「2人目ほしい」過去最少33%、年収と年齢の壁…AI活用への期待 | NewsCafe

「2人目ほしい」過去最少33%、年収と年齢の壁…AI活用への期待

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2人目をほしいと思う人(2人目を望む人)割合の推移
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 2025年9月30日、明治安田生命が実施した「子育てに関するアンケート調査」で、2人目の子供を望む人が過去最少の33.3%であることが明らかになった。年齢や収入への不安が2人目の出産に影響しているようだ。

 調査は、0歳から6歳までの子供がいる既婚男女を対象に実施し、1,100人の有効回答を得た。調査期間は2025年9月4日~9月8日。

 子供を望む気持ちについて、0~6歳の子供が1人いる人に、「2人目がほしいか」を聞いたところ、「ほしい」と回答した人は33.3%と前年から3.0ポイント減少。2018年の統計開始以来、もっとも低い結果となり、少子化の進行に拍車をかけていることがわかった。2人目を望むことにネガティブな理由として、「年齢的な不安」49.8%や「将来の収入面への不安」45.5%などがあげられた。

 また、子育て費用の負担も大きく、子育てにかかる費用の月額平均は、4万1,162円となった。前年の過去最高額(4万1,320円)から、わずか158円の減少と横ばいで、物価高の影響により子育ての費用は高止まりとなっている。子育て費用を負担と感じる人は83.3%にのぼり、もっとも負担に感じている費用は「食費」46.7%、ついで「習い事やお稽古事の費用」36.3%、「保育園代・幼稚園代」35.9%の順に高い。特に食費が大きな負担であると言われているが、子供の習い事は節約対象にされにくく、子の将来を想う親の気持ちが浮き彫りとなった。

 さらに、AIの子育て活用を希望する人が62.6%にのぼった。AIは離乳食の管理や寝かしつけの支援など、日常的な負担軽減に役立つと期待されている一方で、AIの限界として「人間的な愛情や共感の代替ができない」という声もある。

 明治安田総合研究所エコノミストの前田和孝氏は、「習い事への支出は、家庭の経済的選択であると同時に、社会全体の未来を形づくる構造的な投資でもあります。教育機会の公平性確保のための政策が引き続き求められます」とコメントしている。

《風巻塔子》

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