本作は、杉咲演じる主人公・土田文菜がこれまでに経験してきたさまざまな別れや叶わなかった恋などから、人を好きになることにどこか怖れを抱いていて、「大切な人とはつきあわないほうがいいのではないか?」「そもそも恋愛とはなんなのか?」などと逡巡しながらも前に進んでいくドラマ。
冬と春の間を行き来するように、迷って、悩んで、“好き”が煮詰まっていく――。間違いながらも真剣に生きる主人公・土田文菜をめぐる普段着の恋の物語が描かれる。
本作で成田が演じた佐伯ゆきおは、文菜の現在の彼氏。2人はコインランドリーで出会い、共通の好きな音楽をきっかけに会話をして、つきあうように。
これまでの恋愛経験や出会った人たちとの関係性から、きちんとひとりの人を好きになることを避けて生きてきた文菜だったが、ゆきおと過ごすうちに彼のことがとても大切であることに気づく。ゆきお以外の男性と会っている自分が後ろめたく、嘘をついていることが苦しくなり、ゆきおと向き合う決意を固める。
一方のゆきおも、その想いに気づいてか気づかずか、なにかに悩んでいて、美容室の従業員・紗枝(久保史緒里)に相談していた。成田は、そんなまさに「雪」のように常に優しいゆきおを好演。文菜とのシーンは2人の間には穏やかな時間が流れていることを感じさせる。しかし、時折かすかに見せる寂しそうな表情も印象的。
成田は、映画『愛がなんだ』『街の上で』、ドラマ「1122 いいふうふ」と今泉作品に出演し、今泉監督が信頼を寄せる俳優の1人。そして今作では、連続テレビ小説「おちょやん」以来の杉咲との共演。前作では夫婦役を演じた2人が恋人役を演じることも話題となった。
クランクアップの際、成田は「この作品のことがすごく好きで、日々楽しい思いをさせてもらっていたんだなあと実感して。本当に幸せな時間だったんだなと思っています」とコメント。先週の第9話ではその表情に隠された、優しさの奥にある切なさや葛藤が明らかに。最終話で2人は、お互いに「話したいことことがある」とゆきおの誕生日に会う約束をする。ゆきおは文菜と別れるつもりだと紗枝に話していたが、文菜とゆきおはどのような結末を迎えるのか? 最終話に注目だ。
成田凌コメント
あっと言う間に終わってしまいましたが、昨日ふいに「あ、終わっちゃうなあ」と寂しくなったときに、この作品のことがすごく好きで、日々楽しい思いをさせてもらっていたんだなあと実感して。本当に幸せな時間だったんだなと思っています。素晴らしい現場で楽しかったです。お疲れ様でした。
水曜ドラマ「冬のなんかさ、春のなんかね」は毎週水曜22時~日本テレビ系にて放送中。



