なにわ男子・道枝駿佑&生見愛瑠、人生を変えた出会い語る「こういう人になりたい」初共演の裏話【「君が最後に遺した歌」インタビュー】
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【写真】道枝駿佑&生見愛瑠、至近距離で見つめ合い
◆道枝駿佑主演「君が最後に遺した歌」
本作は、代わり映えのしない日常を送る主人公・水嶋春人(道枝)が、文字の読み書きをすることが難しい「発達性ディスレクシア」を抱えながらも歌唱と作曲の才能を持つヒロイン・遠坂綾音(生見)と出会ったことで、平凡な人生が大きく変わりはじめるラブストーリー。
“歌をつくる”時間を共にしながら、恋心を抱くも運命に翻弄され、それでも互いを愛おしむ2人の、たった10年間の恋を描いた感動の物語。原作は、一条岬が手掛けた2作目の小説。監督は恋愛映画の名手・三木孝浩が務め、脚本にはラブストーリーの名匠・吉田智子、音楽は亀田誠治が担当し、豪華クリエイター陣が集結した。
◆道枝駿佑&生見愛瑠、初共演で感じた互いの魅力
― 本作が初共演ですが、共演前の印象と、実際に共演してから感じた印象を教えてください。
道枝:共演前は、バラエティーですごく場を盛り上げて笑いを取っているイメージがあったので、ユーモアがあって面白い方なのかなと思っていました。でも、人見知りと聞いて「そうなんや」と思っていたんですけど、本読みのときにまったく目が合わなかったので、僕と同じで人見知りなんだなと思いました(笑)。でも、撮影が進んで話す機会が増えると、明るくて、バラエティーに出ているときとあまり変わらない印象でした。
生見:道枝さんは、本当に完璧なイメージでした。歌もダンスもできて、お芝居もできて、バラエティーもできて、オールマイティーな方という印象でした。
道枝:バラエティーはできません(笑)。
生見:でも、バラエティー番組でお見かけしたことがあります(笑)。実際にお会いしてからもイメージ通りだったんですけど、どこかちょっと抜けている可愛らしい部分が現場で垣間見えて、道枝さんのそういう自然体な姿にスタッフの皆さんも癒やされていました。
― 生見さんが知っている、道枝さんの“抜けているエピソード”をぜひ教えてください。
生見:道枝さんは、途中まで単独主演だと知らなくて、私とW主演だと思っていたんです(笑)。撮影中に「僕が主演なんですか?」と聞いていて、そんな腰の低い座長がいるんだと思って、素敵だなと思いました。
道枝:わりと撮影終盤だったので、自分でもびっくりしました(笑)。でも、単独主演でもW主演でも「しっかりやろう」という気持ちは変わらないです。
― 共演をして、お互いに刺激を受けたことはありますか?
道枝:学校のシーンで、僕が部室に入ったとき、逆光の中で綾音がソファに座っている姿がすごく印象に残っています。そのときの生見さんの姿がミステリアスで、儚い雰囲気が役にとても合っているなと思いました。
生見:私は、道枝さんのセリフの言い方です。「言葉にできない気持ちを文字に込める人もいる」というセリフがあるんですけど、それをすごく自然に言っていて。台本で読んだときは、これをどう伝えるんだろうと思っていたので、すごく印象に残っています。
― 三木監督とはどのようなやり取りをしましたか?印象に残っている演出やエピソードをお聞かせください。
道枝:本読みのときにお手紙をいただいたのですが、「素直な気持ちで春人を演じてくれたら嬉しいです」と書いてあって、それを大事にしていました。撮影のときも台本に挟んで現場に持っていき、たまに読み返していました。部室のシーンでは、三木監督と生見さんと3人で、「ここは立った方がいいですか?座った方がいいですか?」と話し合いながら作っていきました。
生見:三木監督はクランクイン前から歌やギターの練習にずっと付き添ってくださって、たくさん打ち合わせを重ねて役のイメージをすり合わせました。「それ、綾音っぽいからもう一回やってみて」と声をかけてくださることもあり、細かいところまで丁寧に見てくださっているんだなと思いました。お芝居については「一回やってみて」と委ねてくださるので、とてもやりやすかったです。小さな仕草も見逃さずに受け止めてくださって、「こんなところも見てくれているんだ」と現場で感じました。
私もお手紙をいただいて、「春人と綾音で音楽のような芝居をしてほしい」と書かれていました。最初はその言葉の意味があまりわからなかったのですが、撮影が終わってから「こういうことだったのかな」と思えるようになりました。撮影中は何度も読み返しながら、その都度気持ちを新たにして撮影に臨んでいました。
◆道枝駿佑、役と向き合った日々 生見愛瑠は歌&ギターを1年半猛特訓
― 生見さんは劇中で歌とギターに挑戦していますが、オファーを聞いたときのお気持ちを教えてください。
生見:約1年半くらい練習させていただいて、クランクインするまでこんなに準備期間が長く、早い段階から決まっている作品は初めてだったので、“期待に応えなきゃ”というドキドキがありました。でも1年半準備してきたからこそ、自信を持って作品に臨めたので、新しい感情を覚えました。すごく楽しくて新鮮な時間でした。
― 歌やギターの練習で大変だったこと、印象に残っていることはありますか?
生見:ギターも歌もできるようになったんですが、それを同時にやって、さらにお芝居も加えるというのがすごく難しいというか、「できないかもしれない」と思うこともありました。他の作品をやっている間もギターを毎日持ち歩いて練習していました。共演者から「それ何?」って聞かれてもまだ言えなかったので、「趣味でやっていて…」みたいに言っていて(笑)。やっとみんなに言えるようになったので嬉しいです。
道枝:未経験とは思えないくらいすごかったです。ライブのシーンもすごく引き込まれましたし、未経験からここまで仕上げてくるのはすごいなと思いました。僕は普段、お客さんとしてステージを見ることはありますけど、ステージに立つことのほうが多いので、演者としてあの距離で見るのは新鮮でした。ステージからの距離も近かったので、「こうやって見えているんだな」と思いました。
― 生見さんは、発達性ディスレクシアの症状を抱える役を演じましたが、役作りで意識したことはありますか?
生見:この作品で初めてその症状を知って、最初はどう演じようか迷いました。でも実際に当事者の方にお会いすると、皆さんすごく明るくて、「作品を通して、この症状を広めてください」と笑顔で言ってくださる方も多かったんです。すごく強い方たちだなと思いましたし、私自身も勇気をもらいました。
なので症状に重きを置きすぎず、一つの個性として演じようと思いました。三木監督からも同じように言っていただいたので、あまり考えすぎずに演じました。文字にあまり目を向けないとか、綾音がアーティストになってからも歌詞が近くにあっても視線を向けないとか、不思議な感覚もありましたが、そこまで強く意識しすぎないようにしていました。
― 道枝さんは春人という“普通の青年”を演じましたが、役作りで意識したことはありますか?
道枝:「道枝くんは“普通”になれるよね」とよく言っていただくんです。僕はその感覚があまりわからないんですけど、そう見えているなら春人になれていたのかなと感じています。“普通”を演じるのは難しいと思うんですけど、できるだけ自然体で演じていました。『セカコイ』(2022年公開の映画『今夜、世界からこの恋が消えても』)の透ほど暗くなりすぎず、明るくなりすぎず、このくらいのテンションなのかなと探りながらやっていました。自分のお芝居のニュートラルな状態で、あまり考えすぎないように演じていたことが、春人に合っていたのかなと思います。
春人は、あまり本音を人に言わないところなど、自分と共通する部分もありました。人にはいろいろな伝え方や発散の仕方があると思っているので、「言葉にできない気持ちを文字に込める人もいる」というセリフにはすごく共感できました。
― 高校時代から大人になるまでの時間の流れが描かれていますが、年齢の変化はどのように表現しましたか?
道枝:綾音と出会った頃の春人は、動きもクイックで、声のトーンも少し高めにしていました。大人になるにつれて声のトーンを落としていくことを意識していて、三木監督からも「少しずつ声を下げていこう」とアドバイスをいただいていました。撮影は時系列順ではなく、高校時代の3年間を数日間にまとめて撮ることもあったので、そのときの2人の距離感を整理しながら演じていました。
生見:私は、綾音の心の変化を意識していました。学生時代の綾音はコンプレックスを抱えていて、どこか孤立している存在だったと思うんです。でも春人と出会って、大人になるにつれて、逆に子どもに戻っていくような感覚で演じたいと思いました。忘れていた青春を取り戻すように、だんだん笑顔が増えていくイメージで演じました。最初は綾音が春人を引っ張っていますが、春人が大人になるにつれて、今度は春人が綾音を引っ張るようになります。そこに綾音がついていくような感覚で、自然な笑顔が出るように演じました。
― 高校生役を演じるのは楽しいですか?今後も続けていきたいですか?
道枝:高校生役は楽しいですけど、やっぱり難しいですね。最近は「そろそろ高校生役も厳しいのかな」と感じることもあります(笑)。
生見:え~、意外です。まだまだ全然大丈夫だと思います。
道枝:いやいや…(笑)。
生見:私はそこまで深く考えていないので、高校生役のオファーをいただけるなら「いいんですか?」って、いつでもやります(笑)。ありがたいです。
道枝:作品の内容にもよると思うので、僕もオファーをいただけるなら頑張ります(笑)。
― 自分より年齢が上の役を演じてみて、感じたことはありましたか?
生見:綾音は、年齢というより人生の過程の中で大人になっていく役柄だったので、自分の私生活にはあまりない経験が多く、すごく刺激を受けて勉強になりました。地元の友達の中には結婚して家庭を持っている人もいて、「こういう生き方もあるんだな」と改めて感じるきっかけにもなりましたし、自分とは違う人生を想像しながら演じるのが面白かったです。
道枝:自分より年齢が上の役は今回が初めてだったので、説得力を出せるのか不安もありました。どう演じればいいのか探りながらでしたが、自分の見せ方一つで印象が変わるんだなと感じました。学生時代は動きをクイックにして、大人になってからは少し余裕を持たせるなど、落ち着きの違いを意識して演じ分けていました。
◆道枝駿佑&生見愛瑠、人生を変えたのは「山田涼介くん」「安室奈美恵さん」
― 作品では「出会いが人生を大きく変える」ことが軸に描かれていますが、お二人の人生を変えた出会いを教えてください。
道枝:僕は山田涼介くんです。もともとアイドルに興味はあったんですけど、『金田一少年の事件簿』を見ていなかったら、山田くんに出会うこともなく、この事務所にも入っていなかったと思います。「こういう人になりたい」と思わせてくれたのが山田くんだったので、今でも変わらず、僕の人生を変えてくれた存在です。山田くんが僕に素敵な背中を見せてくださったように、今は自分も後輩にとって大きな背中を見せられるような存在になれていたらいいなと思います。
生見:私にとって最初の憧れは安室奈美恵さんです。それがきっかけでダンススクールに通うようになって、今の事務所にスカウトしていただきました。「いつかお仕事で絶対にお会いしたい」と思っていたんですけど、もうその夢は叶わないのが残念です。ただ、この作品で音楽に携わることができて幸せでした。安室さんの曲は今でも毎日聴くほど大好きで、特に「Hero」をよく聴きます。芸能界は“映像の中の人たち”という感覚だったので、安室さんに憧れていなかったら、芸能界に興味を持つこともなかったと思います。
― 忙しい日々の中で、お二人が自分にとってリセットできる時間や場所はありますか?
道枝:僕はいくつかあるんですけど、ベッドの上で電子コミックを読む時間や、車の運転が好きなのでドライブしている時間が好きです。あとは愛犬に会う時間もすごく好きですね。顔を近づけて口周りの匂いを嗅いだりしています(笑)。2匹いるんですけど、帰ったら「ただいま」と話しかけたり、出かけるときも「行ってくるね」と声をかけたりしています。大きい子とはすごく通じている感じがするんですけど、もう1匹はあまり僕のことが好きじゃないのかなと思うときもあります(笑)。
生見:地元の友達に会うときです。東京にもたまに来てくれるんですけど、自分から地元に帰って友達と何も考えずに遊んでいるときが一番素に戻れるし、リセットできて「また頑張ろう」と思えます。私の地元は愛知で、今回の撮影でも行ったんですけど、一番落ち着く場所ですね。友達と会うと学生時代の自分に戻る感じで、どこかに出かけるわけでもなく、ただ数時間話しているだけでもすごく幸せです。私が大変そうにしていると、みんなで会いに来てくれるんです。仕事のこともプライベートのこともあまり聞かないでくれるので、ただ一緒に過ごす時間がすごく大切だなと思います。私がテレビで「東京に友達がいない」って言っていることも知っているので、心配して来てくれるんですよ(笑)。
― 本作のように、もし大切な人に最後に何かを“遺す”としたら、何を託したいですか?
道枝:最後と言われると、どうしても重く捉えてしまうのですが…、できるだけ普段通りに過ごしたいですね。綾音のように、いつもの日常を過ごすことが大切なのかなと思います。もし余命宣告を受けたとしたら、手紙とか映像を残すと思います。形として残るものがいいですね。家族に感謝の気持ちを伝えて、自分がいた証として残したいです。
生見:私も手紙がいいなと思ったんですけど、私は髪の毛です。髪のケアに一番こだわっているので、最後は髪を残して去りたいです(笑)。
道枝:DNAとかそういうこと?(笑)
― 素敵なお話をありがとうございました!
◆インタビューこぼれ話
インタビュー中は、お互いの発言が度々ツボに入った様子で、思わず笑顔がこぼれる場面も。終始和やかな雰囲気の中で、息の合ったやり取りを見せてくれたお二人でした。
2ショット撮影では、ポージングに少し戸惑う様子を見せた道枝さん。カメラマンが「道枝さん、ちょっとぎこちないです(笑)」と声をかけると、撮影した写真を確認した道枝さんは「…ほんまや(笑)」と苦笑い。その場のスタッフからも笑いが起こりました。
すると生見さんが「私がこっちのほうがいいかな?」と自然に立ち位置を調整。お互いにバランスを確認しながら撮影を進めていきました。すらりとしたスタイルが際立つお二人の姿に、スタッフからは「さすが」と声も上がり、現場は思わず見惚れてしまうような空気に包まれていました。
(modelpress編集部)
◆道枝駿佑(みちえだ・しゅんすけ)プロフィール
2002年7月25日生まれ、大阪府出身。“みっちー”の愛称で親しまれている。2014年に事務所に入所。2017年、日本テレビ系ドラマ『母になる』でドラマ初出演。2018年10月に結成されたなにわ男子のメンバーに選ばれ、2021年11月12日に『初心LOVE(うぶらぶ)』でCDデビュー。2022年、日本テレビ系ドラマ『金田一少年の事件簿』で連続ドラマ単独初主演。同年公開の映画『今夜、世界からこの恋が消えても』で映画初主演を務めた。近年の主な出演作は、TBS系ドラマ『マイ・セカンド・アオハル』(2023)、テレビ朝日系ドラマ『マルス-ゼロの革命-』(2024)、TBS系ドラマ『キャスター』(2025)など。今年は、映画単独初主演を務める『君が最後に遺した歌』(3月20日公開)のほか、映画『うるわしの宵の月』(10月23日公開)の公開も控える。
◆生見愛瑠(ぬくみ・める)プロフィール
2002年3月6日生まれ、愛知県出身。“めるる”の愛称で親しまれている。ファッション誌『CanCam』専属モデル。現在は日本テレビ系『ヒルナンデス!』など複数のバラエティー番組にレギュラー出演するなど幅広く活躍。2021年に女優デビューを果たし、映画初出演にして初ヒロインを務めた『モエカレはオレンジ色』(2022年公開)で第46回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。2024年にはTBS系ドラマ『くるり~誰が私と恋をした?~』でゴールデン・プライム帯ドラマ初主演。今年は、TBS系スペシャルドラマ『ちるらん 新撰組鎮魂歌 江戸青春篇』(3月26日・27日放送)、U-NEXT『ちるらん 新撰組鎮魂歌 京都決戦篇』(3月27日配信)に出演するほか、映画『君が最後に遺した歌』(3月20日公開)、映画『SAKAMOTO DAYS』(4月29日公開)の公開が控える。
◆スタッフクレジット
<道枝駿佑>
ヘアメイク:古牧幸佳(JOUER)
スタイリスト:壽村太一
<生見愛瑠>
ヘアメイク:吉田美幸
スタイリスト:中井綾子
【Not Sponsored 記事】
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