櫻坂46井上梨名「7年間で輝けました」アイドル人生に幕 メンバーも涙浮かべ感謝伝える
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【写真】櫻坂46二期生が卒業セレモニー 後輩が涙「心にぽっかりと穴が空いてしまう」
◆「櫻坂46 こちら有楽町 星空放送局 出張版」からスタート
「Buddies感謝祭」は2022年12月に日本武道館で初開催された、櫻坂46からBuddies(櫻坂46ファン)への感謝を伝えるイベント。メンバーとファンとが1つになって、バラエティ豊かな企画を楽しむことで当時話題となった。今年は一期生・小池美波の卒業セレモニーも併催された3月の「Buddies感謝祭 2025」に続く2度目の開催となり、会場に足を運べないBuddiesのためにインターネット生配信も行われた。
井上、松田里奈、武元唯衣からなる“いのまちゅ”による影アナに続いて、イベントは井上を「櫻坂46 こちら有楽町 星空放送局 出張版」からスタート。井上が長期にわたりメインパーソナリティを務めるニッポン放送のラジオ番組「櫻坂46 こちら有楽町 星空放送局」のたった1回限りの特別版が、Buddiesを前に展開される。
出張版にはメンバーが2つのチームに分かれて登場。井上宛てに送られたメールを誰が書いたか、井上が当てる企画を実施し、終始井上をニヤニヤさせることに。また、「最後の早口妄想大爆発」コーナーでは井上と大園玲、武元、松田の4人を中心に大討論を繰り広げる。井上は「メンバー全員での『こち星』、叶いました!」と喜びを口にし、最後はメンバーのサイン入りグッズを来場者に抽選でプレゼントして、企画パートを終えた。なお、番組新パーソナリティは12月21日の放送で発表され、井上の出演は同月28日放送皆回が最後になる。
◆櫻坂46、2025年を振り返る
最後の最後まで安定しない活舌の井上のトークに場が和んだあとは、ライブパートへ突入。客席が井上のペンライトカラーである青1色に染まる中、久しぶりに披露される「Microscope」にてライブは幕を開ける。井上を含むオリジナルメンバーに三期生を加えた編成で、柔らかさや可愛らしさを打ち出したパフォーマンスで会場を幸福感で包み込むと、続く「桜月」では桜色に染まった客席を前に、美しさや儚さを漂わせた歌とダンスでBuddiesを魅了してみせた。
MCでは谷口愛季が「滑舌が悪い人がひとりいなくなってしまうのは寂しいんですけど」と笑顔で井上について触れる一幕も。その一方で、守屋麗奈は「今日を楽しみにしていたけど、来てほしくないなとも思っていて。たくさん目に焼き付けて、思い出に残したいと思います」と意気込みを伝えた。
和やかなMCのあとは、四期生による「死んだふり」からライブは再開。11月に開催された「新参者 二〇二五 LIVE at THEATER MILANO-Za」以来の、久々の9人全員での披露ということもあり、よりパワフルさ増した今の四期生ならではのパフォーマンスで会場の熱気を上昇させていく。また、先週「13th Single BACKS LIVE!!」を終えたばかりのBACKSメンバーは、「木枯らしは泣かない」で切なくも情熱的な世界観を一瞬にして作り上げる。
2曲歌い終えたあとのMCパートでは、2025年の1年間を振り返るトークを展開。山川宇衣が「たくさんのことを経験させていただいて、あっという間の1年でした。1つひとつのライブが印象に残っていて、Buddiesの皆さんのおかげで楽しく過ごすことができました」と伝えると、向井純葉は「可愛いと大好きが止まらない1年でした。加入してきた四期生ちゃんが愛おしいし、二期生さんへの愛も止まらなくて。そして何より、Buddiesの皆さんが可愛くて」と続ける。さらに、大園は「前回の「Buddies感謝祭」で一期生さんが全員いなくなり、そのあとに四期生が入ってきてくれた。そんな四期生を可愛がって先輩している三期生もまた可愛いし、何年も一緒にいるけど今が一番大好きなのが幸せ」と感慨深げに2025年を振り返った。
◆井上梨名、櫻坂46卒業コンサート開催
客席が黄色のペンライトで染まる中、ライブは「最終の地下鉄に乗って」にて後半戦に突入。優しい曲調で会場に温かな空気を注ぎ込むと、続く「美しきNervous」にて再びギアが上がることに。躍動感の強いダンスで客席を沸かせ続けたかと思えば「それが愛なのね」では会場をダンスフロアに一変させる。山崎天(※「崎」は正式には「たつさき」)の煽りを合図に、メンバーとBuddiesが一丸となって声を上げながら、このかけがえのない一瞬を心の底から楽しんだ。
この日のラストナンバーに選ばれたのは、最新シングル「Unhappy birthday構文」。それまでのハッピーさからクール&ダークな空気へと激変すると、圧倒的なパフォーマンス力とともに唯一無二の世界観で櫻坂46らしさを提示してみせ、ライブパートを締め括った。
続いては、いよいよ井上の卒業セレモニーの時間に。会場中から「いのりコール」が鳴り響く中、井上のソロ歌唱をフィーチャーした「五月雨よ」にて、セレモニーはスタートする。井上は前半を同期の二期生とパフォーマンスし、後半を三期生とともに披露。曲終盤には四期生も加わり、長尺の新規ダンスパートを取り入れながらメンバー全員で櫻坂46として残された時間を胸に刻んでいく。
11thシングルのBACKSメンバー曲「ULTRAVIOLET」では、幸福感を強めた歌とダンスで観る者を大いに楽しませる。曲中には井上&武元のペアダンスをフィーチャーした見どころも用意され、井上にスポットを当てた形でセレモニーは進行。かと思えば、テレビ朝日で放送中のレギュラー番組「サクラミーツ」メンバー6人(井上、大沼晶保、武元、増本綺良、谷口、中嶋優月)で息の合ったコントを見せ、ステージに残った井上、大沼、武元、増本がその流れで「イザベルについて」を披露する。この4人だからこその絆が見えるパフォーマンスに、客席から盛大な声援と拍手が送られた。
◆井上梨名、スピーチで思い語る「たくさんこの7年間で輝けました」
セレモニーもいよいよ佳境に。本人や同期、後輩からのコメントを交えた、欅坂46加入時から今日までを振り返る映像に続いて、純白ピンクのドレスを着た井上がステージに登場。大園、田村保乃とともに「ずっと 春だったらなあ」を歌い始めると、会場は感傷的な空気に包まれる。そんな淋しげな空気も、井上は松田とともに「On my way」を力強い歌声と満面の笑みで披露することで、ポジティブなものへと昇華。曲中、お互いに対してやBuddiesに対して「大好きだよ!」と叫ぶ場面もあり、客席からは歓喜の声が湧き上がった。
ステージに井上が1人が残ると、客席に向けて感謝の言葉を伝えていく。彼女は「私は7年前にこのグループに加入したんですけど、どこにでもいる女子高生が、先輩たちがテレビだったりMVだったりでパフォーマンスする姿に心を動かされて、それが人生の支えになりました。憧れの人たちみたいにたくさんの人を笑顔にして、支えられる人になれたらと、人生で大きな決断をしました」と、グループ加入当初を振り返る。
続けて、「そこからはうまくいくことばかりじゃなかったし、思うように活動できなくて、グループや自分自身が暗くなってしまう時期もありましたし、自分の居場所はどこなんだろうと、もがく時期もありました」と苦悩した時期について明かし、「そんな中、いつもそばにいてくださるBuddiesの皆さんが道を照らしてくれたから、ずっと前を向いてここまで活動することができました」と伝える。
そして、スタッフや家族への感謝、各期のメンバーへの愛を述べつつ、同期へは「みんなが本当に大好きで。おばあちゃんになっても二期生曲とかいろんな曲、いっぱい踊ろうね」、Buddiesには「皆さんがいたから櫻坂46はここまで来ることができたし、私も今日まで、なんなら未来まで、Buddiesのおかげで生きていけると思います。この“チーム櫻坂”ならどのメンバーも輝ける、そんなグループになっています。自分で言うのも恥ずかしいけど、それは私が証明していると思います。たくさんこの7年間で輝けました!」と本音を口にした。
◆櫻坂46メンバー、井上梨名の卒業に涙
その後、二期生が一堂に会すると、井上に向けて次々と「可愛いよ!」と発言。松田が「ここまでのセレモニー、どうだった?」と問いかけると、井上は「最高(笑)」と自ら太鼓判を押す。そして、「イザベルについて」披露前のコントは自身が脚本を書いたこと、ドレスのイメージについては「いくつか候補があった中で、衣装さんからこれは『みんなの初恋』がテーマと言われて、即決しました」と裏話を明かした。
そんな井上に対して、森田ひかるは「何かあったらいつでも頼ってほしいし、ずっと応援してるから、これからの人生も井上らしく可愛い笑顔でいてね。自分が思っているより素敵な人なんだから、そこを誇ってほしい」とエールを送り、相方と呼ばれるほど親交のある武元は涙を堪えながら「最後の日に最高なところを持ってくるところが井上梨名。最後に一番の井上梨名を見せてくれて嬉しいし、こんなにキラキラした人の隣で歌えて嬉しかったです」と感謝を伝えた。
さらに、三期生と四期生も加わり、井上との最後の瞬間をともにする。山田桃実は「一緒に活動できたのは8ヶ月だけだったんですけど、この期間で学んだことはたくさんあります。悲しいし気持ちも寂しい気持ちも大きいんですけど、この先も尊敬の気持ちは一生変わらないので、これからも変わらぬ井上さんでいてください」と溌剌と語り、中嶋は「私は井上さんと仕事をするのが好きで、どの現場でどんなお仕事をするにもずっとお手本でいてくださいました。これからも一緒に経験したいことがあったから、今日の別れは本当に寂しい気持ちでいっぱいです。こんなに心にぽっかりと穴が空いてしまうのも、たくさんお世話になったから…」と涙を浮かべる。
そして、キャプテンの松田は「井上といるときはキャプテンじゃない自分でいられたし、それが自分の心の支えになっていた。たくさんいろんな言葉ももらったし、困っていたらすぐ気づいて隣に来てくれたし。井上がいなかったら、踏ん張れない瞬間がたくさんあった」と本心を明かし、「なのに、井上は弱い部分をまったく見せない。いつも頼ってほしいなと思っていたけど、それは井上なりの芯であり考え方で、そこも井上らしくてカッコよかった。同期も後輩も井上の姿をたくさん見てきたと思うけど、アイドルとしても人としてもお手本のような人。だから、私は井上みたいな強い人間になりたいなと思いました」と伝えた。
◆井上梨名、大きな歓声の中アイドル人生締め括る
会場が感傷的な空気に包まれると、そんな雰囲気をぶち破るかのように、井上は「皆さん、しんみりしている場合じゃないですよ! 最後の最後はみんなでとびっきりの笑顔で、たくさん大声で楽しみましょう!」と叫び、メンバー全員で井上がセンターを務める「確信的クロワッサン」をパフォーマンス。Buddiesによる盛大な「いのりコール」を背に、彼女は「7年間、本当にありがとうございました。みんなのおかげで、本当に本当に幸せでした!」と告げて、7年間におよぶアイドル人生を締め括った。
トロッコに乗ってアリーナを回遊しつつ、ファンに別れを告げる井上。再びステージに戻ると、今度はメンバー1人ひとりから青い花が手渡されていく。そして、最後に「メンバーのみんなもBuddiesの皆さんもたくさんたくさん、幸せな時間をありがとうございました。私のこの7年間のアイドル人生、100点満点です!」と伝え、約3時間半におよんだ「Buddies感謝祭 2025 EX」および「井上梨名 卒業セレモニー」は閉幕した。(modelpress編集部)
◆セットリスト
00. Overture
01. Microscope
02. 桜月
03. 死んだふり
04. 木枯らしは泣かない
05. 最終の地下鉄に乗って
06. 美しきNervous
07. それが愛なのね
08. Unhappy birthday構文
◆井上梨名卒業セレモニー
EN1. 五月雨よ
EN2. ULTRAVIOLET
EN3. イザベルについて
EN4. ずっと 春だったらなあ
EN5. On my way
EN6. 確信的クロワッサン
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《モデルプレス》


