【年末年始】全国の高速道路渋滞予測、1/2-3に多発

　NEXCO東日本・中日本・西日本とJB本四高速、日本道路交通情報センターは、年末年始の高速道路における渋滞予測を発表した。上下線ともに2026年1月2日～3日に集中すると見込まれ、各社は日程変更など分散利用を呼び掛けている。

　この渋滞予測は、2025年12月26日～2026年1月4日の期間に、高速道路で発生する10km以上の交通集中渋滞を対象にまとめたもの。期間中に発生する渋滞回数は、上り線126回・下り線84回の合計210回。上下線ともに2026年1月2日～3日にもっとも集中すると予測されている。

　特に長い渋滞が予測されるのは、東北自動車道が下り線の羽生PA付近で1月2日午前11時ごろ（ピーク時渋滞長25km）、上り線の加須IC付近で1月3日午後5時ごろ（同35km）。東名高速道路は下り線の綾瀬SIC付近で、12月30日午前7時と1月2日の午前10時、1月3日の午前11時ごろ（同25km）。東名阪自動車道（伊勢自動車道）は上り線の鈴鹿IC付近で1月3日正午ごろ（同30km）。

　名神高速道路は下り線の旧山科BS付近で、1月2日午後4時ごろ（ピーク時渋滞長20km）、上り線の大津IC付近で、1月2日と3日の午後11時ごろ（同25km）。九州自動車道は上り線の広川IC付近で1月3日午後4時ごろ（同25km）。神戸淡路鳴門自動車道は、上り線の舞子TN出口付近で1月3日午後4時ごろ、ピーク時最長35kmの交通集中が見込まれている。

　高速道路では、下り坂から上り坂に変わるサグ部で車両の速度が自然に落ちやすく、後続車がブレーキを踏む回数が増えるため、渋滞が発生しやすい。特に、長い渋滞が予測されている地点の多くはサグ部での速度低下が原因とされており、速度回復を意識して走行することで渋滞の緩和につながるという。

　各社の渋滞予測情報は、過去の渋滞実績と最近の交通状況を踏まえて作成したもので、事故などの交通障害や天候の影響によって変動する可能性があるとしている。渋滞予測情報は各社のWebサイトで公開。最大20km以上の渋滞が予測される地点をまとめた資料や、渋滞回避のための情報なども掲載している。