The Rolling Stonesを“再解釈”する面白さ。気鋭のアーティストが表現した日本アートの可能性【2026GW】 | NewsCafe

The Rolling Stonesを“再解釈”する面白さ。気鋭のアーティストが表現した日本アートの可能性【2026GW】

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The Rolling Stonesを“再解釈”する面白さ。気鋭のアーティストが表現した日本アートの可能性【2026GW】
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海外ミュージシャンの公認グッズ制作を中心に、企画、プロダクト開発、プロモーションまで一連のプロセスを手がけているプロジェクトブランド・LuvLEE(ラブリ)が、2026年4月14日(火)より、東京タワーにてイベント「LuvLEE Artwork Project(ラブリ・アートワーク・プロジェクト)」を開催。同イベントでは、The Rolling Stones(ローリング・ストーンズ)の象徴的なアイコンを、日本の現代アーティストがさまざまな形で作品へと落とし込んだ展示を見ることができる。本記事では、イベントで展示されている作品や参加アーティストの言葉を手がかりに、東京タワーから世界へ発信された日本アートの可能性を探ってみたい。

【日本の伝統美が交差するアート体験】

今回のイベントは、「文化的価値を継承するだけでなく、次の時代へどう更新していくか」という問いを起点に、日本の現代アーティストが音楽、ファッション、テクノロジー、デジタル表現を交差させ、新たな文化的価値を創出するもの。東京タワー内の2つの展示空間を中心に構成されている。

3F TOWER GALLERYでは、「LuvLEE ART GALLERY」と題して、現代アートと日本の伝統工芸を軸とした展示を実施。COTOH氏によるコラボレーション作品をはじめ、着物職人・NOB MIYAKE氏によるコラボレーション着物や掛け軸が展示されている。

RED° TOKYO TOWER 1階展示スペースでは、「LuvLEE ART EXHIBITION」として、公式マーチャンダイズの販売とアーティストによるコラボレーション作品展示を中心に展開。音楽、アート、伝統文化が交差する新たな文化体験を提供する。

音楽や文化・ファッション・アート・ポップカルチャーなど多くのジャンルで定着している「舌と唇」のアイコンを、気鋭のアーティストたちはどのように“再解釈”したのか。

編集部では、イベントでコラボレーション作品を展示している現代美術家・COTOH氏と、フィメールラッパー・COMA-CHI氏にインタビューを実施。The Rolling Stonesとの繋がりや、作品で表現したことなどについて詳しく話を聞いた。

【The Rolling Stonesに通じる“変化を恐れない”姿勢】

COTOH氏は2017年よりイラストレーターとして活動し、多くのミュージシャン、アパレルとのコラボレーションを経て現代美術家に転身。イラストレーションと現代美術の境界を揺さぶるアーティストだ。

COTOH氏は、The Rolling Stonesが60年以上に渡って第一線で活躍し続けられている理由は、「変化し続けることでアップデートを繰り返す」ことにあるのではないかと話す。

さらに、堂々と自分たちの音楽を貫くThe Rolling Stonesの“開き直り”精神にも言及。失敗や変化を恐れずに挑戦する姿勢は、デジタルドローイングから油絵制作など、幅広い技法に力を入れる自身のスタイルにも通じるものがあると語った。

油絵の制作を始めたのは、日本の現代アート界を切り開いてきたアーティスト・村上隆氏の勧めがあったという。「どちらかというと油絵のほうがデジタルに近い感覚がある」「私には合っているかな」と、新たなジャンルへの手ごたえを感じた。

世界における日本のアート市場はまだまだ狭い。しかし、COTOH氏は「日本を背負ってとは到底思ってなくて」と率直に明かす。世界で活躍する前衛芸術家・草間彌生氏を例に、日本人のアートが人種の壁を超える可能性を見据えた。海外の個展では日本人の作品は売りづらいという現状もチャンスと捉えているという。COTOH氏は、今後も変化を恐れず、現代アートの世界を追求していくことだろう。

【ユーズドの着物で表現した“日本のアート”】

COMA-CHI氏は、日本のHIP HOP黎明期を支えた女性MCのパイオニアだ。近年は和楽器とHIP HOPを融合した“Japanese Fusion”を提唱し、グラミー関連企画や海外作品への楽曲起用など、グローバルに活動を展開している。

学生時代から絵を描くことには親しんでいたが、アート作品を展示するのは初めてだそう。今回はユーズドの着物の生地を利用し、COMA-CHI氏が人生で初めてライブを見に行ったアーティストだというThe Rolling Stonesのアイコンと東京タワーを絵で表現した。

「ユーズドの着物って汚くなっちゃったものとかあって、すごい安く売られてるんですけど、そこに私は積み重なった日本のアートを感じる」と話すCOMA-CHI氏。色褪せない価値を持っている着物を作品に作り変えれば、面白い表現ができるのではないかと考えた。

また、アート制作に音楽と通じる部分もあったという。「古いレコードからサンプリングして、そこから新しいものに作り変えて自分たちの表現にしていくのがHIP HOPのカルチャーとしてのスキームなんですけど」「このアートも古い着物からある種サンプリングさせてもらって自分のアートにしていくっていうところで、根柢のイズムがHIP HOP」と、ラッパーだからこその視点で言葉に。

COMA-CHI氏は今年が活動20周年。今後も“Japanese Fusion”に力を入れていくつもりで、「私たち日本人としての伝統だったり、培ってきた素晴らしいものがあって」「忘れられようとしている部分もあると思うので、いろんな形で取り戻していって、世界に発信していきたい」と意気込む。その姿からは、長年フィメールラッパーとして最前線を走ってきたアーティストならではの矜持と覚悟が感じられた。

【The Rolling Stonesを“再解釈”する面白さ】

イベント会場には、The Rolling Stonesのアイコンをさまざまな形でデザインに落とし込んだ展示が並ぶ。COTOH氏、COMA-CHI氏のインタビューからも分かる通り、そこにはそれぞれの感性と思いが表現され、今改めて“再解釈”されたからこその面白さがあった。日本の情報発信拠点である東京タワーを舞台に、現代アートの可能性がひらかれている。

【開催概要】

イベント名称:LuvLEE Artwork Project

3F ART GALLERY開催期間:2026年4月14日(火)~2026年4月29日(水・祝日)会場:東京タワー 3F 「TOWER GALLERY」費用:入場無料

1F ART EXHIBITION開催期間:2026年4月14日(火)~2026年5月6日(水・振替休日)会場:東京タワー 1F 「RED° TOKYO TOWER」費用:入場無料


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