“錦織”の心情を語る吉沢亮「この楽しい生活が永遠に続くと、どこかで思っていたのでは」 「ばけばけ」 | NewsCafe

“錦織”の心情を語る吉沢亮「この楽しい生活が永遠に続くと、どこかで思っていたのでは」 「ばけばけ」

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吉沢亮 連続テレビ小説「ばけばけ」
吉沢亮 連続テレビ小説「ばけばけ」 全 6 枚 拡大写真
連続テレビ小説「ばけばけ」にて、ヘブンをサポートする“親友”である錦織友一役の吉沢亮より、インタビューが到着。自身が演じる錦織について、また、ヘブンが熊本に行くと行ったときの心情について思いを明かした。

本作は、小泉セツ&八雲(ラフカディオ・ハーン)夫妻をモデルにした物語。明治時代の松江、怪談を愛する夫婦の何気ない日常を描いていく物語。

錦織友一は、「大盤石(だいばんじゃく)」との異名を持つ松江中学の英語教師。外国人教師として松江にやってきたヘブン(トミー・バストウ)と、夫婦になったトキ(髙石あかり)を公私にわたりサポートしている。

次期校長となり、ヘブンと島根の教育を盛り上げると意気込んでいたのだが…。

――ヘブンが熊本に行くと言ったとき、錦織はどんな心情だったのでしょうか。

吉沢ヘブン先生と共に過ごす日々の中で、彼と一緒に面白いものを作っていくことや、彼の成し遂げるものを一番近くで見ていたいという思いが錦織の中で非常に強くなっていくのを感じていました。単純に友達として隣にいたいという気持ちも大きくなっていたと思うので、突然熊本に行くと聞いた時はもう意味がわからなかったでしょう。パニックというか、悲しいどうこう以前の感覚だったと思います。

第14週でヘブンがトキに「(松江に)イテモ、イイデスカ?」と聞いた時点で、彼が松江を離れるなんてことは錦織の頭から消えていたはず。この楽しい生活が永遠に続くと、どこかで思っていたのではないでしょうか。

錦織は「何事に対しても一歩引いてしまう」
――改めて錦織役についての思いを聞かせてください。

吉沢回を追うごとに彼の不器用さや人間らしさ、可愛げのあるところが出てきているなと感じます。

実は錦織がまだ東京にいた第4週だけ、大盤石感の極みみたいなものを意識しながら演じていたんです。まだ教員資格検定の前で、自分が大盤石と呼ばれていることへの自負や自信がみなぎっていたし、日本を変えたいという思いで東京に来ている。そのギラギラ感や大盤石としての落ち着きを意識しながら演じました。

それ以降は、試験にも落ちて県知事(佐野史郎)のお声がけで松江に戻り、学歴を隠しながら仕事をしている。教育への熱量はあるにしても、本来は立ってはいけない場所にいるという負い目のようなものから、何事に対しても一歩引いてしまう感覚を大事に演じています。

錦織にとっての庄田(濱正悟)はある種、コンプレックスみたいなものです。受験前は錦織が“大磐石”、庄田は“半分弱”なんて言われていたのに、試験の結果一つで立場が逆転してしまいました。そんな二人が友達でもあるという絶妙な距離感が出ればいいなと思っています。

松江中の生徒の前では大盤石としての地位を守ろうと頑張っているので普段より声を少し低くしていますが、それすら空回りしているような瞬間も。錦織の不器用さが透けて見え、生徒たちにもだんだん伝わっている感じがしますよね。おいしいキャラクターをやらせていただいているなと思います。

――朝ドラの撮影は長期に渡りますが、心境は?

吉沢錦織は出演シーンが多いのですが、それでも自分よりも大変なヒロインがいるということに僕は支えられています(笑)。ずっと楽しくやれています。

ヒロイン・髙石あかりさんはカメラが回ってないところでもヒロイン然としていて、たたずまいが非常に大人。すごくピュアな部分も持っているので、みんなで支えてあげなきゃと思っているのですが、結果的に彼女に支えてもらっています。撮影が続くと大変な瞬間がどうしてもありますけど、一番しんどいはずの髙石さんが一番楽しそうに現場にいてくれるんです。そこに救われているキャストやスタッフの方が、たくさんいると思います。

全員集合の結婚挨拶パーティー、「僕は『帰ろっかな……』と思いました」
――印象に残っているシーンを教えてください。

吉沢第14週の「イテモ、イイデスカ?」のシーンが印象的です。最初はちゃんと錦織も含めた3人のシーンだったのですが、気づいたら2人が感動的な見つめ合いを始めていて。

僕から錦織が一人になるように動いているわけではありません。みんなが錦織から離れていくんです(笑)。本の巧さと演出の巧さがすばらしいシーンでした。

結婚挨拶パーティーの撮影も印象的でした。相当長いシーンを一連で撮っていたのでかなりの集中力が必要でしたが、トキやヘブンをはじめ、皆さんのお芝居に非常に胸を打たれました。ただ、「ダラクソがー!」と叫ぶ前にフミさんが「なら皆で一緒にやりません? “家族”一緒に」と言った時は、錦織役の僕は「帰ろっかな……」と思いましたね(笑)。(写真を見返しながら)こうしてみると楽しいシーンばかりでした。

――今後の見どころを教えてください。

吉沢これからは人間ドラマとしての面白さがより濃くなっていきます。先週(第18週)は寂しさと温かさみたいなものがあふれ返っていて、ふじき(みつ彦)さんの本って本当にいいなと感じました。トキとサワが笑い転げるシーン(第88回)は、台本を読みながら泣きそうになった部分です。今後も、そういう人間の温かさや冷たさが見えてくる展開になるのではないかと思います。引き続き楽しんでいただければうれしいです。

連続テレビ小説「ばけばけ」は月曜から金曜8時~NHK総合ほかにて放送中。
※土曜は1週間のふり返り

《シネマカフェ編集部》

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