今年のインフルエンザ「早く・広く・長く」医師が教える3つの備え
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最初の「そなえ」は、早めのワクチン接種である。11月中に接種を完了するのが理想的であり、今年のワクチンはA型2株とB型1株を含む3価ワクチンとなっている。接種によって、重症化や感染拡大の防止が期待できる。
次の「そなえ」としては、予防内服があげられる。クリニックフォアでは、インフルエンザを防ぐ抗インフルエンザ薬を医師の診察のもとで処方している。この予防内服薬は、発症前に服用することで高い確率で感染を防止する。受験生や介護従事者、家族に高齢者や乳幼児がいる方や、年末年始の帰省タイミングなど、インフルエンザに「かかれない理由がある人」の選択肢として広がりつつあるという。
最後の「そなえ」はオンライン診療の活用である。インフルエンザの症状が出た場合、早期の診断と対応が重要となる。クリニックフォアではオンライン診療を通じて自宅で受診が完了し、薬の配送も可能であるため、体調不良時でも安心だ。
渥美義大医師によれば「今年は例年よりも早くインフルエンザの流行が始まっており、ピークが長引く可能性もあります。早めのワクチン接種と、オンライン診療や予防薬といった手段をうまく組み合わせることで、“感染しない・広げない”冬を迎えられると考えています」という。
インフルエンザは、普通の風邪と異なり、38度以上の高熱や全身の痛みが特徴。症状がある場合は12~48時間以内の受診が推奨されており、インフルエンザワクチンは感染予防とともに重症化を防ぐ効果があるとされている。
《風巻塔子》
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