【高校受験2026】北海道公立高入試<数学>講評…昨年よりやや難化 | NewsCafe

【高校受験2026】北海道公立高入試<数学>講評…昨年よりやや難化

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【高校受験2026】北海道公立高入試<数学>講評
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 2026年3月4日(水)、令和8年度(2026年度)北海道公立高等学校入学者選抜の学力検査が実施された。

 リセマムは、練成会の協力を得て、学力検査「数学」の講評を速報する。このほかの教科(全5教科)についても同様に掲載する。

<数学>講評(練成会 提供)
 大問数は5題、小問数は21問で、昨年度より小問が1問増えました。昨年同様、記述問題が総得点の3割を占めています。基本的な問題から、思考力・表現力を問う問題まで幅広く出題されました。2~5は問題文が長く、かつ情報量が多い問題です。登場する人物の「予想・考察・説明」をもとに解き進める形式や、問題の設定をふまえて情報を整理・考察する問題が出題され、近年の入試で強く見られる傾向です。検証の結果を的確に判断する力、表現する力が求められました。

□1 比較的得点しやすい問題が多く、重要な得点源であったといえますが、問3では、「出荷できる鉛筆」の本数ではなく、「不良品」の本数を答えてしまうミスが多いと予想されます。

□2 整数の性質を文字を使って説明する問題です。問われていること自体はそれほど難しくはありません。しかし、情報量が多いため、とまどった受験生は多かったのではと思います。問3では5段目の数が32の倍数になることを正確に計算で導き、1段目の2つの偶数の和との関係を見抜く力が求められました。

□3 例年通り関数からの出題です。関数の知識を使うことに加え、具体的な日常の事象を捉え、考察する力が必要でした。差がつくのは問3です。自転車がブレーキをかけてから停止するまでの距離を2次方程式を立式して求めます。3での出題問題としては、今後も狙われやすい内容と言えます。(座標平面内での図形が絡む融合問題とは異なり、新しい傾向と言えます。)2次方程式を立式し、解答を導く、という点では、昨年と共通する点もあります。

□4 図形・証明問題に関わる出題ではありますが、証明問題に関しては新しい傾向と言えます。問1は、登場人物の話し合いをもとに「正三角形」を作図する問題。問2の証明問題は、問1の正三角形の作図とは別視点で登場人物の会話が続きます。正三角形の定理を満たす証明問題となっており、二等辺三角形・三角形の外角の性質などの知識も必要でした。合同や相似の証明問題ではなく、見慣れない傾向の出題にとまどった受験生も多かったのではないかと思われます。

□5 ホットケーキの新商品を考えることをテーマとして、確率のほか、立体の大きさと体積の関係を考察する問題でした。問2は、相似な立体(円柱)の体積を比較します。相似比を3乗して導かれる体積比を利用する解法のほか、実際に体積を求めて比較する、という解法で導いた受験生も多かったと予想されます。問3は、ホットケーキの「厚さを変えず、直径のみを変更する」などの条件を的確にとらえつつ、登場人物の立てた「方針」と値段の「設定」にもとづき、解き進める記述問題でした。値段の比を選択肢から選ぶ問題と合わせて正答率は低くなることが予想されます。

 総じて、得点しやすい問題と差のつく問題がはっきり分かれる形となっています。新入試5年目です。「数学の知識」において、高度なものを求める問題は多くありません。日常の事象・登場人物の会話とみなさんの基本知識を組み合わせた問題の出題傾向が強くなっています。表現力・分析力を求める記述問題も引き続き出題される形となりました。

 〇1 問題文が長い 〇2 情報量が多い ことが傾向として強く、今後もこの傾向は続くと予想されます。いかに、おちついて読解・整理をしながら解き進めていけるかが勝負の分かれ道です。しかし、傾向が変わっても、基本問題の得点や中間点をどれくらいしっかり積み重ねることができたかが数学の合計点の差になると予想されます。来年度以降の入試へ向けては、記述問題への対策として普段から答えを導くプロセスをしっかり理解し、問題の本質をしっかり見極める訓練を行うことが大切であると感じます。また「思考力・判断力・表現力を問う問題」に関する問題の出題傾向は、まだまだ続くと予想されます。そして、基本から応用まで様々なパターンの問題にも触れ、経験値を高めていくことも大切であると感じます。


 このレポートは2026年3月4日(水)に速報として練成会により作成されたもの。

協力:練成会

《編集部》

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