【大学受験】日本女子大学大学院「食科学研究科」開設へ
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これは、2025年度に開設された「食科学部」に続くものであり、健康的に生きるためだけでなく心の豊かさのための「食」に貢献することを目的としている。食品の栄養素や機能、調理操作やおいしさ、食と疾患の関わり、食習慣や食環境など広範な問題を科学的に探究する研究科として設立し、学部から大学院までの継続性のある教育体制を提供する。
同大学は、食環境から先端テクノロジーまでを網羅する食の専門知識や技術を生かして、「食」で未来を創造するプロフェッショナルを育成するとしている。
現在、超高齢化社会となる日本において、食のもつ役割はますます重要になっている。同研究科は、健やかで心豊かな暮らしのための「食」に貢献することを目的に設立される。食品の栄養素や機能、調理技術、おいしさ、食と病気の関係、食習慣や食環境といった広範な問題を科学的に探究する。
卒業生は、大学や企業の研究機関における食品学・調理学・栄養学分野の研究者、大学病院などの高度医療施設における管理栄養士、また専修免許を有する家庭科教諭や栄養教諭など幅広い分野での活躍を見込んでいる。
学部で学んだ食品学、調理学、栄養学の知識をもとに、各教員の研究領域を軸とした講義科目群を通じて、より深い専門知識や理解を得られる。授業は少人数制で構成され、教員からの説明に加えて、ディスカッションを取り入れるインタラクティブな形式を採用。
各教員が自身の研究に用いる食品学、調理学、栄養学の実験手法を活用した実験や演習科目を数多く提供しており、企業や研究機関で実際に行われている研究・開発に対応する高度な研究能力と技術を修得できる。
特徴あるインターンシップ科目として、外部の研究機関、教育機関、医療機関に赴き、実務に携わることを通じて、専門性を備えた研究者、管理栄養士、栄養教諭として自立するための実践的な経験を積むことが可能。
学長の篠原聡子氏は「食科学部に続く学びの場として、十分な知識と技術を用い、食と栄養に関する諸課題に多面的に対応する力を育成する」と述べている。委員長就任予定の中島啓教授は、学部から大学院まで一貫した教育を通じて社会課題の解決と未来の創造に貢献する人材の育成を強調している。
食科学研究科の詳細については、詳細が決まり次第、日本女子大学のホームページで発信される予定である。
《風巻塔子》
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