宮田俊哉がピクサー・スタジオ訪問「スタジオというよりひとつの街みたい!」『私がビーバーになる時』本編映像も解禁 | NewsCafe

宮田俊哉がピクサー・スタジオ訪問「スタジオというよりひとつの街みたい!」『私がビーバーになる時』本編映像も解禁

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『私がビーバーになる時』(C)2026 Disney/Pixar. All Rights Reserved.
『私がビーバーになる時』(C)2026 Disney/Pixar. All Rights Reserved. 全 3 枚 拡大写真
『私がビーバーになる時』でローフ役の日本版声優を務めた宮田俊哉が、アメリカ・カリフォルニアにあるピクサー・アニメーション・スタジオを訪問したレポートが到着。また本編映像も解禁された。

本作で、のんびり屋の癒し系ビーバー〈ローフ〉の日本版声優を務めた宮田俊哉。ローフは、主人公のメイベル、キング・ジョージとともに、高速道路の建設を阻止し森を守るために奮闘するキャラクターだ。

ピクサー・スタジオを訪れた宮田は、クリエイター達が作業をするオフィスや最新機器の揃ったスタジオはもちろん、社員たちがリフレッシュするためのプールやバスケットボールコート、サッカー場、レストランなど様々な設備が揃った環境に、思わず「プールもサッカー場もあるんですか!?ここまでなんでも揃っていると、スタジオというよりひとつの街みたい!」と大興奮。

さらに宮田は本作の制作の裏側を知るべく、クリエイターたちに突撃インタビューを敢行。まず話を聞いたのは、ビジュアルエフェクトを担当したマックス・ギルバート。宮田の「『わたビバ』でどんな作業を担当したんですか?」との質問にマックス・ギルバートは「この作品には水や木々、火、そして可愛い動物たちが動き回る場面など、たくさんの自然が登場しますよね。私はその自然いっぱいのシーンをよりリアルで美しく見せるために、様々なビジュアルエフェクトを作りました」と解説。

さらに、水の動きを表現するビジュアルエフェクトを実際に作る様子を見せてくれながら、「水の動きはとても複雑なので、表現するためにたくさんのレイヤーを重ねます。少しずつ波やしぶきを加えていくことで、リアルに見えるようになるんです」と制作のこだわりを語る。

その細かな作業を目の当たりにした宮田は「一滴一滴にまでこだわりが感じられますね!こんなに細かい仕事なんだ!」と驚きを隠せない様子で、「こんなにリアルに見えるのに、実写の映像とは違うアニメーションならではの臨場感もすごくある。そのリアルとアニメーションのバランスがすごい」と語ると、マックスは「その通りです。エフェクトチームのゴールは、映像をとにかくリアルに見せること。でも同時に、アニメーションの世界にフィットするように調整しなければいけません。そのバランスを取るのは難しいけど、とても面白い仕事なんです」と、ピクサーならではの徹底したこだわりを明かした。

続いて宮田が訪ねたのは、アートディレクターのハッサン。ハッサンは自身の仕事について「私の役目は、この映画にとって正しい色とトーンを見つけることです。映像を作る前の段階で脚本を読み、映画全体の色の設計図となる"カラースクリプト"を作ります。全体の色味や雰囲気を最初に決め、それをもとにアニメーターが映像を作っていくんです」と説明した。

宮田が「脚本を読んだ時点で一番悩んだシーンはありますか?」と尋ねると、ハッサンはキング・ジョージの登場シーンを挙げた。「観客が初めてジョージに出会う大事な場面なので、とてもこだわりました。夕日に照らされたオレンジのトーンや、少しブルーがかったトーンなど色々試したんです。最終的には、逆光の中でシルエットとして登場させることで観客に『怖い王様なのかな?』と思わせておいて、クローズアップするとコミカルでフレンドリーな表情が見えるようにしました」と制作秘話を明かした。

さらに、「実は、動物大評議会で王たちが登場するシーンでは、『セーラームーン』の変身シーンでキャラクターそれぞれに違う色の光が差す映像を参考にして、登場するときの王たちにそれぞれ違う色の光が差すようにしたんです」と語り、思わぬ日本作品からの影響も明らかになった。

続いて宮田は、キャラクター・アート・ディレクターのアナ・スコットのもとへ。本作でローフのキャラクターデザインを担当したアナ・スコットが、特別にローフの描き方を直々にレクチャーしてくれることに。ペンと紙が用意されると、宮田は「僕は絵が苦手だから、上手く描けるかなあ」と不安そうな表情。しかしアナ・スコットから「大丈夫、絶対うまく描けるから安心して」と励ましを受けて宮田は苦手な絵に挑戦。

アナ・スコットのお手本を見ながら、鉛筆で大まかな下書きをしてマーカーペンでディテールを描き込んでいくと、少しずつローフの姿が完成していく。出来上がったイラストを見たアナ・スコットは「とても上手!完璧だよ!私よりあなたの方が上手かもしれない」と大絶賛。宮田は「みんなから僕は絵が下手だと思われているので、はやくみんなに見せたいです!日本に帰ったら『僕はピクサーでイラストの描き方を習ってきたんだ!』ってみんなに言ってまわります。絵が苦手な僕でもちゃんと習えば描けるんだって分かって楽しかったです!」と満面の笑みを見せた。

ピクサー・アニメーション・スタジオを訪問し、作品の魅力、そしてピクサー作品の魅力に触れていった宮田。「一つ一つの作業が本当にプロフェッショナルで…。改めて、誰が欠けてもこの映画って完成しなかったんだなと思いました。映画を見ているとエンドロールで何百人という名前が出てくるじゃないですか。その一人一人が本当に高い技術と愛を持って、この作品を作ってくださったんだなというのを改めて実感しました」と、その貴重な体験を振り返った。

併せて解禁されたのは、高速道路の建設をめぐって動物大評議会の怒りを買い、動物たちから命を狙われているジェリー市長を助けるために、メイベルとローフ、トカゲのトムがジェリー市長の車に乗り込み、スマートフォンの音声読み上げ機能を使って意思疎通を試みるシーン。

見事な連携プレーでジェリー市長のスマートフォンを奪うと、突然現れた動物たちにおびえるジェリー市長に向かってメイベルが「私達はあなたの友達(赤いハート)」「あなたの身が危険。私達の言う通りにして」と呼びかけるが…。

本作の公開以降、SNS上で話題になっているのが、“人間目線”か“動物目線”かによって、動物たちの表情が変わる演出。動物とコミュニケーションが取れない人間から見る動物たちの顔はつぶらな目で感情が読み取れない表情なのに対し、動物目線になると途端に白目が大きく表情豊かになり、動物たちがより“人間らしく”見えるようになる。

この演出にはスタジオジブリの名作『平成狸合戦ぽんぽこ』が大きな影響を与えているそうで、ダニエル・チョン監督は「動物たちに二種類の見た目があるというアイデアのインスピレーションのひとつは、スタジオジブリの『平成狸合戦ぽんぽこ』です。その作品では、状況に応じて動物たちの目が点のようだったり漫画のような目だったりする描写があり、その工夫からとても大きな影響を受けています。ジェリー市長とスマートフォンでコミュニケーションをとろうとするシーンでは、誰の視点かによって、動物たちの顔を点のような目と漫画のような目の間を絶えず行き来させるように工夫しました。これはとても大変だったのですが、その切り替えを上手く調整するのは本当に楽しいチャレンジでした」と明かしている。

ぜひ動物たちの表情の差にも注目しながら“動物たちの世界“に入ったことが一目でわかるように込められた工夫とこだわりをスクリーンで楽しんでいただきたい。

『私がビーバーになる時』は全国にて公開中。

《シネマカフェ編集部》

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