新年初めの天体ショー「しぶんぎ座流星群」1/4未明から明け方が見ごろ
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しぶんぎ座流星群は、8月のペルセウス座流星群、12月のふたご座流星群と並ぶ三大流星群のひとつ。うしかい座とりゅう座の境界付近にある放射点を中心に星が流れる。国立天文台によると、しぶんぎ座流星群は活動が活発な期間が短く、流星の出現数が年によって変化しやすいことから、どのくらい流星が流れるか予想するのが難しい流星群だという。通常は1時間あたり20~40個程度の出現とされている。
流星群の名前に使用されている「しぶんぎ座」は、今は存在しない「へきめんしぶんぎ(壁面四分儀)座」という星座に由来している。現在は、放射点がうしかい座とりゅう座の境界付近にあるとされており、「りゅう座ι(イオタ)流星群」と呼ばれることもある。
しぶんぎ座流星群の一般的な出現時期は12月28日~1月12日ごろで、今シーズンは2026年1月4日の午前6時ごろに極大を迎える予想。アストロアーツでは、極大時刻と放射点の高さは好条件だが、月明かりの影響が大きく、肉眼で観測できる流星の数はあまり多くなさそうだとしている。見られる流星は、見晴らしが良いところで1時間あたり5~10個程度と予測される。
流星は、放射点を中心に空全体に現れるため、なるべく空の広い範囲を見渡せる場所で観測することをお勧めする。年明けすぐの大変寒い時期の星空観測のため、外に出る際は防寒対策は万全にし、事故に遭わないように十分注意のうえ、年初めの天体ショーを楽しんでほしい。
《畑山望》


