福士蒼汰、海外スタッフと韓国語でコミュニケーション グローバルに活躍する裏で大切にしているモットーとは【インタビュー後編】 | NewsCafe

福士蒼汰、海外スタッフと韓国語でコミュニケーション グローバルに活躍する裏で大切にしているモットーとは【インタビュー後編】

芸能 モデルプレス/ent/wide/show3
モデルプレスのインタビューに応じた福士蒼汰(C)モデルプレス
モデルプレスのインタビューに応じた福士蒼汰(C)モデルプレス 全 1 枚 拡大写真
【モデルプレス=2025/11/12】映画「楓」(12月19日公開)で福原遥とともにW主演を務める俳優の福士蒼汰(ふくし・そうた/32)に、モデルプレスがインタビュー。後編では、グローバルに活躍する福士のモットーや韓国での生活で得たこと、そして「夢を叶える秘訣」に迫った。

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◆福士蒼汰&福原遥W主演 映画「楓」

時代を超えて愛される国民的バンド・スピッツの楽曲「楓」が、行定勲監督により映画化。大切な人を失った男女が、悲しみを抱きながらも前に進もうとする姿を描く。ニュージーランドで撮影が敢行され、カメラマンには韓国出身のユ・イルスン氏が参加したグローバルな作品となっている。

◆福士蒼汰、海外スタッフと韓国語でコミュニケーション

― 今作はニュージーランドで撮影し、韓国出身のカメラマン ユ・イルスンさんが参加されるなど、グローバルな作品になっています。海外のスタッフさんと一緒にお仕事をして、感じられたことはありますか?

福士:行定監督が今作の1年前ぐらいに韓国でドラマを撮っていて、ユさんはそのときのカメラマンです。僕もちょうど1年前にNetflixの韓国ドラマ「この恋、通訳できますか?(仮題)」に参加させていただいたのですが、テスト撮影がほぼなく、ずっと本番で撮影する韓国の撮影方法がすごく気に入ったんです。その話を監督にしたときに、「俺もあのやり方いいと思うんだよね」とおっしゃっていて、今回はカメラマンも韓国の方だし、その撮影スタイルでいこうと決まりました。それぞれの国で撮影のスタイルも全然違うので、場所場所でよりよいものを吸収していって、次の現場に伝えていくのもいいなと思いながら撮影していました。

― カメラマンのユさんとは、韓国語でコミュニケーションをしていたのですか?

福士:通訳さんはいましたが、基本は韓国語で話していました。「この恋、通訳できますか?(仮題)」の際に韓国の俳優の方々やスタッフさんと直接話したくて、半年間韓国語を勉強していて、その後も続けていたのですが、「楓」のカメラマンさんが韓国の方だと聞いて「じゃあもっと頑張って韓国語でコミュニケーションをとろう」と。わからないこともあったのですが、頑張ってできるだけ韓国語で話していて、通訳さんも「上手ですよ」と言ってくれました(笑)。

― 直接やり取りすることで感じられることもありますか?

福士:そうですね。僕は言語が好きで、その国の言葉でその国の人たちと話したいという思いがあるんです。スペインに行ったときはスペイン語を学ぶ余裕がなくて英語で全部話していたんですけど、次スペインに行ったらスペイン語やろうかな、とか。逆の立場で考えると、海外の方が日本語を話してくれると嬉しいですし、ちゃんと喋れていなくても伝わり方が違うと思うので、僕は頑張ってその国の言語でその国の人に話しかけることを心がけています。

― 確かに、拙くても伝わるものがありますよね。

福士:本当にそうなんです。「アニョハセヨ」だけでも嬉しく思ってくれるし、「チャルジャッセヨ?(よく眠れましたか?)」「チャルジネセヨ?(お元気ですか?)」と言うとすごく喜んでもらえます。逆の立場で考えたら「こんにちは!」「元気?」と言われたらすごく嬉しいので、意識していますね。

◆福士蒼汰、韓国俳優から受けた影響

― 昨年は半年間ほど撮影で韓国などに行ったとお伺いしましたが、言語の勉強以外にも韓国の映画や音楽、食べ物などで印象に残っているものはありますか?

福士:食でいうと、オリコギっていうアヒルの肉が美味しかったです。サムギョプサルはどこに行っても美味しかったのでたくさん食べましたね。あと、夏は冷麺もたくさん食べていました。麺にそば粉が入っている種類もありました。ケータリングも豪華で、撮影でカナダに行ったときも毎回韓国料理を出してくれて、絶対にご飯があったんですよ。それがすごく嬉しくて(笑)。ご飯がある安心感もありつつ、キムチも絶対にあるので、キムチとご飯だけでも食べられちゃう。あと海鮮系も食べました。どの料理も本当に美味しかったので、また韓国へ韓国料理を食べに行きたいですね。

あと、韓国の地方のヤンヤンというところにも行ったりしました。世界中どこでも、ローカルなお店に行ってみたいので、ニュージーランドだったら肉を食べたり、韓国でも肉だけど(笑)、その国の特徴のある食べ物はいいなって思います。僕は結構なんでも食べるタイプなので、いろいろな食事を楽しみましたね。

― お食事のお話がたくさん出ましたが、芸能や文化の面で影響を受けたことはありますか?

福士:韓国の俳優さんと一緒にお芝居していると、すごくストレートに気持ちが伝わってくるので面白いなと思いました。自分もそのようにお芝居してみたいと感じ、それを踏まえた1作目が「楓」だったので、今作では特に気持ちを真っ直ぐに伝えることを意識しました。ストレートに伝えることは恥ずかしかったりするんですけど、今持っている感情をいかに曲げずに、遠回しにせず、お芝居に繋げるか、と考えていましたね。カメラマンさんもユさんだったので、僕の芝居をそのまま撮ってくれるという信頼もありました。

― 韓国で受けたいい影響が今作に活かされたということですね。

福士:そうなんじゃないかなと思います。行定監督もユさんに結構任せていて、ユさんのアングルで撮影していたので、それぞれの良さがいいように出ていると思います。

◆福士蒼汰の夢を叶える秘訣

― モデルプレス読者の中には今、夢を追いかけている読者がたくさんいます。そういった読者に向けて、福士さんの「夢を叶える秘訣」を教えてください。2016年のインタビューでは「準備をしておくこと」とお話しされていて、「海外の方とお仕事をしたいから、英語の勉強をしている」とおっしゃっていましたが、実現されていると感じます。

福士:本当ですね。そのときは、まず英語だったんですよ。そこから今は韓国語も他の言語もやっていて、言語が好きなんだなと改めて感じますね(笑)。夢を叶える秘訣としては…準備は大事ですよね。

― では、今も変わらず「準備をすること」?

福士:準備は絶対的に大事だと思います。あとは「それを好きかどうか」ですかね。好きじゃないと続けられないんです。例えば「英語の勉強をしたい」と言う人も多いですが、続かないのは本当に好きではないし、本当にやりたいと思っていないからだと思うんです。僕は幸い言語そのものが好きだし、英語、韓国語に加えて、これから他の言語もやりたいと思っているのですが、そのモチベーションは「好きだから」です。だから、夢を叶える秘訣としては、準備をして、それを続けること。そのモチベーションは「好きであるかどうか」ですね。

― 最後に、グローバルに活躍の場を広げている福士さんの今後の目標やビジョンをお聞かせください。

福士:数年前からボーダレスに仕事をすることが目標だと言っているのですが、それは変わりません。「楓」のニュージーランドでの撮影ではニュージーランドのクルーもいたのですが、コミュニケーションを取り合って「これはこういうシーンで、こうしてほしい」と話し合いながら作っていくのがすごく楽しかったので、これからもいろんな国の人とお仕事をしたいです。

― 貴重なお話をありがとうございました!

(modelpress編集部)

◆福士蒼汰(ふくし・そうた)プロフィール

1993年5月30日生まれ、東京都出身。2011年、ドラマ「美咲ナンバーワン!!」(日本テレビ系)で俳優デビュー。同年「仮面ライダーフォーゼ」(テレビ朝日系)で主演に抜擢され、注目を集めた後、2013年度前期放送の連続テレビ小説「あまちゃん」(NHK)でヒロインの相手役を演じブレイクを果たした。その後もドラマ「今日は会社休みます」(日本テレビ系/2014)、「恋仲」(フジテレビ系/2015)、「愛してたって、秘密はある。」(日本テレビ系/2017)、映画「ストロボ・エッジ」(2015)、「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」(2016)など、話題作に多数出演。

近年の主な作品はドラマ「神様のカルテ」(フジテレビ系/2021)、「大奥」(NHK/2023)、「弁護士ソドム」(テレビ東京系/2023)、「アイのない恋人たち」(テレビ朝日系/2024)など。そのほか、Huluオリジナル「THE HEAD Season2」(2023)、Netflix韓国ドラマ「この恋、通訳できますか?(仮題)」(配信未定)など、海外作品でも活躍している

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《モデルプレス》

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