11月26日発売予定の乃木坂46の40thシングル『ビリヤニ』で、6期生の瀬戸口心月と矢田萌華が表題曲のダブルセンターを務めることが明らかになった。グループは現在、3期生の久保史緒里、4期生の矢久保美緒・松尾美佑が卒業を発表している状態。世代交代が加速しており、そんな中で6期生がセンターに抜擢されたことは大きな意味を持ちそうだ。本記事では、同作のフォーメーションやセンターを務める2人に注目し、その狙いに迫りたい。
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10月19日深夜放送の冠番組『乃木坂工事中』(テレビ東京系)にて発表された今回のフォーメーションは、これからの“新しい乃木坂46”の姿をわかりやすく形にしたものと言えるだろう。16名による3列構成で、センターには6期生の2人が立ち、その周りを経験豊富なメンバーが囲む。頼れる先輩たちが支え役に回ることで、初センターの2人も安心して挑めるような布陣になっており、世代がバトンを繋ぎながら一つのチームとして歩んでいくという意思が伝わってくる。
ダブルセンターの1人の瀬戸口は、王道の清楚感と透明感が魅力的な存在。6期生楽曲「なぜ 僕たちは走るのか?」ではセンターポジションを務めており、輝く笑顔とフレッシュなパフォーマンスで魅了した。一方の矢田は、儚げなビジュアルとすらりとしたスタイルが印象的なメンバーだ。6期生楽曲「タイムリミット片想い」ではセンターとして楽曲の世界観を美しく表現し、「最高の逸材」「オーラ半端ない」「華がありすぎる」とファンを唸らせている。対照的な個性が並び立つことで、グループの新しい色合いを描き出すペアとなりそうだ。
2人のコメントにも、この抜擢に向き合う真剣さが表れていた。瀬戸口は、これまでの活動を通して先輩メンバーとの差を感じた一方、憧れが増したと話しつつ、「今はもうできることは少ないので萌華と一緒に頑張りたい」と強い覚悟を滲ませる。矢田は、「後輩だからって先輩たちに甘えてばっかりじゃダメだと思うので、自分のできることを探して、このシングルを通して強くなりたい」とセンターとして芽生えた覚悟を明かしており、2人ともそれぞれのスタンスで、“次世代の乃木坂46”を背負う覚悟を示している。
40枚目シングルという大きな節目にフレッシュな6期生をセンターに抜擢した今回の決断は、乃木坂46が伝統を継承しながらも、次世代を迎えてまた新たな形になっていくという力強いメッセージが感じられる。ここから広がっていく物語を、グループの成長と共に見守っていきたい。



