性別による仕事の偏見、大人になるほど高く…キッザニア東京×東京都調査
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東京都生活文化局とキッザニア東京は、2023年から3年連続で、期間限定「アンコンシャス・バイアス ウィーク」を開催している。期間中に行った投票アンケートは、設問ごとにシールを貼って回答する形式で実施した。アンコンシャス・バイアスの認知度は子供が12.5%、大人は32.2%であった。
性別による仕事の向き・不向きを聞いた設問では、「女の人に向いている仕事があると思う」と答えた大人は90.7%、子供は5.6ポイント少ない85.1%。「男の人に向いている仕事があると思う」と答えた大人は93.4%、子供は6.8ポイント少ない86.6%となった。性別によって区別をする傾向は、成長とともに周囲の影響を受けて、無意識の思い込みとして形成されていることが推察される。
一方、「性別によって得意な教科があると思うか」という問いでは、「ある」と回答した割合がいずれの年代も約5割となり、子供の方が大人より2.1ポイントとわずかに高かった。
「料理などの家事に向いている性別があると思うか」との問いに対し、「性別は関係ない」と回答した割合は、子供で約5割、大人では約8割となった。家庭内の役割については、大人の方が性別によらない考えを示す割合が高かった。
イベント期間中には、アンケートとあわせて「チャレンジカード作りワークショップ」も開催した。ワークショップでは、無意識の思い込みについて説明した後、子供自身がこれまでに感じた「どうせ無理」「できないかもしれない」といった経験を振り返り、それに対する前向きな声かけや考え方を学ぶ時間を設けた。性別に関する固定観念や自己制限的な思い込みを題材としたケースも紹介した。
参加した子供たちは、これから挑戦したい目標を書き込み、チャレンジカードとして持ち帰った。キッザニア東京では、今回の取組みを通じて、子供が性別や先入観に左右されず、自分の興味や関心をもとに将来を考えるきっかけづくりにつなげたいとしている。保護者にとっても、家庭や学校での声かけを見直す機会となる取組みとなった。
《吹野准》
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