12月31日に放送される『NHK紅白歌合戦』に11回目の出場を果たす乃木坂46。2025年は新メンバーの加入・メンバーの卒業と、世代交代の色が濃く、変化の多い年となった。そこで本記事では、乃木坂46のこの1年間の歩みを振り返りながら、グループが築いてきた現在地に迫りたい。
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2025年の乃木坂46はグループを支えてきたメンバーの卒業が相次いだ1年でもあった。長年乃木坂46を牽引した与田祐希が2月にグループを旅立つと、次いでアンダーライブの座長を務めた経験もある佐藤楓・舞台での活躍が光った中村麗乃も卒業。そして先日には、女優業などグループ外でも目覚ましい存在感を発揮していた久保史緒里が卒業となった。また、松尾美佑・矢久保美緒も今年12月31日にグループを卒業すると発表している。
そんな卒業ラッシュの中で、グループに新たな息吹をもたらしたのが6期生11名の加入だ。節目となる40thシングル『ビリヤニ』では、瀬戸口心月と矢田萌華が表題曲のダブルセンターに抜擢され、初々しくキュートなパフォーマンスでファンを魅了した。また、坂道シリーズの各グループの新人たちが約1ヶ月にわたり白熱のステージを繰り広げる『新参者 二〇二五 LIVE at THEATER MILANO-Za』も全10公演を完遂。6期生はめきめきと成長しており、今年は新世代の活躍がはっきりと見えた年だっただろう。
ライブ活動においても、2025年は乃木坂46にとって大きな節目が続いた。5月に開催された『13th YEAR BIRTHDAY LIVE』は味の素スタジアムにて実施され、2日間で約11万人を動員した大規模公演に。6期生が加入した新体制での初のライブでもあり、新旧メンバーの融合を象徴するような時間となった。また、「真夏の全国ツアー2025」では、明治神宮野球場でのライブが10回目の節目に到達。屋外ならではの開放感とグループの歴史が刻まれた聖地でのパフォーマンスは、ファンの心にも強く刻まれたはずだ。
こうした歩みを経て迎える『紅白歌合戦』は、乃木坂46の濃密な2025年の集大成となるだろう。結成15周年を迎える2026年へと向かう中、前進し続けた乃木坂46の今を示すステージに、期待が高まる。



