鈴木福主演映画「ヒグマ!!」来年1月23日公開決定 相次ぐクマ被害受け公開延期していた | NewsCafe

鈴木福主演映画「ヒグマ!!」来年1月23日公開決定 相次ぐクマ被害受け公開延期していた

芸能 モデルプレス/ent/movie
「ヒグマ!!」メインビジュアル(C)2025映画「ヒグマ!!」製作委員会
「ヒグマ!!」メインビジュアル(C)2025映画「ヒグマ!!」製作委員会 全 1 枚 拡大写真
【モデルプレス=2025/12/11】国内でクマの被害が相次いでいることを受け、公開時期を延期していた鈴木福主演の映画『ヒグマ‼』の新たな公開日が2026年1月23日に決定。公開日決定にあたり、製作委員会、監督・脚本を務めた内藤瑛亮監督、鈴木よりコメントが発表された。

【写真】公開延期を発表していた映画で主演務めた元子役俳優、血だらけの姿

◆映画「ヒグマ!!」公開日決定

公開日決定に伴い、新たな公開日の予告編と新ビジュアル、場面写真10点が一挙解禁。公開日決定にあたり、製作委員会は「はじめに、クマ被害に遭われた方々、そして、警戒を余儀なくされている地域の皆さまへ心よりお見舞い申し上げます」とした上で「この度の公開延期に際し、多くのご意見・ご理解をいただき、深く御礼申し上げます」と感謝した。

続けて「こうした励ましに支えられながら、チーム一同、本作をどのような形でお届けするか、慎重に検討を重ねてまいりました。そして、本作を新たな気持ちで再始動する節目として、劇場公開日を 2026年1月23日に設定いたしました」と説明。「本作に含まれるスリラー描写や都市生活に潜むリスクといったテーマを、観客の皆さまにフィクションとして適切な距離感で受け止めていただける時期について慎重に検討を重ねた結果、この日程での公開がふさわしいとの判断に至りました」と公開日決定に至るまでの経緯を明かした。また「公開に向けては、作品の背景や魅力を丁寧にお伝えしつつ、安心してご鑑賞いただけるよう準備を進めてまいります」とした。

今回解禁された場面写真には、泥だらけで負傷した耳に包帯を巻いている小山内(鈴木)が左足をガムテープで固定しながらも果敢に前へ進もうとする若林(円井わん)を支えて歩く姿や、猟師の神崎(宇梶剛士)と若林が固い握手をするシーンも。そのほか横転した軽トラックの上で吠えるヒグマや眼光鋭い闇バイトたちの表情などが捉えられている。(modelpress編集部)

◆「ヒグマ!!」製作委員会コメント全文

はじめに、クマ被害に遭われた方々、そして、警戒を余儀なくされている地域の皆さまへ心よりお見舞い申し上げます。この度の公開延期に際し、多くのご意見・ご理解をいただき、深く御礼申し上げます。作品への期待や温かな応援の声を日々いただいていること、そして、関係各社との調整の中で多くの方々から心強いご支援をいただいていることに感謝の気持ちでいっぱいです。こうした励ましに支えられながら、チーム一同、本作をどのような形でお届けするか、慎重に検討を重ねてまいりました。そして、本作を新たな気持ちで再始動する節目として、劇場公開日を 2026年1月23日(金) に設定いたしました。本作に含まれるスリラー描写や都市生活に潜むリスクといったテーマを、観客の皆さまにフィクションとして適切な距離感で受け止めていただける時期について慎重に検討を重ねた結果、この日程での公開がふさわしいとの判断に至りました。公開に向けては、作品の背景や魅力を丁寧にお伝えしつつ、安心してご鑑賞いただけるよう準備を進めてまいります。改めて、公開をお待ちいただく皆さまに深く感謝申し上げます。2026年1月23日、映画館でお会いできることを心より願っております。

◆監督・脚本:内藤瑛亮コメント

熊による被害によって多くの方が傷つき、ご苦労を強いられていることに心を痛めております。一日も早く平穏な暮らしを取り戻されますよう祈っております。『ヒグマ!!』の公開延期を受けて、フィクションと現実の距離感について改めて考えました。フィクションは現実には起きて欲しくないことを描きます。ファンタジーであっても現実と繋がるような問題が描かれなければ、観客の心を動かすことはできません。一方で現実との距離が近過ぎてしまうと、フィクションとして受け止められず、心を過剰に動揺させてしまいます。それは作り手の本意ではありません。現実と距離をとりつつ、しかし現実にある問題と繋がる物語を届けたいです。その案配は繊細で、『ヒグマ!!』が公開延期をせざるを得なかった事情は理解できます。楽しみにされていた方には申し訳ありませんでした。僕たちはフィクションがなくても生きられます。映画を観なくても、演劇を観なくても、本を読まなくても、生活できます。でもフィクションがない世界なんて淋し過ぎます。現実にある問題は正解がありません。何が正しくて、間違っているのか、常に頭を悩まされます。考え抜いて選んだ道が正しかったのか、教えてくれる人はいません。霧に包まれた道を恐る恐る歩き進むしかありません。時に息苦しく、心細くなります。そうしたときに救いとなるのがフィクションです。フィクションは現実に起こりうる問題を掬い取り、物語を紡ぎます。観客は主人公を通じて苦しみ、悲しみ、笑って泣いて、絶望に打ちのめされ、希望を見いだし、社会が抱える病理に気づき、自分とは全く異なる立場の人の背景に思いを馳せ、自分だけが抱えていると思い込んでいた痛みが他の誰かも抱えていたと驚き、形容できない感情と出会い、フィクションにしか浄化できない鬱屈とした感情があることを知ります。フィクションがあるからこそ、僕らは正解のない現実とも向き合って生きていける。そう思っています。既にヒグマ被害が増加傾向にあった2023年に『ヒグマ!!』という物語を生み出す決心をしたのは、僕たちに必要なフィクションだと確信したからです。ヒグマの恐ろしさを徹底的に描きながら、落ち込んでばかりいられないよと笑い飛ばす明るさがあり、突き抜けるような爽快感に満ちた結末を迎える映画を目指しました。『ヒグマ!!』の再公開が決定しました。昨今の状況を鑑みると、この作品が完成したことも、公開できることも奇跡のように思います。一緒につくってくれたキャスト・スタッフ、再公開のために尽力してくれた方々、待ってくれていた観客の皆様には感謝しかありません。2026年の冬に、映画館という暗闇で、同じ時代を生きる人々と、スクリーンで大暴れするヒグマを観る。そこにはこの瞬間にしかない感動があるはずです。見逃さないで下さい。

◆主演:鈴木福コメント

はじめに、熊による被害に遭われた皆さま、ご家族、そして不安な日々を過ごされている地域の方々へ、心よりお見舞い申し上げます。『ヒグマ‼』は、社会問題となっている闇バイトの闇、そして自然の脅威としてのヒグマの恐ろしさを描きながら、エンターテイメントとしてもしっかり楽しんでいただける作品を目指して撮影に臨みました。クマ被害のニュースが続く中で公開延期となりましたが、こうして新しい公開日をお伝えできることに、胸を撫で下ろしています。今、この現実に直面しているからこそ、多くの方に響く作品になると信じています。ぜひ劇場で、現実と物語の境界線を体感してください!この作品が、自然との向き合い方や命の重さ、自己との向き合い方を、少しでも考えるきっかけとなれば幸いです。

【Not Sponsored 記事】

《モデルプレス》

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