現在、東映太秦映画村では11月30日(日)まで「怪々YOKAI祭2025」が開催中。9月13日初日の3連休よりファミリーからカップル、海外からの観光客まで幅広い層が来場し、前年比110%と好調の滑り出しとなっている。
11月1日(土)に開催される「国際妖怪サミット2025」では、10月17日に文化勲章を受章した妖怪研究の第一人者である民族学者の小松和彦をはじめ、世界の研究者・実践者を招き、日本文化を代表する「妖怪」を、国内における妖怪文化の展開と小泉八雲にはじまる海外での受容、東アジア諸国における妖怪の文化的意義について、エンタメだけでなく、「京都」ならではの学術ネットワークとアプローチによって、国際的な文化交流資源として発信。東アジア地域を中心とする文化的ネットワークの形成を図り、観光振興や国際交流、地域文化発信の新たな可能性を探っていく。
【開催概要】日時:2025年11月1日(土)
前半の部 11:00~13:20/後半の部 16:00~17:55
会場:東映太秦映画村パディオス3階「ギャザ会場」
主催:東映太秦映画村「怪々YOKAI祭」
実行委員会協力:京都日本文化資源研究所
〇プログラム
(1)前半の部「日本の妖怪文化と小泉八雲にはじまる海外での受容」
11:00 開会挨拶(小松和彦先生ご挨拶)
11:10~11:55(45分)河野氏講演:「妖怪の新たな楽しみ方の提案―怪々YOKAI祭に至る京都妖怪20年(仮)」
12:00~13:00(60分) フェリシア氏講演:「米国における妖怪展―“YOKAI:GHOSTS & DEMONS OF JAPAN”の成果と反響(仮)」
通訳付き発表
13:00~13:20(20分) 総括ディスカッション(小松和彦先生×河野氏×フェリシア氏)
テーマ:妖怪文化の新展開とインバウンド観光への可能性
(2)後半の部「東アジアの妖怪事情」
16:00 開始挨拶
16:05~16:50(45分)朴氏講演:「韓国におけるトッケビの文化的位置付けと現代的展開」
16:55~17:40(45分) 大谷氏講演:「中国の無常鬼―『中国の死神』に見る死霊信仰と文化的伝承」
17:45~17:55(10分) 総括ディスカッション(朴氏×大谷氏×河野氏)
テーマ:東アジア妖怪文化の比較と文化交流の可能性
17:55 閉会挨拶(河野氏)
※荒天または交通や登壇者の事情により内容が変更となる場合がございます。



