「このままでは殺されてしまうかも」歪んだ親子関係が一転。不安定だった息子を変えた、母親の「気づき」とは | NewsCafe

「このままでは殺されてしまうかも」歪んだ親子関係が一転。不安定だった息子を変えた、母親の「気づき」とは

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「このままでは殺されてしまうかも」歪んだ親子関係が一転。不安定だった息子を変えた、母親の「気づき」とは
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こんにちは。「1人も見捨てない子育て手札の提案者」として年間数百件以上の子育て相談に乗っているきのぴー先生です。児童自立支援施設に併設された小中学校に勤務し、生徒指導主任を務めました。愛情や正論だけではなかなかうまくいかない子どもとの関わり。この連載では、理想論や正論だけでは届かないところにある、泥くさい現場で培ってきた子どもとの関わり方のヒントをお届けしていきます。

【きのぴー先生の子育て手札 #2】

「このままじゃ、本当に危ない…」と子どもに恐怖を感じた日

殴られる。蹴られる。強い言葉を浴びせられる。

「正直に言うと、このままじゃ、いつか殺されてしまうかもしれないと思いました」

そう語ってくれたのは、小学3年生の男の子・Kくんのお母さんでした。

Kくんは、とてもエネルギーの強い子でした。いわゆる「やんちゃ」という言葉ではとても収まりきらないほど、感情の振れ幅が大きく、不安定さを抱えていました。そして、もっともお母さんを追い詰めていたのは、その感情が爆発したときの暴言や暴力が、お母さんにだけ向けられていたことでした。

「父親にはそこまでじゃないんです」「どうして、私にだけなんでしょうか」

実はこの現象には、家庭の中で起こりやすい「構図」が関係しています。「子どもはお父さんの言うことのほうが聞きやすい」。よく聞く話ですが、これは単にお父さんが厳しいから、という理由だけではありません。

多くの家庭では、お母さんが最初に対応し、その後にお父さんが登場して場を落ち着かせる、という流れになりやすいことがあります。子どもの中でも「お父さんは最後に来てくれる人」「落ち着かせる人」という認識が育ちやすいのです。つまり、最初の対応を担うお母さんは、子どもの感情を丸ごと引き受ける役割になりやすい、ということです。

決して、お母さんの対応が下手だったわけでも、お父さんの対応が特別に上手だったわけでもありません。ただ、そうなりやすい構図があるわけです。(全国のお父さんに伝えたくて語ってしまいました)

とはいえ、目の前で起きている現実を前に「構図だから仕方ない」と割り切れるわけではありません。何とかしたい。どうにかして、この状況を変えたい。お母さんは、まさに限界のところに立っていました。

▶母親が「あること」をやめたら、暴力がなくなった

今では暴力がほぼゼロに。お母さんがやめた「あること」とは?

発信を聞き始めてから約4ヶ月が経った頃、お母さんはこう言いました。

「もう、息子は別人です」

暴力はほぼゼロになり、以前のような強い暴言も、ほとんど聞かれなくなったそうです。ただし、この変化の本質は「お母さんが怒らなくなったこと」ではありません。理由を尋ねると、お母さんは少し考えてから、こう答えてくれました。

「怒らなくなった、というより…なんで息子が怒っているのかが、わかるようになったんです」。以前のお母さんもわかろうと必死になっていました。しかし、頭の中は「どうして?」でいっぱいだったのです。

・どうしてこんなに怒るのか

・どうして手を上げるのか

・どうして、私にだけなのか

不安と恐れが頭を支配し、目の前の子どもを「落ち着いて見る」余白が、心の中になかったのだと気づいたそうです。

では、なぜそこまで追い詰められていたのか? それは「わからなきゃ」「理解しなきゃ」という、答えを求め続ける思考に覆われていたからです。多くの方が「わかること」をゴールにしてしまい、負の連鎖から抜け出せなくなることがあります。

・うまく対応する方法

・正しい声かけ

・効果的な対処

そうした「手段探し」に意識が向くほど、目の前の子どもの様子を、ありのまま見ることが難しくなります。このとき大切だったのは「わかるかどうか」「うまくいくかどうか」ではなかったのです。

▶「正論」で子どもは変わらない

「正しさが一切届かない」児童自立支援施設の生徒から得た気づき

私は以前、児童自立支援施設に併設された学校で、生徒指導主任として働いていました。そこにいたのは、暴力や万引き、ルール違反を繰り返してきた子どもたちです。

「どうせこの子はまたやる」「何を言っても無駄」

そんな視線を、何度も浴びてきた子どもたちでした。私たち大人は、とにかく彼らを正そうと必死でした。ああしなさい、こうしなさい。正しいことを、正しい言葉で伝えようとしていました。

けれど、どれだけ言葉を尽くしても、彼らの心は動きませんでした。むしろ、こちらが正しくなればなるほど、関係はこじれていったのです。その関係性を変えていったのが「圧倒的味方」という関わり方でした。

この「圧倒的味方」については私がつくった造語といいますか、概念のようなものですので、少し解説をしていきたいと思います。

▶「圧倒的な味方」になる具体的な方法

暴言暴力が確実に減る!「圧倒的味方」になる具体的な方法は

「圧倒的味方」という言葉を聞くと、「なんでも受け入れること?」「叱らないこと?」「甘やかすこと?」そんなふうに受け取られることがあります。

けれど、それは少し違います。圧倒的味方は、態度の問題でも、声かけの技術でもありません。もっと根本的なところにあるものです。それは、子どもとどこに立つかを決めること関係性の中で、自分の立ち位置を明確にすることです。

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▶▶「宿題の責任を持つのは私じゃなくて子ども」親がそれに気づいた時、子どもが変わった。主体的な子になる3つの具体的なポイントは


《OTONA SALONE》

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