給付型奨学金「オンライン里親プロジェクト」12/31締切 | NewsCafe

給付型奨学金「オンライン里親プロジェクト」12/31締切

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みらいこども財団
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 みらいこども財団は、児童養護施設を卒園し、大学や専門学校へ進学する学生を、複数の大人がチームで支える独自の給付型奨学金制度「オンライン里親プロジェクト」の2026年度支援学生の募集を開始した。一次締切は2025年12月31日。

 施設出身の若者は、経済的な困難に加え、頼れる親族や大人が身近にいないことから孤立という課題に直面している。大学等への進学率は一般と比べ約半分程度と低く、気軽に相談できる大人がいないため、中退率も高く、自立後の生活が困難になるケースが少なくない。

「オンライン里親プロジェクト」では、学費や生活費の支援に加え、「自分を応援してくれる大人の存在」という精神的なサポートを通じて、学生の真の自立を応援する。一次募集締切は2025年12月31日。2026年度は約10名の支援を予定している。支給金額は毎月3万円から5万円を卒業まで支給する。金額は対象者の状況に応じて決定する。

 応募対象者は、2026年3月に高校卒業ならびに児童養護施設を卒園し、4月より進学予定の学生。進学先は4年生大学、専門学校を問わない。2025年以前に卒園した人や、措置延長者も対象に含む。

 また、活動を支える「オンライン里親(支援者)」も募集している。「オンライン里親」とは、児童養護施設で育ち、大学や専門学校へ進学する学生を対象に、複数の支援者がチーム(1学生あたり約7名)で支援する、新しい形のサポートモデル。学生の経済的・精神的な後ろ盾がない状況を解消し、安心して勉強に励み、充実した学生生活を送れるようにサポートする。

 おもな活動内容は、経済的支援として毎月約1万円の会費を複数人で集め、そのうち7割を学生へ給付型奨学金として届ける。3割はボランティア会費として使用する。精神的支援として3か月に1回、オンライン交流会で学生と顔をあわせ、卒業までの学生生活を「遠い親戚」のような立場で応援する。卒業後はプロジェクト終了時に「卒業お祝い会」を開催。その後もゆるやかな関係を続けるチームも多くあるという。

 学生の成長を間近で見守る大きなやりがいを得られる社会貢献活動として、現在は、約200名のオンライン里親が24名の学生を支えている。一方、来年度も10名の学生支援を目指しているが、支援開始には学生1人あたり約7名のオンライン里親の参加が必要になっているという。

 里親参加者からは「自分の経験を話すだけで喜んでくれて、逆にエネルギーをもらっています」「忙しくても続けられる。オンラインだからこその良さがある」「学生の進学・成長を間近で見守る喜びがあります」「複数の里親が協力し、学生の『心の拠り所』となる温かいコミュニティの一員になれる」などの声が寄せられている。同プロジェクトでは、参加検討中の人でも気軽に参加できる説明会も随時開催しており、今後も支援の輪を広げていきたい考えだ。

◆オンライン里親プロジェクト2026年度支援学生募集
一次募集締切:2025年12月31日(水)
支援金額:毎月3万円から5万円を卒業まで支給
※対象者の状況に応じて金額を決定
募集人数:約10名の予定
応募対象者:2026年3月に高校卒業ならびに児童養護施設を卒園し、4月より進学予定の学生(2025年以前卒園も可)
※進学先は4年生大学、専門学校を問わない、措置延長も対象

《吹野准》

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