3月28日にグランドオープンするTAKANAWA GATEWAY CITYの中にあり、建築家の隈研吾さんが外装デザインを手掛ける実験的ミュージアム「MoN Takanawa:The Museum of Narratives(モンタカナワ:ザ・ミュージアム・オブ・ナラティブズ)でオープニングセレモニーとレッドカーペットを開催、続く映画祭上映となる。
今年はイラン、イスラエル、パレスチナ、イエメン、シリア、ウクライナなど、戦禍にある国々をはじめ、世界100以上の国と地域から約5,000点以上と、世界各国の「今」が凝縮された応募作。インターナショナルカテゴリーでは家族の絆や喪失からの再生を、アジアカテゴリーでは都市化による孤独や戦争・政治的制約の中での葛藤を鋭く描く作品傾向が見えてきている。
ジャパンカテゴリーでは不況やデジタル社会のプレッシャー、現代の家族像といった身近な心理ドラマが、そしてアニメーション部門・ノンフィクション部門ではSNS依存への警鐘や地球温暖化、核問題の再考など、視覚表現を駆使して社会へ問いかける作品が目立った。
また、AIを活用した作品は368点と昨年を上回る史上最多の応募数に。中でも、著作権問題が障壁となりやすい「音楽」をAIで制作・活用する作品は興味深いトレンドとなっている。さらに今年は、3月に京都で開催された世界初・最大級のAI特化型映画祭「WORLD AI FILM FESTIVAL」とパートナーシップを締結し、AI映像として最先端・最高峰を目指す主要受賞作品を特別上映する。五感で体験する「食」と「アート」のスペシャルプログラムも
カメラ、照明、音響、そしてAI。それらを緻密に組み合わせ、観客の心に届く体験を組み立てる――今年の映画祭はそんな「設計学」としての映画に光を当て、「シネマエンジニアリング」をテーマに開催。動画が溢れ、アルゴリズムに消費される現代だからこそ、「映画体験」の真の価値とは何かを一緒に考えていく。AIが表現の壁を取り払い、「縦型」が新たな視覚言語として確立されたいま、世界中からクリエイターが集い、次世代の映像の在り方を探究する。
さらに、今年のSSFF&ASIAは、五感を研ぎ澄まして体験するスペシャルプログラムを上映予定。イタリアの受刑者たちが料理と演技を通じて自らの過去や希望と向き合う姿を描く物語や、コロナ禍の閉塞感の中で友情を育んだ少女たちが一杯のラーメンを囲んで再会を果たす物語など、「食と記憶」が織りなす人生ドラマを多角的な視点で集めた「食」のプログラム、そして舞踊、音楽、アニメーションなど多様なアートを、畳敷きの映画祭会場で味わう「アート」プログラムを用意。
AIとの共生が進む2026年、あえて人間の知覚を「エンジニアリング」し、心を揺さぶるための設計図を共有しあう場を提供していく。
なお、翌年のアカデミー賞ノミネートに通じる5部門(インターナショナル、アジア インターナショナル、ジャパンのライブアクション部門、ノンフィクション部門、アニメーション部門)はじめ、映画祭入選作品の上映・配信ラインナップは4月23日(木)に発表。
また、映画祭に先駆けて、クリエイター、バイヤーが参加するオンラインシネママーケットもスタート。スポーツをテーマにしたショートフィルムコンテンツを特集紹介する。SSFF & ASIA 2026 アンバサダーLiLiCoよりコメント
さぁ、この季節がやって来ました!代表の別所哲也さんとスタッフみんなが世界中の映画ラバーズと長きに渡って気付き上げた信頼と絆のお陰でどんどん大きくなるこの映画祭。
日本と海外からいらっしゃるクリエーターとお話しをして作品を見たり、語ったり、街をお掃除したり、乾杯したり...同じものが好きだからこそ生まれる最高に熱いケミストリー。
上映される作品たちを作った人たち、つまり作品の"こころ"に出会えるこのときが一年で最も素敵な時間。
そこからみんなのところに届ける。世界一アットホームな映画祭でもあると思っています。
心の底からみんなを迎え入れます。
LiLiCo
SSFF & ASIA 代表 別所哲也
AIがもはや特別な魔法ではなく、カメラや照明と同じ「光の筆」として映画の一部となっている今。映画祭はAIと人間の共創、そしてスマホが生んだ新たな視覚言語「縦型映像」が芸術へと昇華される、映画史の転換点を目の当たりにしています。
一方で、私たちがフォーカスする「食」と「アート」の物語をはじめ、まさに世界の「今」が語られる作品の数々には、不変の人間愛や記憶が宿っています。
テクノロジーとアナログな感性をどう「設計(エンジニアリング)」し、混迷する社会に希望を映し出すか。世界から集まった珠玉のショートフィルムを通じて、皆さんと、動画が溢れる現代における「映画体験の真の価値」を一緒に探してみたいと思います。
「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア 2026」は東京会場5月25日(月)~6月10日(水)/オンライン会場6月30日(火)まで開催。
<「SSFF & ASIA2026」概要>
■開催期間:
5月25日(月)オープニングセレモニー
5月26日(火)~6月9日(火)東京海上
6月10日(水)アワードセレモニー
※オンライン会場は 5月25日(月)~6月30日(火)
(期間により配信プログラムが異なります)
■上映会場:MoN Takanawa: The Museum of Narratives(Box1000、Tatami、パークテラス)
赤坂インターシティコンファレンス、ユーロライブ、
WITH HARAJUKUほか
※会場により、期間、プログラムが異なります。



