ネッ友がいる小中学生が過去最多の7割超…ニフティ実態調査
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調査は2025年9月23日から10月27日にかけて、小中学生を中心とする「ニフティキッズ」訪問者を対象にインターネットで実施し、1,664件の有効回答を得た。
「今、ネッ友はいる?」という質問に対し、小学生・中学生共に7割以上が「いる」と回答した。2023年は小学生55%・中学生66%、2024年は小学生64.1%・中学生74.6%がネッ友がいると回答しており、年々ネッ友がいる割合は増加傾向にあるといえる。
ネッ友がいる人に、ネッ友の年齢について尋ねたところ、「年上の人が多い」が43.7%でもっとも多く、ついで「同い年の人が多い」となった。年上のネッ友がいると回答した人のうち、63.1%が「1~3歳年上」と回答しており、中には7歳以上離れたネッ友と関わっている人もいることもあった。
初めてのネッ友ができた時期は、「小学校5年生」がもっとも多く、ついで「小学校4年生」「小学校6年生」と続いた。
ネッ友に自分の情報を教えたことがあるかという問いには、小学生の7割以上、中学生では87.5%が「教えたことがある」と回答。教えた情報(複数選択)は、「性別」「年齢」「誕生日」が上位を占めた。ほかには「住んでいる地域」や「下の名前」を教えたことがある人もいた。そのほかの回答には、「趣味や推し」「部活動」といった情報もあがった。
実際にネッ友に会ったことがあるかについては、ネッ友がいる小中学生のおよそ9割が「ない」と回答した。会ったことがない人に会いたいと思うか尋ねると、小学生・中学生共に「会いたくない」「会いたいけど怖い」という回答が多くを占めた。また、「会いたいけどおうちの人に禁止されている」という回答も3番目に多かった。そのほかの意見として、「ネッ友が住んでる地域が遠いから難しい」や「大人になったらいつか『会いたい』って誘いたい」「声や顔を知ってからなら会ってみたい」などがあった。
「一生の友だち」になれるのはどちらだと思うかという質問では、小学生は「リアルで会ったことがある友達」が最多だったのに対し、中学生では「どちらもなり得る」がもっとも多く、世代によってネッ友との関係性の捉え方が異なることがわかった。
ネッ友がどのような存在かについては、「『好き』を語っても引かれない貴重な存在」「いい意味で距離感があって安心して相談したりできる存在」といった、リアルな友達には話しにくいことも気軽に打ち明けられる相手として捉える意見があった。一方で、「完璧に信じてはいけない存在」「ゲームをする仲であって、実際には会わない方がいい存在の人」など、一定の距離を保ち、慎重に関わるべき相手だと考える意見も寄せられた。
《吹野准》
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