
元国税職員さんきゅう倉田です。好きな税務調査は「任意調査」です。24歳で東京国税局を辞めて芸人になり、随分と月日が経ちました。
仕事をしながら東大に入るために受験勉強をした3年間。仕事をしながら知識を増やすため、学問を理解するため、思考のフレームワークを得るために勉強する3年間。常に勉強と仕事の両方に向き合っています。
幸い、講演や研修の講師として、経営者団体から士業の集まり、学校など全国に出向いています。先日は、税理士会の研修講師として大阪に伺いました。この時実に25年ぶりに、『ジョジョの奇妙な冒険』で間田敏和が言った「スタンド使いはスタンド使いと引かれ合う」という言葉を思い出しました。
▶20代女性に突然声をかけられた40代のおじさん
東大受験生と東大受験生は引かれあう
大阪の新梅田食道街のお好み焼きsakuraの店頭で並んでいた時のこと、隣にいた女性に話しかけられた。
女性「何を読んでいるんですか」
筆者「え?」
女「あ、すみません。急に話しかけて。最近本を読もうと思っていて」
自分が若い女性で、相手が男性だったら本を口実にナンパされたと思っただろう。だが、相手は20代前半で筆者は40代のおじさんである。純粋な知的好奇心から声をかけたことがわかる。特段警戒することもなく、応答することにした。
筆「これは『三体』です。1年くらい前かな?Netflixで話題になっていました。」
女「どんな話なんですか?」
筆「文化大革命の時代から始まって、すぐに現代に移り、物理学者がたくさん死んで、一人の物理学者の網膜にカウントダウンが表示されて、知り合いの科学者に話を聞いてまわっているところまで読みました」
女「読んでみようかな」
筆「表紙の写真撮りますか?」
女性はスマホを取り出しながら礼を言って、話を続けた。
女「物理に興味あるんですか?」
筆「文系なんですけど、大学で量子論の授業をとっていて興味を持ちました。ずっと海外の研究所にいた先生の授業なんですけど、文系にもわかるようにほとんど数式を使わずに、量子物理学の歴史とかファラデーが小卒ですごいとか話してくれて、良い授業でした。」
女「大阪で仕事してるんですか?」
筆「普段は東京にいるんですけど、今日は研修の講師で大阪に来たので、仕事の前にお好み焼きを食べたくて並んでいます。」
女「私も普段は横浜の大学に通っていて、奈良の実家に帰るところなんですけど、きじ(大阪駅周辺で食べログの点数が一番高いお好み焼き屋)に行ったらめちゃくちゃ並んでで、こっちにきました」
筆「ぼくもきじに行こうと思ったんですけど、時間的に間に合わなそうだったんでやめました。大学では何を専攻しているんですか?」
筆者は大学名を安易に聞かないことを粋なコミュニケーションだと思っている。大学生にあった場合は、まず専攻を聞く。会話をするのは専攻だけで十分なのだ。
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(「オトナサローネ」編集部)
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