんや編集の方にそこからどういう絵が出来上がるか想像してもらうことになりました。僕も自分の知らない世界を見たい、自分の知らない自分ができあがるのを見たいと思ったので、僕がやりたいことを全部詰め込むのではなくて、僕が基となる材料を渡して「好きなように料理していただいていいですか」という形で、編集部とカメラマンさんが考えてくださったプロットを元に、衣装さんやメイクさんもアイデアを持ち寄っていただくみたいなところを狙いとしてやることにしました。
― 完成した写真集をご覧になって、ご自身の文章からできあがる世界観として意外性のあるものになりましたか?それとも、ある程度ご自身も想像していた形になりましたか?
庄司:半々ぐらいでしたね。「僕だったらこうなりそう」「こういう感じの絵になるかな」と思った通りになったものもあるし「こういう風に想像したんだ」「こういう風にセット組んでいただいたんだ」「ロケ地を選んでいただいたんだ」と驚くものもあったので、やっぱりそこは面白かったです。さらに、衣装があってメイクがあってというふうになると、僕が想像していたものからすごく遠い位置に持っていけたと実感しました。
◆庄司浩平の「夢を叶える秘訣」
― 庄司さんはドラマでのご活躍、2冊目の写真集など、いままさに注目を浴び、夢を1つひとつ叶えていっているように思いますが、そんな庄司さんが思う「夢を叶える秘訣」をお伺いしたいです。
庄司:僕が知りたいです…。教えてください…(笑)。
― (笑)。それでは、これまで庄司さんが目標や夢に掲げてきたことに近づくために、どのようなことが必要だと考えていますか?
庄司:僕はまだ夢を叶えていないので、自分が夢を叶えたからそこから自分の経験を基にという話はできないというのが大前提としてありますが…。ただ、自分がやるようにしていることはいくつかあって、大きい夢を持つことと、マイルストーンをぱらぱらと置いてあげるということです。夢に向かってどう行ってもいいかなとも思っていますし、この道のりで行こうと決めていける人はほぼいないと思うので「これをやって、これをやって、こうした挙げ句こうなります」と細かく決めるのではなくて、踏みたい場所だけ決めて今はなるようになっています。そのくらいしかないですね。なるようにならなかった時期は長かったので「言っていればそれが叶ってきました」ということは別にないし「努力したから今実っています」とも残念ながらなっていないし。分からないです。ここ1年ぐらいでようやくいろんなものが徐々に前に進んできた段階なので僕が知りたいぐらいなので、またいつか聞いてください!
― 是非またインタビューさせてください!今のお話で「なるようにならなかった時期は長かった」ともおっしゃっていましたが、その中でもマイルストーンを置いて着実に進めたのには理由があったんでしょうか?
庄司:悔しいからです。だから自分的には「どう行くか分からないけど1年ぐらいでここに来れそうかな」「じゃあ5年後にでかい夢を叶えよう」と考えたとして、マイルストーンを4個置いたら1年に1個踏んでいかないとたどり着かないじゃないですか。なので、なんとなく2~3年前の僕も「来年にはこんなことあるかも」とか思っていましたが、何1つそんなことは起こらず。でも、同年代で活躍している同じ俳優という仕事をしている方たちもそうですし、そうでなくても、2~3年前だともう僕の年齢は新卒1~2年目とかだから、社会に出て仕事で飯が食えちゃっているわけです。そんな中僕は何をしているんだという状況に、焦りと悔しい気持ちでどうにか生きてきました。
― 周囲と比較して焦りを抱えると、夢を諦めてしまう人もいるかと思いますが、そこを踏みとどまることができたきっかけみたいなものはあったのでしょうか?
庄司:結構寸前でした。「もうこれがダメだったら無理かも」「25歳だったら第2就職ぎりぎりか」と本当に考えた瞬間もありましたし、そのためにちょっと資格の勉強もしようかなと思っていたのでぎりぎりでした。でもたまたまその時に新選組を題材にした『君とゆきて咲く〜新選組青春録〜』というドラマの公開オーディションの話があってという感じです。(※同ドラマで庄司は斎藤一役に抜擢された)
― 『君とゆきて咲く』が庄司さんが踏みとどまれたきっかけの作品となったんですね。それでは最後に、現在の庄司さんが考えている「大きい夢」「マイルストーンとして置いている直近で叶えたい夢」の両方をお伺いしてもいいですか?
庄司:大きい夢は海外の作品にメインで出ること。僕は身長という先天的にもらったものも、英語を勉強しているという後天的に身につけたものも、海外で活躍するための武器になると思っていますし、自分がやっていきたいところではあります。そのためには認知度や実力は絶対に必要ですから、今年だったら「映画に出演したい」「ドラマの主演を演じたい」、今後何年以内だったら「より多くの方に知っていただくために朝ドラや大河に出演したい」という目標はありますが、どの役がいいというよりかは継続的に必要とされるような役者になるというのを中期的に叶えられたらと思います。
― たくさん貴重なお話をしていただきありがとうございました!
◆庄司浩平インタビューこぼれ話
インタビュー中は「なるべく今までどこにも話していないことを」という細やかな気遣いが垣間見え、質問の意図を瞬時に汲み取って詳細な裏話まで語ってくださった庄司さん。一方で、撮影時にはドーナツのクッションを「すず子(雀の家にあるぬいぐるみ)を抱えているような感じでお願いします」とリクエストすると「一生分のかわいいください!」「でかいって言われることが多すぎてかわいいって言われないから…」と笑い、カメラマンやスタッフの「かわいい!」の声にご満悦の様子も。モデルプレスSNSで公開される「決め顔チャレンジ」動画撮影時も「どちらか好きな向きから振り返ってポーズや動きを見せてください」と伝えると「縦回転がいいですか…?やっぱりできないので普通に振り返ります」とお茶目に話し、現場を和やかな空気にしてくださいました。(modelpress編集部)
◆庄司浩平(しょうじ・こうへい)プロフィール
生年月日:1999年10月28日
出身地:東京都
血液型:A型
身長:188cm
特技:日常英会話・バスケットボール
資格:秘書検定2級・上級食育アドバイザー・普通免許
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