上半期の出生数、過去最少ペース…厚労省・人口動態統計 | NewsCafe

上半期の出生数、過去最少ペース…厚労省・人口動態統計

子育て・教育 リセマム/生活・健康/その他
出生数の前年同月比較
出生数の前年同月比較 全 3 枚 拡大写真
 2025年上半期(1~6月)の日本人の出生数が過去最少の31万9,079人になることが2025年11月4日、厚生労働省の人口動態統計月報(概数)で明らかになった。前年同期比3.3%減となる見込みで、上半期としては過去最少の水準が続いている。

 厚生労働省が公表した人口動態統計月報(概数/2025年6月分)によると、2025年1~6月の日本人の出生数は、前年同期比1万919人減(3.3%減)の31万9,079人。長期的な減少傾向が続いており、少子化に歯止めがかからない状況だ。2024年の年間出生数(確定)は68万6,173人で、1899年(明治32年)の人口動態調査開始以来の最少を記録した。2025年下半期も同じペースで推移すれば、2年連続で70万人を割り込む可能性が高い。

 月別にみると、6月の出生数は5万5,658人で、前年同月を345人上回った。一方で、1~5月はいずれも前年を下回っており、全体では減少傾向が鮮明となっている。

 上半期の死亡数は82万3,343人で、前年同期より2.9%上昇。出生数との差し引きによる自然減(人口の自然減少)は50万4,264人で、前年同期47万276人より3万人以上増えた。高齢化の進行により死亡数が高止まりする一方で、出生数の落ち込みが続いており、人口減少の加速が懸念される。

 婚姻件数は23万166件で、前年同期比1万427件減(4.3%減)。最近の少子化は人口減少・非婚化・夫婦の出生率低下の三重の下押しで進行が続いている。政府は、次元の異なる少子化対策として「こども未来戦略」を策定し、児童手当の拡充など、子育て家計の支援に取り組んでいるが、現時点では出生数の底打ちには至っていない。

 人口動態調査は、「戸籍法」「死産の届出に関する規程」により届け出られた出生、死亡、婚姻、離婚および死産の全数を対象としたもの(外国人を除く)。人口動態統計年報は、例年、概数版が翌年6月ごろ、確定版が9月ごろに公表される。

《川端珠紀》

この記事の写真

/

アクセスランキング

  1. 中川翔子、産後1ヶ月で20キロ減 双子の“顔出し終了”理由も明かす「家族と話し合って…」

    中川翔子、産後1ヶ月で20キロ減 双子の“顔出し終了”理由も明かす「家族と話し合って…」

  2. 韓国で…食品が置かれた図書館⇒”100種類以上”のラインナップに「見てるだけでワクワク」

    韓国で…食品が置かれた図書館⇒”100種類以上”のラインナップに「見てるだけでワクワク」

  3. マチアプで結婚した美人、義両親と妹との「同居婚をした真の狙い」とは【裏垢・仮面夫婦 #8】

    マチアプで結婚した美人、義両親と妹との「同居婚をした真の狙い」とは【裏垢・仮面夫婦 #8】

  4. 「ミス実践」ファイナリスト、小池姫咲さんの素顔に迫る【大学コンテスト2025】

    「ミス実践」ファイナリスト、小池姫咲さんの素顔に迫る【大学コンテスト2025】

  5. MAZZEL・NAOYA、プライベートでボーイズグループのライブへ「チケットを買って」「3階席の1番奥とかで…」

    MAZZEL・NAOYA、プライベートでボーイズグループのライブへ「チケットを買って」「3階席の1番奥とかで…」

ランキングをもっと見る