【高校受験2026】【中学受験2026】神奈川私立中高「初年度納付金」平均100万円超え…最高額は慶應SFC
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2026年度の神奈川県内私立高校(公募校)の募集校数は、全日制57校、通信制4校、計61校。公募人員は、全日制で前年度比86人減の1万5,050人、うち推薦で5,474人を募集する。併設校からのみ募集するのは、全日制21校で、人数は前年度比125人増の8,143人。このほか、私立高校(通信制)公募は4校で990人、うち推薦495人。私立中学校の公募は55校で7,668人、私立中等教育学校の公募は2校で350人を募集する。
初年度納付金の平均額は、高等学校・中学校とも前年から上昇した。全日制私立高校(公募校)の入学時納付金は前年度比2,982円増の平均36万6,543円、授業料など毎年次納付金は前年度比1万7,463円増の平均64万2,340円。合計した初年度納付金は前年度比2万446円増の平均100万8,884円で、対前年度102.1%。初年度納付金の最高額は慶應義塾湘南藤沢高等部の156万円、最低額は平塚学園高校の75万8,400円だった。
私立中学校(公募校)では、入学時納付金が前年度比7,818円増の平均38万2,545円、授業料などの毎年次納付金は前年度比2万181円増の平均69万6,114円。合計した初年度納付金は前年度比2万8,000円増の平均107万8,660円で、対前年度102.7%。最高額は慶應義塾湘南藤沢中等部の156万円、最低額は聖ステパノ学園中の61万円だった。公募校の納付金額については、全日制私立高校の45.6%、中学校の34.5%が授業料等納付金を値上げする。
なお、全日制私立高校の公募校57校のうち52校が、公立高校併願者などに対する入学金延納措置を実施。一部延納は10校のみ、残る42校は全額延納に対応する。
入試日程では、高校の推薦入試は1月22日以降に実施され、推薦入試実施校48校のうち97.9%が1月22日に試験を行う。一般入試は2月10日以降に設定が可能で、全日制公募校の約8割が2月10日に初回試験を設定している。中学校および中等教育学校の入試は、87.7%が2月1日に第1回試験を実施する。
2026年度の試験日程等・生徒納付金の状況の詳細は、神奈川県Webサイトに掲載されている。また、私立高校、私立中学校、私立中等教育学校の各募集要項も掲載。各校の詳細な学費内訳、入試区分、出願期間などを確認することができる。
《畑山望》
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