私にとって高市早苗さんは「憧れの人生の先輩」。高市さんが抱えていた「心身の不調の話」に励まされ、また救われもした | NewsCafe

私にとって高市早苗さんは「憧れの人生の先輩」。高市さんが抱えていた「心身の不調の話」に励まされ、また救われもした

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私にとって高市早苗さんは「憧れの人生の先輩」。高市さんが抱えていた「心身の不調の話」に励まされ、また救われもした
私にとって高市早苗さんは「憧れの人生の先輩」。高市さんが抱えていた「心身の不調の話」に励まされ、また救われもした 全 1 枚 拡大写真
  

高市首相、ご就任おめでとうございます。2025年9月に創業109年を迎えた主婦の友社は一貫して「家庭の幸福と女性の地位向上」を祈り出版活動を続けてきました。日本憲政史上初の女性首相の誕生を心よりお祝い申し上げます。

賛成反対、どちらの立場であれ、働く女性陣として「初の女性首相に願うこと」をオトナサローネ執筆チームがリレー連載します。今回はNHK大河ドラマ解説を連載する西田梨紗さん。アメリカ文学史・思想史研究者でもある西田さんが「一人の女性として」思うこと。

TOP写真出典/高市早苗氏公式インスタグラム

【女性首相誕生に思うこと、願うこと】#5

親ガチャという言葉がごく普通になった今だからこそ、「親ガチャをものともしない」姿勢に惹きつけられる

我が国において女性初の内閣総理大臣として、高市早苗さんが就任しました。高市さんの人生には夢が感じられ、その生き方に触れるたびに“がんばろう”という気持ちがわいてきます。

高市さんの言葉の中には厳しいものもありますが、努力を惜しまず、走り続けてきた高市さんだからこその説得力があると感じています。高市さんは当時の風潮に倣って、ご両親からは地元短大に進学し、地元優良企業に就職し、そこで結婚相手を見つけなさいと言われて育ったといいます。しかし、高市さんは大多数の女性とは違いました。親が大学の学費を出してくれないことを察し、高校時代から飲食店や着ぐるみのアルバイトに従事し、自分で貯めたお金で早慶を含む大学を受験し、合格。されども、東京の大学に進学すれば貯金が足りなくなることに気付き、実家から往復6時間程度の距離にある神戸大学に進学しました。

高市さんは父親との間に進路について認識の乖離があり、それゆえに学生時代は経済面で苦労を強いられたと察します。それでも、自身の生き方を貫き、最終的には父からも政治家としてがんばることを認めてもらい、選挙資金の援助を退職金から受けています。自分の境遇を受け入れ、何かを言い訳にすることもなく、人生を切り拓いていく姿に、そして最終的に親にも認めてもらう生き方に、深く感銘を受けました。

そんな高市さん、私にとっては「推し」。これまでいなかった、女性としてのロールモデル

今の時代、親の財力や育った環境がものを言う風潮があり、地方出身者は都会で生まれ育った人よりも、有名大学への進学を含めてチャンスを得る機会が少ないと言われます。本人の努力は二の次とされる傾向もあります。高市さんの時代と令和の今では異なる部分もあるものの、彼女が自らの努力で首相の座を掴んだように、日本には努力とやる気次第で夢を実現できる余白があると思います。結局のところ、親や環境ではなく、”自分はこうなりたい”という強い思いがもっとも大切だと感じました。

失礼な言い方かもしれませんが、あえていうと高市さんは“推し”です。一国の首相としての尊敬だけでなく、笑顔が輝いていて、知性を備えており、エネルギッシュに生きる姿そのものに心惹かれています。高市さんを“推し”と表現する人は少なからずいるようですが、当然のことながらこの表現に違和感を抱く人もいます。

一方で、アメリカには大統領のファンは多くいます。大統領の名言を心に刻んでいる人、我が子に大統領の名前を与える人は珍しくありません。大統領のライフストーリーに励まされている人もいます。加えて、オバマ大統領の妻・ミシェル夫人は自ら運動する姿を国民にSNSなどで見せ、健康促進に努めていました。自分が“ステキだな”と思う人の生活習慣や立ち振る舞いは真似したくなるものですが、人間のこうした心理もうまく活用した方法ともいえそうです。

また、私は高市さんがレディディオール(Dior)やグレース ディライトトート(濱野皮革工藝)のバッグを美しく持つ姿を見て、“いつか私もバッグをステキに持ちたい”と思いました。こうした憧れや目標は表層的で軽いのかもしれません。それでも、きっかけはどうであれ、仕事に打ち込み、自己向上を続ければ、日本の国力アップに微力ながらも貢献できることに変わりはないはずです。

女性ならではの身体トラブルにも悩んだという、そんな高市さんのプライベートな話に救われている

30代に入り、20代の頃と比べて体の変化を感じるようになりました。白髪が数本ですが増えたような気がしますし、生理の症状も重くなり、自律神経が乱れることも増えました。今後、体調管理の難易度がどんどん上がっていくと思うので、すでに憂鬱です。

そうした中で、高市さんが関節リウマチ、発汗などいくつもの症状に悩まされ、時には症状について心ない言葉で揶揄されても凛として立ち続け、国のため、自分の内に秘めたヴィジョンのために走り続ける姿に胸が熱くなりました。

他人の体験談を聞くだけでは収入は増えないし、負担は物理的に軽減されません。体験談(≒精神的支援)より物理的な支援が必要なシーンは当然あります。それでも、自分と同じ悩みを抱える人の体験談、ましてや首相のエピソードを聞くと不安が和らいだり、励みになったりします。

私は生理現象をからかわれた経験があります。遠い昔の話なのに、当時を思い出すと怒りの感情がわいてきます。それと同時に、”症状が出るときは休めばよかった”と当時を振り返ったことも…。高市さんについても発汗の症状に苦しんだだけではなく、「つゆだく大臣」という心ない言葉の刃を向けられていました。それでも、公の場に出ることを控えず、表舞台に立ち続けていました。高市さんのそんなエピソードを知って、堂々と立ち続けることのかっこよさを改めて感じました。

一つの政策を実現させるのはとても大変なことですし、時間も要します。政策まではいかなくとも、高市さんのお話だけでも救われることもあると伝えたいと思いました。


《OTONA SALONE》

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