「令和イチ泣ける」と話題を呼んだ純愛小説「ストロベリームーン」を原作とし、フレッシュかつ実力派の豪華キャスト陣&制作陣の集結で、注目を集めてきた本作がついに劇場公開。公開を心待ちにした大勢のファンの拍手に迎えられ、それぞれがひと言挨拶をした後に、初日舞台挨拶イベントがスタートした。
まず、本作が長編映画初主演となった當真に質問が。昨年実施された撮影からプロモーション活動まで、長い年月を駆け抜けてきた中、映画公開を迎えた心境を聞かれ、「撮影から約1年が経ち、たくさんの取材などもさせていただいて、公開が迫っていることにワクワクしていたのですが、昨日の夜はドキドキして寝れなかったです。しかし、今日はこうして皆さんにお越しいただけて嬉しい気持ちでいっぱいです」と清々しく喜びを語った。



13年後の“カワケン”伊藤健太郎「本当に心洗われる映画」
フレッシュなキャスト陣のトークを微笑ましく見守っていた中条は、池端演じる麗の13年後の役柄として出演。
若手俳優陣の芝居や、彼女たちが紡ぎ出す青春模様について「台本に書いてあるように、麗は萌や日向と過ごしてきたんだなということをすごくイメージできました」と温かく印象を語ると、3人の若手キャストの芝居についても「私が言うことは何もないくらい素敵でした!」と大絶賛し、「実際に完成した映画を観ていると、本当に楽しそうで。逆に私も高校生役で一緒に出演したかったくらいです」とポツリ。

その上で、「台本をいただいた時に、学生時代の皆さんが作り上げる純粋で眩しい空気感は絶対に壊したくないと思いましたね。出来上がった作品を鑑賞したときは、本当に心洗われる映画だと思いましたし、少しの出演でしたが、参加させていただけてよかったです」と役ヘのこだわりを明かすとともに、出演の喜びをふり返っていた。

「時折辛いシーンもあるのですが、そういったところも含めて自分自身を投影させられた役でしたね」と、撮影当時の心境を赤裸々に語っていた。

本作は映画公開に先駆けて、全国で約2万人のファンに向けて、各地で試写会を実施。舞台上にはそこで寄せられた感想の数々が大きく表示される中、當真は「泣いたということをたくさん言っていただけていることが嬉しいですし、幅広い世代の方にこの作品が届いていることが実感できますね」と、心温まる反響への感謝を語っていた。
「映画の大ヒット!」「好きなことやものに熱中できる時間」キャストの願いは?
その後の企画トークのお題は、劇中で主人公の萌が「ストロベリームーン」を見たいと願うことになぞらえて、「2025年残り2ヶ月で叶えたい願い」について。
開口一番に伊藤が、「小さい時からスカイダイビングで空を飛びたいという想いがあるので、年内にぜひやりたいですね!」と意気込み、中条は「この映画をたくさんに観ていただくことが願いです」と作品のロングランヒットを誠実に祈願。
するとその流れに呼応するかのように、池端が「まだ1回しかこの映画を観れていないので、あと5~6回は観たいです」、田中が「実は娘がこの映画を観たがっているんです。なので、娘と観に行きたいですね」、酒井監督は「いろんな方に映画を見て欲しいのですが、高校生パートはもちろんのこと、両親や13年後の人物たちの思いもたくさん伝わってくる話なので、いわゆる親御さん世代にも観ていただきたいですね」と、連続して映画についての思いをそれぞれがコメント。

それに対して1人だけプライベートでの願いとなったことにタジタジになった伊藤を気遣うかのように、齋藤は「僕も空を飛びたいんです(笑)」と笑いを交えつつ、「でも一番の願いはやっぱりこの映画の大ヒットです」と回答。
最後に當真は、「私も死ぬまでには空は飛んでみたいです(笑)。1年の残りの月日が少なくなると、色々考えてしまうのですが、ふと思ったのは萌ちゃんのように、好きなことやものに熱中できる時間が欲しいですね」と自身なりの考えを披露していた。
その後、フォトセッションを経て、酒井監督と主演の當真から、最後の挨拶が実施された。

『ストロベリームーン 余命半年の恋』より全国にて公開中。