吉沢亮が語る映画「国宝」ヒットの理由 横浜流星と顔見合わせ放った“一言”に会場拍手
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【写真】「国宝」吉沢亮・横浜流星が苦戦した歌舞伎 実際に演じる様子
◆吉沢亮「国宝」ヒット理由は?
映画「国宝」は、吉田修一氏の最高傑作との呼び声高い同名小説を実写化。任侠の一門に生まれながらも、歌舞伎役者の家に引き取られ、芸の道に人生を捧げる主人公・喜久雄(吉沢)が歩む50年を描く。本作は実写の邦画における歴代1位の興行収入を記録したが、その理由は何かと思うか尋ねられると、李監督は「特徴は、とにかく年齢層の幅が広いってことですよね。本当に若い人から、僕が聞いている限りだと90代の方も見ていただいていて、しかも何度も」と喜んだ。
続けて「歌舞伎の話だし3時間あるし、特に若者には難しいんじゃないかという予想がたくさんあったんですけど、もしかしたら10代、20代前半の方たちにとっては、こういった映画体験が初めて。自分が30年ぐらい前に、それこそ例えば『覇王別姫』とか『ラストエンペラー』といった映画を見て、“映画ってこういうものなのか”と。沢山の映画があるんですけど、理屈を超えた映画の力を浴びるっていう経験を若い方はしてくれたんじゃないかなっていうことと、特にご婦人方は、とにかくこの2人が美しければいいんだなって。物語もそうですけど、それが大事な要素だったのかなと。映画の力と美の力。これでどうでしょうか」と分析した。
これに吉沢は「まあ…我々が美しいからでしょうかね」とコメント。横浜を顔を見合わせ、会場から拍手を浴びていた。そして「僕自身こんなにも多くの方に見ていただける作品になるとは想像していなかったです。そもそもこの歌舞伎っていうものが、誰もが知っているけど深く知ってる人はそんなに多くないっていう部分を、伝統芸能としてもそうだし、ちゃんと映画としてのエンターテインメントとしてお届けできたことで、なんて言うんだろう…歌舞伎っていうものの…理解度と言いますか、深くまで浸透していって“歌舞伎ってすごいんだな”ってなって…」と口にするも「…やめます。何を言ってるわからなくなってきたので」と断念。すると、李監督が「日本文化への誇りみたいなものに気が付いたんじゃないかな」とフォローし、吉沢は「それなんです!それでした!」と笑顔を見せていた。
◆横浜流星「『国宝』の話ができることを嬉しく思います」
ステージに登壇した吉沢は「公開から半年経って、またこうやって皆様の前に立てて、本当に熱が落ちないまま色々なプロモーションなどにも参加させていただいている日々で、この作品が多くの方に広まっているんだなというのを実感している日々でございます」と吐露。また、この3人が揃うのは初日舞台挨拶以来だそうで、横浜は「初日舞台挨拶から半年ぐらいが経って、また皆さまの前で『国宝』の話ができることを嬉しく思います」と挨拶。これに李監督は「横浜くん待ってたよ」と声をかけ、吉沢も「大河お疲れ」と労った。
改めて、カンヌ国際映画祭に参加したことを振り返った吉沢は「初めてのカンヌ映画祭だったので、カンヌといえばね映画の聖地というくらい、映画人が憧れる場所でもありますので、非常に嬉しかったです」と声を弾ませた。冒頭、李監督から「ラフに楽しくお話しできれば」との声が上がったことについて吉沢は「フランクでって思えば思うほど、何にも面白いことが出てこなくて、現状がすごい切ないんですけど(笑)、普通のこと言いますけど、カンヌの現地の皆さまに日本の映画を観ていただいて、深く受け止めてくださったことが何より1番嬉しかったですね。つまらなくてすみません…」と話した。
横浜は「役者として憧れの地にこの作品で行けたことが非常に嬉しかったですし、観客の皆さんと一緒に我々も観るっていう、あの何とも言えない空気感。あれは作品に没頭したいのに周りの反応も気になるという、ずっとソワソワしてました」と振り返り、「皆さん、作品に入り込んでくださって、終わった後も『喜久雄!』という歓声だったりを浴びて『あぁ、この作品が本当に日本だけではなく、現地の彼らの方々に届いたんだな』と思うと、すごく胸が熱くなりましたね。また行きたいですね」と目を輝かせていた。(modelpress編集部)
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