“不要な手足”を切り落とす…染谷将太”医師”、不穏な気配漂う『廃用身』本予告&場面写真 | NewsCafe

“不要な手足”を切り落とす…染谷将太”医師”、不穏な気配漂う『廃用身』本予告&場面写真

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『廃用身』©2025 N.R.E.
『廃用身』©2025 N.R.E. 全 10 枚 拡大写真
染谷将太主演『廃用身』より本予告と場面写真が解禁された。

外務省医務官を経て現在も在宅訪問医として活躍する久坂部羊の小説デビュー作「廃用身」(幻冬舎文庫)を映画化した本作。主演を務める染谷将太は、医療の限界を超えたいと力強く訴え、理想を追い求めるあまり合理性と狂気の危うい狭間へと踏み込んでいく主人公、医師・漆原糾(うるしはら・ただす)を怪演する。

この度解禁された本予告は、にこやかな微笑みにはあまりにも不釣り合いな「切断」という言葉を、漆原(染谷将太)が口にする衝撃的な場面から幕を開ける。

異人坂クリニック院長・漆原が提唱する「Aケア」は、介護負担の軽減を目的に、老人の"不要な手足"を切り落とすという従来の価値観を揺るがす治療法だ。身体の一部をまるで"廃棄物"のように切断された患者たちは、「憑き物が取れたみたいに体も心も軽くなった」「ここだけ若返ったみたい」と、どこか晴れやかな表情を浮かべる。

さらに「Aケア」の書籍化を持ちかける編集者・矢倉(北村有起哉)は、「本当に革命が起こるかもしれません」と期待をにじませるが、ある出来事をきっかけに状況は一変する。

「なんか恐ろしい気がしてしまって」と不安を口にする看護師、「こんな姿になるなんて、思ってなかった」と声を震わせて訴える患者家族。何かを強く予感させる断片的なカットが、不穏な踏切の音とともに畳みかけられる。やがて、遮断機の前に呆然と立ち尽くす漆原の虚ろな表情で映像は唐突に途切れ、観る者に重い問いを残す。

それは"画期的な福音"か、それとも"残酷非道の狂気"か…。現実と地続きであるがゆえの逃げ場のない恐怖が、観る者の倫理観を静かに侵食し、拭えない不安と生々しい問いを刻みつける映像となっている。

併せて解禁された場面写真は、切断された手足を想起させる歪んだ枯れ木を抱え、不気味なほど静かにこちらを見つめる漆原(染谷将太)の姿が。その視線には感情の揺らぎが見えず、まっすぐさと危うさが同居する、どこか人間離れした異様さが宿る。

さらに、患者・岩上(六平直政)に優しく寄り添う姿、ひとりパソコンに向かい執筆に没頭する姿、踏切の前に佇む姿、編集者・矢倉(北村有起哉)と出版への期待を語る場面など、さまざまな局面での漆原が切り取られている。

また、複雑な表情を浮かべる妊娠中の妻・菊子(瀧内公美)や、「Aケア」への不安をおずおずと口にする看護師・内野(中井友望)の姿も収められている。

漆原の危うさと、空虚なまなざしが、観ているこちらに言い知れぬ胸騒ぎを呼び起こす、不穏な気配が漂う場面写真となっている。

『廃用身』は5月15日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開。

《シネマカフェ編集部》

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